アダルトチルドレンが無益な振る舞い(能面顔)を手放して回復する方法

アダルトチルドレン(AC)に特徴的なことの一つが「能面顔」です。
能面顔になる理由は感情の否認を嗜癖として使っているからです。
この記事は回復するために感情の否認を始めとした嗜癖を手放す方法を解説しています。

1.アダルトチルドレンが無益な振る舞いを居心地良く感じる理由

無益な振る舞い

「自分の無益な振る舞いを居心地良く感じるのは自然である」(ACのための12ステップ93頁9行目)

ACが無益な振る舞いを心地よく感じる理由はそれしか知らないからです。

ACが感情の否認を嗜癖として使うのは子供時代を生き延びる術でした。
理不尽な扱いをされてどんなに辛くても、それを感じさえしなければやり過ごすことができました。
もしACが子供時代にこのサバイバル術(生き延びる術)を使わなかったとしたら死んでいたかもしれません。

問題は大人になって感情を否認するという嗜癖を使わなくても良くなったにもかかわらず依然として使い続けたことです。
理由は「その術」しか知らなかったからです。

依存症者が「この嗜癖を使っているときだけ安心できた」と言うのをありのパパは何度も聞きました。
これと同じようにACも感情の否認を嗜癖として使うとき何とも言えない安心感を覚えます。

ありのパパは地方に出かけても名産品や特産品ではなく、ハンバーガーチェーンや牛丼チェーンで食事をします。
安いということもありますが、何よりも「いつものこれ、これ!」という安心感があるからです。

食べ物と嗜癖を同列に並べるのは極端かもしれませんが、本質は同じことです。
感情の否認を使う必要がなくなったにもかかわらず使い続ける理由はそのほうが楽ちんだからです。

しかし楽ちんな人生を生きていると必ずどこかで落とし前をつけなければならないときがやってきます。
それは依存症回路が脳の報酬系にできたときです。
もうこうなってしまうと選択の余地はなく、感情の否認の奴隷になってしまいます。

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2.アダルトチルドレンが能面顔になってしまう理由

能面顔

「感情の否認は害がない」と思っている人もいるかもしれません。

しかし感情の一部だけを否認することはできません。
感情の一部を否認すると感情全体を感じることができなくなってしまいます。

理由は感情は一つの存在であり、一つの感情が怒りを感じたり、恐れを感じたり、罪悪感を感じたり、後悔を感じたりします。
そのため例えば恐れの感情を否認することは感情そのものの否認に繋がってしまいます。

ありのパパは喜ぶことや誇らしいという感情を感じることが苦手でした。
そのためこれらの感情を感じないようにするために色々な策を弄(ろう)しました。
たとえば「素晴らしいですね」と言われたら、「いいえ、そんなことはありません」と即座に否定していました。

喜ばないでいいために自分をいつも苦痛を感じる環境に置くことも使い慣れた手でした。

このような振る舞いをしていると、いつかは能面顔のACが完成することになります。
皆さんにちょっと考えていただきたいのは「どこの誰が感情のない人と親しくなりたいと思うだろうか?」ということです。
そんな人はどこにもいません。

ACは内心では「なんで私の人生はうまく行かないのだろうか?」と訝(いぶか)しんでいます。
しかし実際はうまく行くも行かないも感情がない人とうまくやっていこうと思う人など誰もいないのです。

ですから感情の否認を使っている限り、人生が好転することはありえません。
ACが回復しようとするなら感情を否認するという嗜癖を使わないことは必須のこととなります。

3.回復の営みの「過程を信じる」ことによってアダルトチルドレンは無益な振る舞いを手放すことが出来る

骨をくわえた犬
回復の営みの「過程を信じる」(94頁1行目)ことによってACは無益な振る舞いを手放すことができます。

骨をくわえた犬から骨を奪うためには、犬の前に肉を置くことです。
そうしたら何もしなくても犬は骨を離します。

これは私たちが無益な振る舞いを手放す方法でもあります。
私たちにとっての肉は回復です。

「今までも回復できた。これからも回復できるに違いない」と信じるのです。
アルコホーリクス・アノニマスのビッグブックに「果たすべき条件を果たすことによって執行猶予が延長される」とあります。

果たすべき条件は三つあります。

ステップ10

棚卸し作業を生涯を通して行い続けます。
これによって本能が傷つかなくなります。
本能が傷つかなくなるとは自分自身が傷つかなるということであり、インナーチャイルドが傷つかなくなるということです。

本能が傷つかなくなれば感情の暴走は止まり、不快感情は消え去ります。
不快感情がなくなれば、感情の否認という嗜癖を使う必要もなくなります。
不快感情がない状態では強迫観念の「感情の否認を嗜癖として使うと気持ちいいよ!」というウソを容易に見破ることが出来るようになります。

ステップ11

古い行動パターンを使わず新しい行動パターンだけを使って生きていくためにはどうしても祈りと黙想が必要です。

祈りと黙想によって神の意志を知ることと、それを実践する力だけを求めます。
ある人は嗜癖を使い続けながら「刑務所に行かなくて済みますように」と祈りました。

しかし神様でもその祈りに応えるのは無理があります。
神が応えることが出来るのは「嗜癖を使わないでよい人生」を与えることだけです。
私たちはいくら祈っても決して応えられないことを祈るよりも(それは時間の無駄です)、神が応えようと待ち構えておられることを祈るほうがよほど効果的というものです。

ステップ12

棚卸し作業によって四つある不快感情のうちの恨みと恐れは消え去ってしまいます。
残りの罪悪感と後悔は埋め合わせ作業によって消え去ります。

しかし人生には決して埋め合わせすることのできない失敗というものが存在します。
では私たちは生きている間ずっと罪悪感と後悔を抱え続けなければならないのでしょうか?

いいえ、決してそんなことはありません。
メッセージ活動に身を入れることによって私たちは罪悪感と後悔から解放されることができます。

まさに「他の仲間を助けることによって自分自身が助けられる」のです。
だからメッセージ活動はやめられないのです。

AC Skypeミーティングのお誘い
アダルトチルドレンと共依存症者のためのスカイプミーティングが始まりました。 時間は毎週水曜日の20時〜21時1…

◎回復と平安と祝福を祈っています。

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