12ステップの実践に疲れを感じることはありませんか?
ありのパパはあります。
皆さんに疲れ果ててしまわないための三つの秘訣をご紹介します。
1.ステップの7は謙虚さを学ぶステップ
ステップの7が指し示す標準は非常に高いと、ありのパパは感じます。
これはありのパパが今いるところからゴールを見ているからこそ感じることではあります。
短所を取り除いてくださいと神に求めつつ、新しい行動パターンを使って生きていく人生は、謙虚さを学ぶ人生でもあります。
2.疲れ切ってしまわないために必要なこと
謙虚さを学ぶステップと言えば聞こえはいいですが、これは骨の折れる作業です。
骨が折れすぎて「もういい。もう嫌だ!」となってしまわないように注意が必要です。
またこの作業は一日単位で生きている限り延々と繰り返す作業でもあります。
ですからなおのこと疲れ切ってしまわないための配慮が必要になります。
3.必要なのは、やり抜く力
①やり抜く力は『喜び』から湧き出てくる
喜びがあったら大抵のことは苦もなくやり遂げることができるものです。
「誰か私を喜ばしてくれないかなぁ〜」なんて言っている人は誰ですか(笑)。
喜びは、誰かに喜ばしてもらうものではなく、自分で見つけるものです。
その気になれば簡単に喜びを見つけることができます。
②やり抜く力は『感謝』から湧き出てくる
感謝とは心の状態を指しているのではありません。
そうではなく感謝とは「感謝する」という行いを指しています。
感謝したい気持ちがあってもなくても、そんなことにはお構いなく感謝するのです。
そうすると不思議なことに心の中から力が湧き上がってきます。
4.幸福感を日々感じるためになすべきことは?
①一人で生きているのではないという事実を再確認する
「一人で生きているのではない」という事実に気づくことができれば、大抵の自己憐憫は解消するものです。
「多くの人々に助けられて生きている」という事実こそ、社会に対する帰属意識を持つカギとなる考えです。
たとえば「牛乳を飲む」という行為一つをとっても、牛を育ててくれた人、搾乳してくれた人、紙パックに充填してくれた人、運送してくれた人、販売してくれた人の助けがあって、はじめて飲むことができます。
もちろん「私が金を払ったからだよ」と言うこともできます。
しかし、働いてくださった方々がいなかったなら、金をいくら持っていても何の役にも立たないのではないでしょうか?
社会と繫がっているという意識が、孤立しているという苦しみから守られるためにはどうしても必要です。
②埋め合わせの人生を送る
自分の行いを後から振り返って「何であんなに不機嫌だったり、プンプンしていたのか?」と不思議に思うことはありませんか?
その理由の一つは、その心の状態のときは「自分が埋め合わせをしなければならない存在」であることを忘れていたということです。
かえって「私こそ、埋め合わせてしてもらわなければならない」という意識で一杯になって、「それにもかかわらず、あの人はもう〜!」となっていたのです。
「自分こそ、埋め合わせをしなければならない存在である」と思っていたら、たとえ口うるさい妻であっても、無神経な隣人であっても、一瞬で心の有り様が変わります。
相手がどんなふうな対応をするかなどは、こちらがどのような対応するかに全く影響を与えないのです。
このようなとき私たちは『解放されている』『自由な存在である』ということができます。
③使命感を忘れない
クレームを付ける客に店員が切れないのは、職業意識があるからです。
職業意識とは「私は何のためにこの場所に立っているか」という意識です。
もし店員さんが職業意識をもたず、お客さん意識を持っていたら、クレームを付ける客に対して即座に切れてしまうでしょう。
さて、あなたは何のためにこの場所で生きているのでしょうか?
いいえ、何のためにこの場所に置かれ、生かされているのでしょうか?
使命感を持ちすぎても人生は窮屈になります。
しかし全然持たないと人生は空回りします。
なぜなら、重荷のない人生は空回りするからです。
タイヤも車体を支えてこそ意義があります。
「あぁ、重たい。車体なんか支えたくない」と言って、タイヤがあるべき場所から逃げ出したとします。
しかしタイヤは気づくのです。
「タイヤだけでは、私はただの物体に過ぎない」ということに。
◎疲れ果ててしまわない秘訣。それは喜ぶこと、感謝すること、幸福感をもつことの三つであるようです。
回復と平安を祈っています。