癇癪の問題がある人が感情に焦点を当てると棚卸しはうまくいかない!

癇癪などの感情面の問題を持っている方で「棚卸しに取り組んだけれど何も変わらなかった」という人はいませんか?
この記事は感情の問題を持っている人が気をつけなければならないことを明確にし、正しく取り組むとはどういうことかについて解説しています。

1.癇癪などの感情に問題を持つ人々が陥りがちな棚卸しの罠

感情だけに焦点を当てる

「その人たちはステップ4・5に尻込みするようなことはありません。なぜなら一番お好みのテーマである『自分自身』について長々と話せる機会だからです」(ドロップ ザ ロック26頁)

感情と情緒に問題をもつ人が陥りがちな罠は依存症にハマってしまった全体の構造を理解しようとせずに、自分の感情だけに焦点を当ててしまうことです。

感情だけに焦点を当ててしまうと二つの間違いに陥ります。
一つは人のせいにして、棚卸しが恨み・ツラミの開陳となってしまうことです。
もう一つは「自分が悪い」と認めると今度は自分いじめになってしまうことです。
そんなことをしても結局自己憐憫に陥るのが関の山です。

棚卸しは自分が悪かったと認める作業ではなく、自分のどこに嗜癖に陥る原因があったかを探る作業です。

感情は現れに過ぎず、結果でしかありません。
もちろん感情(不快感情)が原因を探る作業の入り口ではありますが、入り口でまごまごしてはならないということです。

ここまで書いておいて何ですが、これはある意味では当然のことであるとも言えます。
なぜならありのパパを含めて感情と情緒に問題をもつ人々は「自分の問題は感情面にある」と思い込んでいるからです。

しかし実はそうではありません。
感情面での現れは結果に過ぎず、真の原因は別のところにあります。

依存症の構造の複雑さがこの病気からの回復を難しくさせている原因の一つになっています。
それでもなお12ステップに取り組んで依存症の構造の全体像を把握することができれば回復は可能です。

2.棚卸しはステップ6・7を実践するための準備という位置づけ

自業自得で行き詰まる

「ステップ4・5から先に進めず行き詰まってしまいます。それもそのはずです。感情とスピリチュアリティの回復に不可欠なステップ6・7については全く無視するのですから」(ドロップ ザ ロック26頁24行目)

もし私たちが文字通りの「感情の棚卸し」をしたら、ステップの6・7で途方に暮れることになります。
なぜならステップの4・5は古い行動の仕方と新しい行動の仕方を見つけ出す作業であり、6・7の準備作業の位置づけだからです。

「感情のみの棚卸し」をした人々の言うことは決まっています。
「12ステップに取り組んだけれどあまり代わり映えしなかった」というものです。
代わり映えしないも何も、変われるような棚卸しをしなかったのですからそれは当然の結末です。

私たちが有益な棚卸し作業をしようと思うなら、感情のみに焦点を当てず、感情と本能と短所の三つに焦点を当てる必要があります。

標準的な12ステップの棚卸し表はこれを考慮して初めから、感情(不快感情)⇒本能⇒性格上の欠点(短所)というように配置されています。

3.棚卸し作業を正しくやると問題の原因と解決法が見えてくる

人生全体を変える

「棚卸しの目的は自分が何者であるかの健全で現実的なイメージを形成することである」(EAのHow It Works32頁10行目)

ありのパパは利害関係のない人々にのみ怒りを爆発させていました。
それがどれほど利己的な振る舞いかをステップに取り組むまで気づきませんでした。
他人から見れば「そんなこと気づけよ!」ってなもんですが、我が事となると人はなかなか気づけないものです。

それで丁寧に一つ一つ棚卸しをやっていくわけです。
そうして明らかになることは「利己主義であったり不正直であったり……そういうことがどれほど自分自身の困難を作り上げてきたか」(32頁18行目)ということです。

自分を困らせている本当の原因が実は感情の問題ではなく、利己主義や不正直などの性格上の欠点であると分かったとき、私たちの内側で「視点の転換」が起きます。

正しく棚卸し作業に取り組んだ人は「自分自身も他者をも困らせ、私たちを居心地悪くさせる性格上の欠点に注目し始める」(同33頁8行目)のです。

古い行動の仕方を続けているとストレスは溜まり、人への恨みも溜まります。
同時に「自分の本当の姿を人々に知られてはならない」と考えるので善人を演じるようになります。
これでストレスは二倍になります。

ここで書いていることは全部ありのパパ自身のことです。
ありのパパも古い行動の仕方を使っている時は同時に善人を演じていましたのでストレスは二倍でした。
今思うのはこれでは嗜癖を使わざるを得ないだろうということです。

それが新しい行動の仕方を使って五年経った現在では新しい行動の仕方をする自分が本来の自分かも知れないと思えます。
12ステップに正しく取り組むなら人生は変わります。

[まとめ]
癇癪などの感情の問題をもっている人が棚卸し作業に取り組む時に注意しなければならないのは感情のみに焦点を当てないで、不快感情・本能・性格上の欠点の三つに焦点を当てることです。
棚卸しの目的はステップ6・7を実践するためです。
それでその本来の目的から片時も目を離さずに棚卸し作業に取り組むなら人生は必ず変わります。

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◎回復と平安と祝福を祈っています。

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