最近、両親による子供殺しの事件のニュースが後を絶ちません。
それで今日は皆さんとご一緒に、両親による子供の虐待の問題を考えます。
1.子供を殺しても構わないと考える親がいる!
①親に殺意があっては子供が生き延びることはできない
アダルトチルドレンは虐待やネグレクトを受けつつ、成人に達することが出来たサバイバーです。
しかし両親に殺意があっては子供は生き延びることが出来ません。
多くの親に虐待や育児放棄(ネグレクト)をする者がいるし、中には子供を殺す意志を持った者もいます。
結果的にそうなってしまったのではありません。
明らかにそうなることを予見できた上で虐待や育児放棄を行ったのです。
②DV男は天才的な嘘つき
「死ぬとは思わなかった。しつけとしてやった」という嘘つきどもの戯言に世間もマスコミも司法機関も簡単に騙されてしまいます。
夫の暴力から妻を守るシェルターを展開するNPO法人の代表者が言っておられましたが「この活動をしていて呆れるのは、暴力をふるう夫がいかにうまく嘘をつくか」ということだそうです。
それで「DV男は天才的な嘘つき」というキャッチフレーズをつくって、警察などの司法機関に啓蒙キャンペーンを行ったとのことです。
それでもなお、離婚裁判にまで進むと民事調停員や裁判官からとんでもない無理解・無神経な言葉を投げかけられることが今でもあるそうです。
③教育・しつけに暴力は必要ない
教育やしつけに暴力を使うことに明確にノーと言わなければなりません。
そうしない限り、両親による子供殺しの事件は無くなりません。
2.父親と母親の力関係
①父親と母親による暴力の現れ方の違い
母親による子供への暴力はネグレクト(育児放棄)がほとんどであるのに比べ、父親による子供への暴力はより攻撃的な虐待という形をとります。
②妻が夫に依存していると暴力を黙認する
父親が積極的に子供を虐待している場合、妻である母親が見て見ぬふりをしているケースが多いようです。
これは妻が夫に対して依存的である場合に起こるケースです。
③健全な夫婦関係のもとでは子供の虐待は起きない
夫婦関係が健全な場合、子供への虐待やネグレクトが起きる可能性は少ないと考えられます。
なぜなら双方が双方を見守っているため問題が起きにくいからです。
3.どのような対策が必要か?
①児童相談所が強制的に親から子供を取り上げるために法律の改定が必要
児童相談所には虐待の疑いのある親から子供を保護する法的権利は与えられていません。(緊急避難的処置は別)
これを改正して、子供を恒久的に保護する権限を与えることが必要です。
②児童相談所の相談員の人員増が絶対に必要
現在、少ない相談員に対して保護する必要のある子供の数が増加しています。
これは以前は周囲の者が見て見ぬふりをしていたのが、警察への通報などにより虐待の事実が明るみに出るようになったことが理由です。
しかし相談員が絶対的に不足しているため、後回しにされている間に最悪の結果になってしまうケースが増えています。
③不景気も税金の負担も関係ない。今すぐやれ!
漫画館などを造っている場合ではありません。
弱者・虐待されている者に対する援助を、神は見ておられます。
申命記には、そうすることによって神が私たちの手の業(経済)を祝されると約束されています。
私たちの国から、そして世界中の国々から親によって殺される子供が一人もいなくなるまで、この問題を忘れず解決のため努力していくことが私たちの使命です。
◎平安と祝福を祈っています。