人間関係が苦手という方はおられませんか?
この記事では人間感が苦手な真の理由を明らかにし、人間関係を改善するための具体的方法を解説しています。
1.自分が人間関係が不得意であるのを自覚する
これがなぜ重要かと言いますと、それは得意な人は自(おの)ずと攻撃の側に回るし、不得意の人は自然と防御の側に回るものだからです。
「攻撃こそ最大の防御なり」という言葉がありますが、この場合は当てはまりません。
そもそもやり方が180度ちがいます。
得意の人(ありのパパは良く知りませんが)は話の主導権をとって、話の流れを導きます。
それに対して不得意の人(良く知っています)は話の主導権を取るようなことをせず、話がどの方法に流れていくかを読みます。
そしてその流れを補完するような情報を提供していきます。
たとえば「人を赦(ゆる)すことが大切」という話題が話の中心であることを察すると、人を赦すというテーマを補完する情報を提供します。
それは「他人を赦そうとする前に、他人を赦すことが出来ない自分自身を赦すことが鍵(かぎ)」ということです。
このようにして人々の会話に参加していきます。
2.話しすぎない。聞き手側に回る
人間関係が得意そうに見えないのに自分ばかり良くしゃべる人が時々おられます。
横で聞いていて「あぶない!あぶない!それ禁句!」とヒヤヒヤします(笑)。
当の本人は得意そうにお話しているのですが、周りの人々は失望の色を隠しているのが見え見えです。
これに対してお話になると必ず場が盛り上がる方も確実におられます。
そのような方に限って「私ちょっと喋(しゃべ)りすぎたかな?」などと聞いてこられるのです。
そういうとき「どんどん喋って!」とハッパをかけます。
3.恋愛に依存しない
私たちは誰しも失敗しがちなものです。
「今度こそ失敗しない」と誓うのですが、振り返えるとやっぱり依存していたのに気づきます。
恋愛するたびに相手に依存するのを繰り返している人はいませんか?
最初は依存なんかするもんかと力み返っているのですが、それは相手から見ると「けんもほろろ」「取り付く島がない」ように見えますから、お相手は追いかけるようになります(人間とはそういうものです)。
次の段階ではあなたは気がつくと相手に依存しており、今度はあなたが相手を追いかけるようになります。
そうすると相手の人はあなたから逃げます(追いかけられると逃げるように人間は出来ている)。
4.パートナーに依存しない
依存というやっかいな病気にかからずにめでたくゴールインすると今度は共依存という病気が待っています。
共依存とは相手の問題を解決することに自分の存在価値を掛ける生き方を指しています。
たとえば相手がアルコール依存症になると回復させることに自分の全存在を掛けます。
それは相手をコントロール・支配することによって、自分の存在価値を確認するためです。
しかし、ふと正気に戻って自分を人生を振り返えると、自分の人生は空っぽであり、自分の人生を生きていないことに気づくのです(気づけばまだ良い方です)。
5.子供に依存しない
日本においては母親が子供に依存するのは一般的に見られる光景です。
なぜ母親が子供に依存するかというと、それは子供を支配することによって自分の思い通りに動かし、そのことによって自分の存在価値を確認するためです。
このように書くと「私はそんなこと考えてません!」と思う方もおられるでしょう。
もちろん人はみなそれぞれ違うのであり、どなたにも当てはまる原則は存在しません。
ただ、このような文章を読んで「少しは自分にも当てはまるところがあるかな」と立ち止まり、気づき豊かな人生を送っていただきたいと願っているのです。
6.どうしたら相手に依存しない生き方が可能になるか?
それは相手の話を良く聞くことに始まり、それを繰り返してあげ、支持を与え、質問してあげ、明確化してあげることです。
そうすると相手の方との間に目に見えない信頼関係が出来上がります。
そもそも相手に依存するのは相手の人格が見えていないからです。
また相手に対して共依存の関係になってしまうのは、自分の人格が見えていないからです。
ですから双方の人格が信頼関係で結ばれているとき、もっとも依存や共依存から遠いところを歩んでいるということが出来ます。
絶対大丈夫な生き方というものはこの世に存在しません。
ただそうならないように気を付けることだけが可能です。
私たちお互いは依存からも共依存からも解放されて人生を全うしたいものです。
◎回復と平安を祈っています。
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