アダルトチルドレン(AC)は決断から行動に至るまでが早いです。
なぜそんなことが言えるかと申しますと、ACの問題の13番目にあるからです。
この記事ではACが決断が速い理由とその結果を明らかにし、自分自身と仲良くする方法を解説しています。
1.なぜアダルトチルドレンは決断と行動が早いのか?
それは自分自身と相談しないからです。
ACがなぜ自分自身と相談しないかというと、自分自身という存在に気づいていないので相談しようがないからです。
ではなぜ自分自身という存在に気づいていないかというと、それには様々な理由があります。
その一つに子供時代の家庭環境において自分を抑圧しないと生きていけなかったということがあります。
要するに生き延びるためには我が儘(わがまま)を言う贅沢は許されなかったということです。
問題の核心は成人してから我が儘を言っても許される環境になったにもかかわらず、小さい時に取得した「我慢する生き方」をそのまま続けていることにあります。

2.自分自身と相談しないで物事を始めた時に起きること
①息切れするのが早い
「自分」と「自分自身」という関係はドライバーと自動車の関係に例えることが出来ます。
ドライバーは運転を始める前に、ガソリンは十分あるか、バッテリーはどうか、タイヤはすり減っていないかなどを点検します。
そして異常がないことを確認してから運転を始めます。
もしガソリンは少ししか入っていないし、バッテリーも干上がる寸前の状態で運転を始めたとしたらどうなるでしょうか?
そうです。途中で息切れしてしまうことになります。
②まわりが動揺すると自分も不安になる
何かをやり遂げようとする時、必ず孤独になることを覚悟しておかなければなりません。
そうであるのに自分自身と相談しないで物事を始めてしまうと、確信が自分の中にありませんから、まわりが物凄く気になります。
うまくいっている時は良いのですが、行き詰まったり、トラブルが起きたりすると、このタイプの人は弱いです。
③同じことをやっているのに段々と喜びがなくなってくる
自分は好きだと思って始めたのに、いざ始めてみると実はそうでもなかったというのは良くあることです。
この場合、好きだと思ったのは「自分」であり、好きでもなかったのは「自分自身」ということになります。
自分と自分自身の関係が良好だと自分自身の心の変化に素早く気づくことが出来ます。
しかし自分自身を抑圧していると、自分自身はイヤで仕方なくなっているにもかかわらず、それに気づくことができず、体に異変が起きてしまうということさえあります。
3.そうならないために事前に自分自身とよく相談しておく
自分自身との関係を良好に保つことを「自己一致」と言います。
あなたはご自分自身と自己一致しておられるでしょうか?
なかには、まず自分自身という存在に気づくことから始める必要がある人もおられるでしょう。
ありのパパがそうでした。
しかし初めは「のれんに腕押し」状態であっても、じきに反応があらわれます。
「あぁ、自分の中にも自分自身がいたんだ」ということを発見できるようになります。
自分自身の本音を知ってから物事を始めるなら、どんなことであっても必ずうまくいきます。
◎回復と平安を祈っています。
