聖書が教える自分自身を愛するためのたった一つの方法!

自分自身を愛する

聖書の中で最も大切な教えは神を愛することと、隣人を愛することです。
多くの人が真剣に努力しましたが、結論は「それは不可能だ」というものでした。この記事では聖書の教えは実行可能であることを明らかにし、実践する方法を解説しています。

「(聖書の中で)どれが一番大切な教えですか?」
イエスは答えられた。「一番大切な教えはこれです。『私たちの神は唯一人、主である神だけである。心を尽し、思いを尽し、知力を尽し、力を尽して、あなたの主である神を愛しなさい』

次に大切な教えはこれです。『あなたの隣人を、自分自身のように愛しなさい』この二つの教えが聖書の中で最も大切です」[ マルコ12章28節〜31節 ]

        

1.聖書は実行不可能なことを教えているのか?

いいえ、そうではありません。
失敗してしまったのは生命的に重要な一点を見失っており、それゆえに焦点がぼやけてしまったからです。
その生命的に重要な一点とは何でしょか?

        

2.それは「自分自身を愛する」こと

自分自身を愛してなかったり、憎んでいては隣人を愛することなど出来るはずもありません。
そのようなときに出てくる頑張りは我力(がりき)でしかありません。
しかし、我力でやってうまく行くことは一つもありません。

神を愛そうと努力する前に、無償で愛してくださる神の愛を体験する必要があります。
そうしたら、誰になにを言われなくても自然に神を愛するようになります。
愛される体験なしに神を愛そうとしても、それは我力(がりき)に過ぎません。
我力は神がもっともお嫌いになるものです。

神に愛される体験をすると、自分は愛されるに値する存在であるという自覚が育ってきます。
そして価値ある存在であるという自覚が育ってくると、自分自身を愛することが出来るようになります。
そうすると今度は、自分自身を愛している分だけ、他の人を愛することが出来るようになります。

気をつけなければならないのは、自分自身を愛している分だけしか他者を愛せないということです。
こんなことは当たり前のことなのですが、私たちは麗(うるわ)しい錯覚をしがちです。
そして人生を棒に振ります(笑)。

ですから、焦点を当てなければならないのは『自分自身を愛している』かどうかということです。
そのために神に愛されているのを体験的に知ることがどうしても必要になります。

人は自分自身を愛しているぶんしか、他の人を愛せない

        

3.アダルトチルドレンには親替えが必要

心が健康な人は自然に親離れ・子離れをします。
しかしアダルトチルドレンの場合は成人してからも親離れ・子離れしていないことが多いようです。

自然な親離れができていなければ、意識的に『親替え』という作業をする必要があります。
親替えとは心の中の毒親ロボットに出ていってもらうことです。

子供時代に私たちは養育者に無慈悲な言葉を投げつけられました。
その結果、大人になった今は毒親ロボットが私たちの心の中でかつての養育者が吐いたのと同じ毒言葉を吐くようになりました。

親替えの勧め

        

4.毒親ロボットの実体はテープレコーダー

しかし、ただのテープレコーダーではなくコンピューターがついており、特定のシチュエーションごとに決まった言葉が再生されます。
たとえば、うまく行きそうな時に限って「お前がうまく行くわけない」とか、失敗しそうなときには「ほらみろ!やっぱりお前はなにをやっても失敗する運命なんだ」という具合です。

        

5.親替えのやり方

毒親ロボットに出ていってもらう方法は、神に自分の親になっていただくことです。
これは同時に自分が自分自身の愛ある親になることをも意味しています。
要するにほったらかしていた自分自身の世話を始めるということです。
こうやってはじめて、自分自身を愛するとはどういうことかが分かるようになります。

毒親ロボットが居座っている状態で「神は私を愛している」と信じようとしても、横から「でもね、お前には愛される価値がないんだよ」とささやきかけてきますので、神の愛を体験することが出来ません。
このからくりに気づかないと、いつまでも同じところにとどまってしまうことになります。
毒親ロボットに出ていってもらえば、「あなたはわたしの目に高価で尊い」という神の言葉がストレートに伝わってくるようになります。

毒親ロボットに出ていってもらったあとはどうすればよいでしょうか?
そうです。今度は自分が自分自身の愛ある親になるのです。
アダルトチルドレンは(ありのパパだけかもしれませんが)ぼーっとしたところがあるので、いとも容易に毒親ロボットの復帰を許してしまう危険があります。
脇が甘いのです。
気がつくと毒親ロボットが「昔の名前で出ています」とニヤッと笑っているのです。
これがホントのサタン的災いです(笑)。

私たちアダルトチルドレンは力の限り、心を見張って、毒親ロボットが戻ってこないように気をつけている必要があります。
これは生きている限り、続けていかなければならない作業です。
「めんどうくさいな〜」と思われますか?
そうですね。確かに面倒くさい作業です。
嫌になってしまうときもあります。
そうならない秘訣は「今日一日だけ」と区切って、この作業に勤(いそ)しむことです。
そうしたら何とかうまく行きます。

        

6.アダルトチルドレンが注意すべきこと

一般的なカウンセリングでは、自分が自分自身に向かって「あなたは素晴らしい。あなたはありのままでいい」と語りかければ、いつかは自分自身を愛することが出来るようになると教えます。
しかしアダルトチルドレンの場合はそうはなりません。
なぜなら、心の中の毒親ロボットが執念深く「お前はダメだ!何をしているのか?」とささやきかけてくるからです。

ですから本当に自分自身を愛そうとするなら、まず心の中の毒親ロボットに出て行ってもらう必要があります。

        

7.親のせいでこうなったのに、回復の責任は親にはなく自分にあるのか?

ある方が「こんなふうになったのは親のせい。しかし回復していく責任は自分にあると言われても、納得できない部分が残る」と言われました。
ありのパパも、そのように思っているフシがあります。
「なんでかな?」という感じです(笑)。

これの真意は次の通りです。
心の中に毒親ロボットが住み着くようになった原因はもちろん養育者にあります。
しかし、その人が回復しない理由は心の中の毒親ロボットをいつまでも後生大事(ごしょうだいじ)に取り除かないでいることにあります。
ということは回復しない責任は、その毒親ロボットを取り除かいないでいる人にあるということになります。

私たちの心の中にいる毒親ロボットを、養育者が取り除くことは出来ません。
出来ないことを養育者に向かって「やれよ!」と言っても、それは時間の無駄というものです。

        

8.回復の軌道(回復はどのようにして進んでいくのか?)

自分自身を愛していたら、まわりにいる人々も愛するようになります。
それは自分自身を憎んでいた時、隣人をも憎むようになったのと同じです。
努力はいらないのです。

誰かにイライラするようなことがあったら、イライラしないように努力するのではなく、そのイライラさせられているのと同じところが自分自身の中にもあり、その自分自身にイライラしているのだということに気づくのです。

自分自身にイライラするのは、心の中に毒親ロボットが戻ってきている証拠です。
「なんでそんなにグズなんだ!」と心の中で焚(た)きつけているのです。

ですから、まずなすべきことは毒親ロボットの存在に気づき、そして自分の心の中から出ていってもらい、「あなたはありのままでいい」と自分自身に向かって語りかけることです。
これが親替えという一生涯なすべき作業の実態です。

この作業が進めば、他者に対するイライラはなくなり、かえって笑えるようになります。

どうぞ、今日述べた方法に従って、我力によらず神の力によって、自分自身を愛し、神を愛し、周りの人々を愛する者となられますように。

どうやら聖書が教える自分自身を愛する方法は親替えをすることのようです。

◎回復と平安と祝福を祈っています。

        

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