世界最古で世界最大のエコシステムは十分の一(什一)献金です。
なぜ什一献金がエコシステムと言えるのかを現実の世界の出来事と結びつけてご説明します。
1.エコシステムとは何のことか?
ありのパパはてっきり「エコ」と言うのだから節約か何かのことを指しているのではないかと間違って理解していました。
最近、その本当の意味を知りました。
例えばiphoneとかipodと言われる米国・アップル社の製品があります。
これらの電子機器はエコシステムを形作っているそうです。
どういうことかと言うと、他の会社がこれらの電子機器をさらに便利に使うための小物を発売しています。
そしてこれら他社の小物を買った人々は、その小物を使い続けるために、またアップル社の製品を購入するという訳です。
市場占有率が圧倒的に高いアップル社の製品に対して他の会社は安心して小物製品を発売できます。
これはアップル社から見て物事が好循環に回ることを意味しています。
このような状態をエコシステムと呼ぶのです。
2.世界で初めてのエコシステムは何か?
什一(じゅういち)献金こそは世界最古で世界最大のエコシステムです。
その理由を以下に書いていきます。
3.郵便局のボランティア貯金
日本ではずっとボランティア活動が低調でした。
それはやる気のある人々はいるが活動資金を提供する人々がいないのが原因でした。
それがある時から急に事情が変わりました。
その理由は(当時の)郵便局がボランティア貯金というものを始めたからです。
これは利子の1%をボランティア活動に募金するという制度です。
普通貯金の利子の1%など大したことはないと思われるかもしれませんが、郵便局の窓口では一時、全ての顧客に対して、このボランティア貯金をセールスしていました。
数は力ですから、その利子の1%が我が国のNPO活動を資金的に支えることになりました。
このようにして現在では我が国はNPO活動が活発に行われる国の一つとなりました。
4.1%を10%に拡大したものが什一献金
もし、利子の1%ではなく収入の10%をボランティア活動に当てたとしたら、どのようなことが起こるでしょうか?
奇蹟が起きると思います。
ただし神が意図された通りの什一献金であればです。
現在、教会に納められている什一献金はそのほとんどが教会活動の維持に使われています。
ありのパパがかつて属していた教団は各個教会の収入の10%を教団本部に納めることになっていました。
そのお金で教団は神学校の運営や、国内の教会開拓、海外宣教を行っていました。
これはこれでひとつのエコシステムではあります。
5.本来的な什一件の姿とは?
牧師謝礼に当てる以外のすべての什一献金を、困っている人々への救援資金に回したとしたら一体どんなことが起きるでしょう。
世の中の人々は確かに神がおられること、その神は愛の御方であることを知るでしょう。
そしてキリスト教会に集うクリスチャンと呼ばれる人々の中に、生ける神が確かに宿っていることを納得するのではないでしょうか。
◎皆様方とそのご家庭に神様の豊かな愛と祝福がありますようにと祈ります。