なすべきことをしなかったり、先延ばしにすることを「怠(おこた)り」と言います。
怠りの罪を犯すと罪悪感と後悔という不快感情が生じ、それから逃れるために嗜癖行為に走るようになります。
この記事ではその解決法を提示します。
1.なすべきことをしないと罪悪感と後悔が!
しなければならないことをやらないと私たちは罪悪感や後悔を感じます。
その時に私たちは自分に言い訳しようとします。
「仕方ないよ。そういうこともある」
これがまっとうな理由であることもあります。
特にアダルトチルドレンは自分にはどうしようもなかった子ども時代に起きたことを、大人になってからもそのことで自分を責め続ける人が多いようです。
そのようなことをしてはなりません。
きっぱりと自分自身に向かって「世の中には仕方のないこともある」と言ってあげることです。
そうするとそれが本当に仕方のないことであれば、お腹にストンと落ちます。
しかしここで問題にしているのは、そういうことではありません。
本当は仕方のないことではないのに自分自身をごまかしてウソをついて黒を白と言いくるめようとすることです。
しかし自分は騙せても自分自身という存在は騙せるものではありません。
正確にジャッジします。「お前は本当にダメなやつだな!生きている価値のない人間のクズだ!」と言います。
そしてある面ではそれは当たっています。
だからごまかそうとせずに問題そのものを解決しようとすることです。
2.なぜ怠りの罪を犯すと嗜癖に走りたくなるのか?
怠りの罪を犯すと、なぜ嗜癖に走りたくなるかの理由を皆さんは既にお分かりでしょう。
それはもう一人の存在である自分自身に正確にジャッジされた結果として自尊心が傷つき、感情が暴走したからです。
この感情の暴走の結果生まれた不快感情が罪悪感と後悔です。
不快感情はとても苦しいので、それから逃避するために強力な刺激をもたらす嗜癖に陥ることによって、その時だけ不快感情を感じないようにします。
とは言っても不快感情そのものが無くなったわけではなく、感じないようにしているだけですから、嗜癖を継続的に使う必要が生じます。
こうしてある人々は「単なる嗜癖」から「どこからどうみても立派の依存症者」へと知らず知らずのうちに移行していきます。
このような愚かな真似をしてはなりません。
と言いたいところですが、その立派な依存症者がこの記事を書いているありのパパなのです(笑)。
だからというわけではありませんが、知らず知らずのうちに依存症に移行するのは仕方ないとしても、回復したあとで怠(おこた)りの罪を犯すことによって不快感情を生み、その結果スリップしてしまうようなことだけは防ぎたいと思い、この記事を書きました。
3.究極のライフハックは朝飯前に全部やること
ありのパパが出したこの問題に対する答えは、朝飯前に全部やってしまうということでした。
最大の理由は食事をすると「やる気(モチベーション)」がなくなってしまうからです。
これをどうにか解決しようとしましたが、どうにもなりませんでした。
それで「食事をしたらやる気がなくなるのなら、食事の前に全部やってしまおう!」と苦肉の策をひねり出しました。
はじめは「空腹を抱えたままでうまく行くだろうか?」と疑念もあったのですが、やってみたら思いのほかうまく行きました。
皆さんは「そうは言ってもありのパパはそれでうまく行ったかもしれないが、私には適用できないと思う」と考えておられるかもしれません。
私もそう感じるところもあります。
しかしながら多くの方がなすべきことができないで罪悪感と後悔の感情を知らず知らずのうちに持っているのをなんとかしたいと思っています。
それでありのパパなりの適用方法を考えてみました。
①なるべく小さくする
例えば英語の勉強なら一時間とせずに15分にします。理由はやりたいこと・やらなければならないことがたった一つの場合は1時間でも構いませんが、他にもやりたいことが複数ある場合には一時間は長すぎるからです。
ありのパパの場合、どうしてもやりたいこと・やらなければならないことは5つあります。
掃除・祈り・ワークアウト・ブログ更新・読書です。
祈りとブログ更新は後述のポモドーロ・テクニックを適用していますが、その他は15分としています。
読書は「15分じゃ読み終わらない」と思っていたのですが、気が付くと本を読み終わっているのです。
掃除もはじめは「15分じゃ、やらないのと同じではないか?」と思っていたのですが、毎日15分ずつ掃除をしていたら、一週間で家中を掃除することができていました。
これらのことから「とにかく毎日続けさえすればいつかは最後まで行く」と理解することができました。
②トライ&エラーを繰り返す
自分がやりたいことを毎日全部行うためには時間を最小単位にするとともに、実行する順番も大事です。
とにかく最後まで行きつける順番を探します。
Aのやり方がダメならBのやり方を試します。
Zに行き着くまで26通りのやり方を試すことができます。
③神の力を求める
そもそも私たちは無力な存在です。
依存症やアダルトチルドレンの方面だけが無力なのではありません。
他にもいっぱい無力なところがあります。
だから生活面での規律を維持したり、新しい計画を実行するために神の力を求める必要があります。
トライ&エラーを繰り返すのは神の意志を知る作業です。
そして神の意志を知ったら、今度はその神の意志を実践する力だけを求めます。
私たちの人生は神の意志を知ることと、それを実践する力の二つだけが与えられればうまく回り始めます。
他のものが与えられてても(金銭などの物質的祝福や人間関係の祝福など)この二つが与えられないと人生はうまく行きません。
このことがお腹にストンと落ちれば、人生で余計なものを求めなくなり、生き方に余裕が生まれます。
④ポモドーロ・テクニック
ポモドーロ・テクニックとは25分働いたら5分休むというサイクルを延々と繰り返す仕事術です。
この単純なサイクルを繰り返すメリットは燃え尽きないということです。
最後まで休まずにやろうとすると、時には疲れ切ってしまい「もうダメだ!」と感じるときもあります。
しかし25分働いたら5分休むということを繰り返していると、いつの間にかやりたいこと・やらなければならないことが全部終わっているのです。
ですからこの仕事術は大変効果があるということが言えます。
皆さんにもこの仕事術を採用できる部分があるのではないでしょうか。
⑤早寝
当然のことながら朝飯前にやりたいことを全部やるには今までよりも早く起きる必要があります。
そのためには今までよりも早く寝る必要があります。
就寝時刻をそのままにしておいて早く起きようというのは絵に描いた餅であり、捕らぬ狸の皮算用というものです。
一週間に一時間ずつ就寝時刻を早くしていきます。
ありのパパの場合は22時半に寝るようにしたところ、目が覚めて眠ることができませんでした。
それで23時にしたところ、途中で目が覚めることはありますが、それでも充分な睡眠が取れるようになりました。
それで就寝時刻を23時に固定しました。
皆さんもご自分に最適な就寝時刻を見つけ出してください。
◎平安と祝福を祈っています。