毒親に育てられた人が成長していくために必要なことは親替えすることです。
「親替えとはなにか?」「どうしたら親替えできるか?」について具体的に解説します。
1.親替えとは何か?
人間としての成長を志すなら親替えは必須のことです。
してもしなくても良いものではありません。
親替えとは心の中に肉にあっての親が占めていた場所を神に替わっていただくことです。
これによって初めて、人間であるゆえに致し方ない配慮不足から来る、子供に与えてしまった傷がいやされていく基礎が整えられます。
これは両親(もしくは片方の親)に対して、なぜだか時として感情的になってしまい、それを抑えることができない人々にも有効です。
欠けの多かった親に対して、多くの子供は潜在意識に恨みや憎しみを持っていると言われます。
これは人間である以上、どうしようもないことです。
しかしどうしようもない言ってしまうと、子供は一生心の傷を抱えて生きていかなければならなくなります。
キリスト教会でよく行われる、間違った指導は「ゆるしなさい」です。
このような指導はかえって傷を深めることになります。
なぜなら癒しには順序があり、その順序を無視しては治るものも治らないからです。
2.どのような傷を与えられたのかを明らかにする
闇雲にゆるそうとしてはなりません。
どんな傷を与えられたかを明らかにする必要があります。
それなしに赦すことなど出来ないのが、なぜわからないのでしょうか?
明らかにする前に赦そうとすると、一生抑圧と戦う羽目(はめ)になります。
思い出すのさえ、困難であることがありますが、そのようなときに参考になる方法を申し上げます。
それは日常生活を送っているときに、突然何の前触れもなくフラッシュ・バックのように、ある特定の光景が思い出されてくることがありませんか?
もしあるとしたら、それを突破口にします。
通常はフラッシュ・バックが起きると、すぐに抑圧システムと言うべきものが働いて、すぐに何も思い出さなかったかのようにさせます。
そのとき、その心の働きを中止させて、立ち止まってよく思い出し、考え、味わってみるのです。
そうして初めての傷が思い出されると、次から次へと記憶がよみがえってくるものです。
3.『許し』と『赦し』は別物(べつもの)
許しとはその人の行為についてであり、赦しとはその人自身に対してなされることです。
言わずもがなですが、暴力を振るう親に育てられ、それが傷になっているような場合、その行為を許しては絶対なりません。
それは親を地獄に追いやるようなものです。
なぜなら罪を犯しているとの自覚(これを認罪と言います)を奪い、新生するチャンスを奪うことになるからです。
また社会における再出発のチャンスを奪うことにもなります。
ですから罪を許しては決してなりません。
4.親替えの実行
肉にあって育ててくれた親に「さよなら」を言い、肉の親にどいてもらったところに神に来ていただきます。
そしてこれからは永遠に神が私の親です。
私と肉の親、私と霊の親との関係が定まったところで、今度は心理的に他人になった肉の親の罪を、自分自身のために赦します。
行いを許すのではありません。
自らのいやしと無限の成長のために、恨みや憎しみを手放すのです。
そのためになんとも言いようのない心のうずきの元になっているものを赦すのです。
これは一瞬で終わってしまうことではありません。
はじめに時間をかけてやりますが、それで完了するわけではありません。
確かに一生続く行程です。
折(おり)に触れて神は「赦すか?」とお問いになられます。
そのたびごとに「はい、主よ。私はその人のためではなく、自分自身のために赦します」と答えます。
そのようにして歩み続けるとき、心の傷が瘡蓋(かさぶた)のようになっているのを気づくときが来ます。
〇神は私たちに逃れの道を用意してくださっています。
回復と平安を祈っています。
わたしたちも 1日に 何回も おとおさまと 神様に 呼びかけて いますよね
アバ父と 呼ぶ 御子の霊が 与えられたから 平気で そんなことが できるんですよね ほんとうに 感謝な ことです(^-^)v
信仰が なければ いい年して、こんな こっぱずかしいことは とても、できません(*^.^*)
岡田さん、こんばんは。
そうですね。私たちの魂はスポンジのようなものであり、御子の霊の中に沈潜しているのですが、リラックスして御霊のうちに漂っていますと神の愛が心のうちに染み渡ってきますね。
それが力みかえって、スポンジをぎゅっと水の中で絞ったままにしていると、ちっとも水を吸わないように、親替えがちゃんと出来てないと肉の親に与えられた心の傷が思い出されて心が痙攣(スポンジぎゅっの状態)するのです。
するといつまで経っても神の愛が心のうちに染み渡ってきませんから、心は干からびたままとなります。
魚なら干物もおいしいのですが、人間の場合はそうもいきません。(笑)