殺人事件の容疑者にされて約三年の後に容疑が晴れたありのパパです(笑)。
この記事では殺人事件の容疑者扱いされていると感じる中にあって、12ステップが教える精神に則(のっと)って対処した結果、大きな祝福を得ることができたというお話をします。
警察の方から「事件に関わる概要は発表していないこともあるので、あまり細かいことまでブログに書かれるのは困る」と言われていますので、事件の細部に焦点を当てるのではなく、容疑者扱いされた私の心に焦点を当てたいと思います。
それが当ブログの存在目的にも合っていると考えます。
目次
1.それは霊的目覚めを得た、その日にやってきた!
12ステップの棚卸しをやった結果、ありのパパは自分の人生を支配していたカラクリがなんであるのかを知りました。
それは「恐れが動機となって不正直な対応をなし、不正直な対応が原因となってトラブルが起きた。そのトラブルが起きた人々を自分の側に落ち度があるにもかかわらず一方的に恨むという極めて利己的な生き方」というものでした。
このカラクリが明らかになったときにありのパパが思ったことは「これが分かったら自分の人生は変わらざるを得ない。いや変わらないと考えるほうが難しい」ということでした。
これがありのパパにとっての霊的目覚めとなりました。
霊的目覚めとは回復するのに十分な人格の変化です。
要するに物の見方や感じ方が全く変わってしまうということです。
ありのパパはこの経験を東京にある依存症からの回復施設でしました。
そして霊的高揚感に包まれ、高速バスに乗って家に帰りました。
そしてバス停を降りて、家に向かう途中で事件は起こりました(笑)。
なんと50人程度の警官が現場検証をしているのです。
霊的目覚めを得て、喜びで一杯のありのパパはよせばいいのに自分から警察官に近寄って行って「何かあったんですか?」と聞き、さらに「殺人事件でも起きたんですか?」と聞いてしまいました。
その時、警察官の顔色が変わり、「なんで知っているんですか!」と聞き返されました。
ありのパパは内心「ドツボにはまってしまった」と感じました。
一瞬、逃げようかなと思ったのですが、すぐに50人の警察官がありのパパを追いかけているイメージが浮かんできて思いとどまりました(笑)。
2.フリスビーを投げられた犬のようにキャッチした!
警察官に一時間程、尋問されたと記憶しています。
(後になって時間管理アプリで確認したところ実際には20分程度でした)
このときに、ありのパパの心の中では明らかな変化が起きていました。
その時は、それがなんであるのか分からなかったのですが、自分自身という存在はこれをきっかけにして新しい生き方を始めようとしているようでした。
ありのパパのいままでの生き方は、人間関係でトラブルが起きると心の中で「あの人はもともとそういう人だったのだ。だから、ああだこうだと言っても仕方がない」と詭弁(きべん)を弄(ろう)して自分自身を納得させていました。
心が健康な人であれば、トラブルが起きれば、その人のところに行って「あなたはなぜこのようなことをしたのか?」と問いただして問題解決を図ろうと努力します。
しかし、ありのパパはいつでもラクな方を選び取りました。
その結果、自分の人生が思い通りに生きていけなくなったことを認めないわけにはいかなくなりました。
警察官に尋問された時、「これをきっかけにして、新しい生き方を始めるのだ!」と、とっさに直感したのだと思います。
姿勢を正して、背筋をピンと伸ばして、尋問に応えたのを覚えています。
3.それは呪いではなく、神からのプレゼントだった!
この時から約三年間、警官や刑事の方が断続的に家にお見えになりました。
そのたびに「敬意をもって接する」ことに全力投球しました。
それは「恐れと不正直」が古いやり口(古い生き方)だとしたら、「すべての人に敬意をもって接する」生き方が新しいやり口(新しい生き方)だからです。
新しくされた人生を送ろうとするなら、具体的な新しい生き方(やり口)を実践する必要があります。
「新しくされました」という告白や、新しくされた経験(霊的目覚め)を持つだけでは不十分です。
はじめの頃は「なぜ神は霊的目覚めを与えるだけでなく、このような出来事をお与えになったのだろうか?」と訝(いぶか)しんでいました。
しかし容疑者から解放された今ははっきりと分かります。
それは神は霊的目覚めという経験とともに、より回復を進化させるための材料をも同時にお与えくださったのだということです。
4.どうして容疑は晴れたのか?
皆さんは「どうして容疑が晴れたのか?」とお思いでしょう。
その疑問にお答えましす。
カギは時間管理アプリとか行動管理アプリと呼ばれるアプリにありました。
ありのパパは何年も前から一日を一分単位で記録しています。
それが自分の容疑を晴らすということに不覚にも考えが及びませんでした。
そのような時に刑事さんが「私は上司に言ったんですよ。『ありのパパさんは犯人じゃないって』(じゃ、なにかい。やっぱり私のことを犯人扱いしてたんかい!)でもね、ありのパパさんが犯人じゃないっていう証拠が欲しいんですよね〜。何かないですかね?」と言われ、ありのパパも頭を振り絞って考えました。
そうしたところ、ピンポーン!「そうだ!時間管理アプリをお見せしたら、容疑が晴れる一助になるかもしれない」と気づいたのでした。
何年間もaTimeLogger2というアプリを使っていたのですが、今年の正月から「たすくま」というアプリに変えていました。
それで再び aTimeLogger2をダウンロードし、記録が残っているかどうかをチェックしたところ、 aTimeLogger2のサーバーに記録が残っていました。
その時「やった〜!これで容疑が晴れる」と本当に嬉しかったです。
アプリの画面を刑事さんたちにお見せし、犯行当日のありのパパの行動を一分単位で説明しました。
刑事さんたちの顔色が変わりました。
そのアプリの画面表示をデジタルカメラで撮影し、署に持って帰られました。
それから何日もしないうちに、刑事さんとその刑事の上司がお見えになられ、「何年間も聞き取り調査を行うことによって心労をおかけし申し訳ありませんした」と言ってくださいました。
それとともにアマゾンのギフト券をくださいました。
いくらのギフト券だったかは内緒です(笑)。
5.これからも「すべての人に敬意をもって接する」生き方を続けるぞ!
この三年間の刑事さんとのやり取りは、新しい生き方を実践する上で大変役に立つ出来事となりました。
ありのパパがこの出来事から教えられたことは「幸せは自分持ち」ということです。
他人(ひと)が自分を幸せにしたり、不幸せにしたりするのではない。
すべては私がどのような行動パターンをとるかに掛かっているのです。
恐れと不正直の行動パターンで生きていけば人生はどうしたって行き詰まります。
しかし、恐れを乗り越える生き方である「すべての人に敬意をもって接する」行動パターンを生きていけば人生はおのずと平安と喜びに満ちたものにならざるを得ません。
◎今日の記事は、ひとりでも多くの方が12ステップを使って人生を変え、生き方を変えるきっかけになればと思い、書かせていただきました。
平安と祝福を祈っています。
初めてコメント致します。
私は人と向き合うことができません。
相手の行動が自分の予想通りでなかったときに、パニックを起こしてしまいます。
一呼吸おいて、発言したりすればいいのですが、感情をそのまま相手に伝えて(毒付いて)しまいます。
このような自分の行動はこの7〜8年位前からです。
それまでは、自分の考えや欲求を人に伝えることができず、ウジウジとしていました。
それが、まるでリミッターが外れたように暴走してしまいます。
他人を嫌な気持ちにさせたり、迷惑をかけていることも十分認識しております。
ただ、その場では抑えることができず。
棚卸しはどのようにしたら良いのでしょうか。
ありのパパさんがシェアリングパートナーになっていただけるとブログにあるのですが、具体的にどのように申し込んだりしたら良いのかご教授いただけますか。
よろしくお願いします。
こんにちは、ギフトさん。
コメントしてくださり、ありがとうございます。
コメントしてくださっている内容を拝見しますと、これは12ステップで回復できると理解できます。(あくまでもありのパパ個人の私見です)
棚卸しのやり方について申し上げます。
1.まず「回復のステップ」という書籍を購入し、ざっと全部読んでみる。(一日程度)
2.次にステップ1の部分から精読する。(ステップ4まで4日程度)
3.ステップ4まで精読できたら、棚卸表の作成に取り掛かる。(恨みのリスト1日)
4.恨みのリストが書き終わったら、ありのパパに連絡し、日時を決める。
5.恨み⇒恐れ⇒性⇒その他の領域という順番で行います。
よろしくお願いします。