自分が信じられる神からスタートして、人生を変える営みを始める

人生を変える営み

「RD五日間トライアルコース」の学びも三回目になりました。
一回目はステップ1,二回目はステップ2、そして今回三回目はステップ3の学びとなります。

「自分の意志と生き方を、自分なりに理解した神の配慮に委ねる決心をした」(ステップ3)

        

1.決心とは何か?(セッション9)

①決心するとは、心を決めること。何かを選ぶこと

精神の働きは、感じること(感情)と考えること(思考)の二つによってなっています。

たとえば、ありのパパが突然に怒鳴ったように見えたとしても、それは怒鳴ることを事前に決心しているのです。

②うまくいく決心と、うまく行かない決心

しっかり考えてうまく行かなかったものは経験になります。

しかし以下の場合は価値ある経験とはなりません。

a.優柔不断(時間がたつと当初の熱意がうすれていく)

b.せっかち(情報不足でうまくいかない)

両者に共通しているのは丁度よいタイミングをとれていないことです。

③関連する事実を集め、分析する

私たち依存症者は「正しい決心だけをする」ことは不可能なのだと分かっていない場合が多いです。

エジソンの大発明には何万回の失敗がなければ成功にたどり着けませんでした。

その反面で依存症者は失敗すると分かっていることを性懲りもなく繰り返します。

生命的に重要なことは「うまく行かないと分かっているやり方を捨てて、新しい生き方を採用する」ことです。

④依存症の問題は二つある

一つは精神面での強迫観念

飲まなくても、イライラしている。
最初の一杯を飲むと「ふっ」と楽になる感覚を味わう。

もう一つは肉体面での渇望現象

一杯目を飲むと、ブラックアウトするまで飲み続ける。

        

2.自己意志とは何か?(セッション10)

「自分の意志(考え)と生き方(行動)を、自分なりに理解した神の配慮に委ねる決心をする」

考えと行動が寄り集まって人生になります。→その人生を神に委ねます。

①自己意志と自己中心

依存症者の特徴は、人を自分の思い通りに支配したがること。(ビックブックp88)

根本的な問題は自己中心です。
うまく行かないと、恨みの感情が生み出されます。
動機が自己中心から出ていなければ、たとえ失敗したり傷ついたりしても恨みにはなりません。

不快指数(ストレス)を上昇させないために、恨みなどの感情を持たないこと。
なぜならストレスを解消するために嗜癖を用いるから。

手離すべきは「自分のやり方」→自分の意志だけで生きていく生き方を断念します。
そうしたら不快指数が上昇することはなくなるか、あるいは少なくなる。

②神から与えられた自己規制に従うことが必要。

宇宙には二つの意志しかない。
神の意志と人間の意志である。
(他の生き物は本能に従って生きている)

        

3.本能とは何か?(セッション11)

本能が満たされると心地よい満足感があります。

しかし自分の欲求を満足させることが最優先になると、他人を傷つけ、周りの人々の生活を脅かすようになります。
(「もっと早く」「思い通りに」ここから焦り、不満が出てくる)

本能は自己意志だけではコントロールできず、暴走しやすくなります。

①依存症の対象となっているものを止める力がない理由は何か?

それは強迫観念が原因です。

霊的目覚めを持つと、飲まなくても楽に生きることが出来るようになる。
霊的目覚めとは考え方が大きく変わること。
もう一つはミーティングから得られる助けと支え。

②人格とは何か?

人格とは個人がもつ一貫した行動傾向・心理的傾向の総体です。
考え方・感じ方・そこから生まれる行動まで含めた個人の特性を指します。

本能には安全本能、生存本能、共存本能があります。
本能そのものは神から与えられたものであり、悪いものではありません。

        

4.人生を委ねるとはどういうことか?(セッション12)

感情的な問題のほとんどは、本能が誤った指示を受けてしまったことによります。
共存本能には所属欲求、名声、自尊心、プライド、人間関係、野心などがあります。
安全本能には物質的安全、感情的安全があります。
性本能には公認されているものと、秘密のものがあります。

性本能の実現を最優先にした場合、人生は破綻する。

自分の本能が暴走して、誰かを傷つけると、傷つけられた人は私たちに対して報復してくる。

悪くなるのも内面から始まるが、よくなるのも内面から始まる。

恨み・恐れ・罪悪感と後悔という感情があると、神はこのような心の状態の人を導くことは出来ません。

        

5.自分なりに理解した神とは?(セッション13)

誰の心の奥底にも神がおられる。

他人が信じている神(宗教として明文化されている神)を信じなくてもいい。
自分が信じられる神でいい。⇒そこからスタートする。

(注意と勧告)

ステップ3は決心するだけのステップです。
決心するだけでは何も変わらないということを肝に銘じておかなければなりません。
実際に私たちが変わるのはステップの4以降に取り組んだ後です。

◎回復と平安を祈っています。

(一回目)12ステップを依存症からの回復を目指す中間施設で学んでみた!

(二回目)共同体の助けと霊的目覚めが依存症の解決策。信じることは難しくない

(四回目)恨みを追い出すと愛が増大し、恐れを追い出すと勇気が増大する!

(五回目)依存症は糖尿病と同じで、治療し続けることが必要な病気

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