真面目な人は頑張り抜いて身動きがとれないほど疲れてしまう傾向があります。
そうなる原因は様々あります。
この記事では「疲れた」と感じる原因を明らかにし、解決策を解説しています。
目次
1.疲れには二種類ある
①心地よい疲れ
この疲れは何の問題もありません。
かえって疲れると幸せを感じるほどです。
たとえば恋人を喜ばせようとか、子供を喜ばせようとか、妻や夫を喜ばせようとかです。
だれですか、妻を喜ばせようとすると心地悪い疲れになるんですけど何て言っているのは(笑)。
②セルフコントロールを失わせる疲れ
セルフコントロールとは自制心ということです。
疲れていないときだと何でもないような一言に過剰反応して「何だと、もういっぺん言ってみろ!」などと怒鳴り声をあげてしまうような場合です。
問題になるのは自制心を失わせる疲れです。
2.悪い疲れの原因は何か?
一番目の原因は心の奥底にある抑圧された恐れ
自分の人生の中で誰かに傷つけられた経験があり、それを意識化することをせず、忘れたつもり(忘れた振り)になっている場合があります。
このような場合、心の中で抑圧された恐れはあなたを振り回すことになります。
ことにそれが子供時代の体験である場合は一層現れが顕著(けんちょ)です。
訳が分からないのだけれど何かにおびえているという方は案外多くおられます。
恐れを持ちながら生きている人は、悪い疲れに取り憑(つ)かれているようです。
二番目の原因は不正直
日本人に特徴的なのが不正直です。
不正直とは自分の心のうちにある思いを言っても、どうせ分かってもらえないという諦(あきらめ)めです。
それで「あなたはどうしたい?」と聞かれても「みんなと同じでいい」と訳の分からない答えをしてしまいます。
しかし誰一人として本当に諦めきれる人はこの世の中におりません。
ではどうなるかというと分かってくれない人や世間に対して恨みを持つようになります。
恨みを持ちながら生きていくことほど疲れることはありません。
あたかも重い荷を背負って歩いている人のようです。
三番目の原因は利己主義と配慮の欠如
利己主義とは文字通り自分さえ良ければそれで良いという独りよがりの生き方です。
このような生き方が人々に受け入れられるはずもありませんから、人々と衝突するのは時間の問題です。
また配慮の欠如も人々から反発を受けます。
配慮の欠如の理由は要するに子供っぽいということです。
そこまで考えが及ばないという未熟さが原因です。
心の向きを変えて「至らなくて申し訳ありません」とお詫びする生き方をはじめるまでは、人々と衝突するたびに心に恨みを蓄えることになります。
このような恨みを抱えていくことほど人生を疲れさせるものはありません。
3.悪い疲れに陥らないための秘策
①恐れを取り除くためにはどうしたら良いか?
恐れには主に、①孤独になることへの恐れ、②傷つけられることへの恐れ、③病気になることへの恐れ、④人に働き掛けることへの恐れ、⑤人生が失敗することへの恐れがあります。
聖書にはその一つ一つの恐れに対して「もう恐れなくても良いんだよ」と恐れに対する処方箋が書かれてあります。
①ゼカリヤ書2:10
②Ⅰコリント3:16,17
③出エジプト記15:26
④黙示録22:1,2
⑤イザヤ書42:3
②不正直さを取り除くためにはどうしたら良いか?
不正直の原因が恐れにあることが多いです。
子供時代に親にありのままを受け入れられて育った子供なら不正直は選択の問題です。
しかしどうせ言っても分かってもらえないと思いつつ子供時代を過ごした人にとっては不正直な生き方は強制力を伴ったものです。
ではどのようにしてそこから逃れていけば良いかというと、人生のどこかで自分の性格上の短所が不正直であることを明確に知って、それを神に取り除いてくれるようにお願いすることです。
これ以外にはこの問題から解放される道はありません。
③小出(こだ)しではなく、短所全部を取り除いてくださいとお願いする
中には「だれでも短所はあるのだから、そう目くじらを立てることもない」と仰る方もおられます。
もしそれであなたの人生に何の問題もないなら、それで構いません。
しかしあなたが自分の人生には何とかしなければならない問題があると薄々(うすうす)感じておられるようなら、神に取り扱っていただくことです。
◎祝福と平安を祈っています。