この記事を書いているありのパパは1994年に70kg近くあった体重を54kgにまで落としました。
それ以来23年間同じ体重を維持しています。
その秘訣は四群点数法と呼ばれる食事法にあります。
1.カロリーではなく、点数にして管理する
統計的に効果が実証されているダイエット法はカロリー制限を行うものだけだそうです。
巷を賑わしている様々なダイエット法は統計的な手法では効果が実証されていません。
しかしカロリー制限法には致命的な弱点があります。
それはとてつもなく面倒くさいということです。
このカロリー制限法の弱点を補ってあまりあるのが四群点数法です。
四群点数法はカロリー計算をするのに[kcal]を使わず、1点・2点という点数を使います。
卵一個が80kcalであることに着目して80kcalを1点とします。
更にすべての食品を四つの食品群に分け、一群から三群までの食品群の中から3点ずつ摂れば完全栄養を達成できるようになっています。
要するに面倒なカロリー計算が不要なのです。
①食品群の紹介
第一群:栄養を完全にする働きのある食品群
牛乳や乳製品を低脂肪乳なら200㏄で1点、ヨーグルトなら一個で1点です。計2点とります。
卵は一個で1点です。
第二群:血や筋肉をつくる働きのある食品群
肉なら鶏ささみ80gが1点、牛もも肉・豚もも肉60gが1点。
魚ならアジ100g、エビ90g、牡蠣135gが各1点。
ここから毎日2点ずつとります。
大豆加工製品の充填豆腐一個が1点。
ここから毎日1点ずつとります。
第三群:身体を健康に保つ働きをする食品群
緑黄色野菜100g、淡色野菜200g、計1点
イモ類(ジャガイモなら100g)計1点
果物(バナナなら可食部100g)計1点
合計で3点を毎日とります。
第四群:活動するための熱やエネルギーを生み出す働きのある食品群
食パン六枚切りなら1枚が2点
うどん一玉が3点
ご飯100gが2点
油9gが1点で一日の摂取量を9g〜18gとします。
調味料を1点とします。
②ありのパパの毎日の食事例
朝食:食パン六枚切りのものを一枚(2点)、卵一個(1点)、低脂肪牛乳200cc(1点)、 生野菜100g(0.3点)、油(スプレーで三吹き0.1点)、ケチャップ(0.2点)、合計4.6点
昼食:カレーライス(内訳)ご飯100g(2点)、豚肉60g(1点)、野菜120g(0.4点)、油3g(0.3点)、カレー粉30g(1.8点)、果物100g(1点)、ヨーグルト一個(0.8点)、合計7.3点
夕食:ご飯100g(2点)、味噌汁(0.5点)、充填豆腐一個(1.2点)、鶏ささみ80g(1点)、野菜の煮物(0.6点)、調味料0.2点、合計5.5点
一日の総合計17.4点(1392kcal)
2.カロリーに着目するのではなく、完全栄養に着目する
四群点数法の良いところはダイエットする人もしない人も一群から三群までの摂取点数は同じだというところです。
ダイエットする人は第四群の点数を増減させることで脂肪を燃やします。
なぜこれが良いかというと、ダイエットが終わった後は一群から三群まではそのままで、四群を増やすだけでいいからです。
これに対して一般的なカロリー制限法では明確な基準がありませんからダイエット中は無理なダイエットをしがちです。
それでダイエットが終わった後は溜まりに溜まったストレスを解消するために暴飲暴食に走り、その結果元の木阿弥(もとのもくあみ)ということになります。
カロリーだけに注目するやり方は簡単なように見えますが、実はそうではありません。
失敗するのが確実な方法なのです。
失敗したくないと思うなら、どうしても四群点数法を実践する必要があります。
3.成功の秘訣は食べた物をすべて記録すること
食事記録を摂るということをありのパパは23年間やってきました。
当然のこととして疑問にも思わずに続けてきたのですが、「いつまでもデブだと思うなよ」というレコーディング・ダイエットの本が驚異的なベストセラーになったの見てはじめて、ダイエットの成功の核心的部分は記録をとるということの中にあったのだと理解することができました。
現在ありのパパはアイフォンのメモ・アプリで記録をとっていますが、とても簡単に記録することができています。
たとえば「ぱ」と入力すれば「パン」が表示され、「パン」を選択すると今度は「2,」と表示されるからです。
4.これだけしか食べられないではなく、こんなに多くの種類の食品を食べなければならない
ダイエット中の人々の悩みは「食べたいだけ食べられない」ということです。
しかし四群点数法なら、そんなことを悩んでいる暇はありません。
なぜなら毎日食べるべきものが多すぎて「あれもこれも食べなければならない」と頭を使わなければならないので、量の少なさを気に留めている暇がないのです。
これがダイエット中には大変効果的に働きます。
5.朝を決して抜かない。昼をしっかりとる。夕は軽め早めに
理想は三食とも同じ点数にすることです。
しかし出張中などはそうもいきません。
そのような時は「朝食を決して抜かない。昼食をしっかりとる。夕食は軽め早めに」を原則にしています。
◎この記事を読まれた方々が一度限りでダイエットに成功され、残りの人生を成功したままで過ごされますようにと願っています。
最近人気の糖質制限ダイエットと四群点数法を比較検討した記事をお読みになりたい方は糖質制限の食事法と四群点数法の食事法を比較してみた!をご覧ください。