筋トレを続けるモチベーション(やる気)がなくなった時、ネットを検索して「モチベーションをよみがえらせる方法」を書いている人はいないかと探してみました。
しかし残念ながら誰一人として「こうやったらモチベーションを復活させることができます」と書いている人はいませんでした。
それで「だったら、ありのパパが書いたらいいんじゃないか」と思い、この記事を書きました。
この記事が、やる気をなくし、「どうしたらもう一回やる気をよみがえらせることができるだろうか?」と悩んでおられる方の助けになれたなら幸いです。
1.『いい気』になっていると『やる気』はなくなる!
そもそも、やる気とはいつかはなくなるものです。
私たちにとって必要なことは、やる気がなくなる前に、やる気がなくなっても続けられるようにしておくことです。
それをいい気になって慢心して「やる気があるんだから、やる気に頼ってればいいんだよ!」などと考えていたから、こんなことになってしまったのでした。
それで問題の核心は「やる気に頼らずに物事を処理していく方法を身につけること」ということになります。
2.人によって自動化ロボットにまかせている範囲は異なる
物事にはモチベーションを必要としないものと、未来永劫(みらいえいごう)モチベーションを必要とするものの二種類あります。
たとえば朝起きて顔を洗うのにモチベーションを必要とする人はいません。
自動的に朝起きたら顔を洗っています。
では、その次にくる「朝食を食べる」という作業はどうでしょうか?
自動的に朝ごはんを作り、自動的に食べ、自動的に食器を洗い片付ける人もいれば、「食べるのが面倒臭し、時間もない」と感じ、朝食抜きで家を出る人もいます。
これは同じことをやっていても、モチベーションを必要とする人と、しない人がいるということを示しています。
3.やる気がなくなったのには理由がある
私たちはやる気を失うと、盲目的に「もう一回、やる気にあふれた自分を取り戻したい」と願います。
しかし、このようなときこそ一旦立ち止まって「なぜ自分はやる気を失ってしまったのか?」を考えることが大切です。
以下は私たちがやる気を失う原因を上げてみました。
①人間関係
ジムのメンバーやスタッフと気が合わない。
②課題が大きすぎる
目標が「死ぬまで元気!」だったりして、あまりにも漠然としすぎている。
③そもそもやりたいと本当は思っていなかった
そもそも体を動かすのが好きではない。
④単に飽きた
誰だって同じものを食べていれば飽きます。
そうならないためには毎日ちがうものを食べることです。
筋トレも飽きたら新しい種目を取り入れましょう。
⑤心と体が疲れている
怪我ばかりしていると、脳は「こんな怪我ばかりしていることに『やる気』を提供するわけにはいかない」と考え、結果としてやる気がなくなります。
⑥実行する時間帯を動かした
夜食を食べる人の特徴は夜食が習慣になっていることです。
しかし、夜食を食べることが習慣になっている人が、同じように朝食を食べることも習慣になっているとは限りません。
(かえって夜食習慣のある人は、朝食習慣が身についていない人に多いようです)
これは習慣というものが時間帯別に定着するものであることを示しています。
早朝に筋トレをやる習慣が定着していたとしても、午後に筋トレをやるように時間帯を変更するのであれば、「午後に筋トレをやる習慣」として改めて定着させていく必要があります。
⑦実行する時間を増やしたり減らしたりした
筋トレを一回につき15分しかやらなかった人が、30分やるようにしたらどうでしょうか?
脳はこれを「全く新しい習慣だ。大変だ!拒否しなければ!」と受け取ります。
安易に実行時間を変えないことです。
4.原因に対応した解決策を検討する
①具体的に小さなことを改善する
(以下に書いてあることは全部、ありのパパの個人的経験です。ですので他の方に当てはまらない場合もあります)
a.一日に15分以内にする
それ以上やると途端にやる気が起きなくなる。
b.ダンベルを床に置かない
ぎっくり腰になる。
c.デッドリフトはやらない
ぎっくり腰になる。
d.朝一番から昼食前の時間に筋トレを移動する
早朝にやるとぎっくり腰になる。
最も安全な時間帯は14時〜17時ですが、この時間帯ではすでにやる気が失われていて実行することができませんでした。
それで次善の策として昼食前の時間帯にもってきました。
e.鏡を見ながらやる
鏡を見ないでやるとやる気が出ない。
f.ソイプロテインからホエイプロテインに戻す
筋肉のつき方に違いが出るような感じがする。
(発がん物質の恐れのある添加物が一切入っていないホエイプロテインを見つけました)
②ごほうびを用意する
ただし、食べ物はダメです。特にラーメンとかチョコレートはダメ。
これらは食べたらダメなのではなく、ごほうびにしてはならないということです。
③今の自分にイエスと言おう!
ワークアウトを行った結果にではなく、続けている自分にフォーカスを当て、継続できている自分に合格点をあげまょう。
結果だけに焦点を当てていると結局疲れ果ててしまい、続けることができなくなってしまいます。
5.習慣化プログラムを使って、筋トレをもう一度習慣にする
習慣化プログラムとは古川武士さんが提唱する『「続ける」習慣』のことです。
一度習慣にすることができたとしても、何かの理由で続かなくなったとします。
たとえば筋トレ実行時間を早朝から午後の遅い時間に変更したとします。
そうすると、あら不思議!今まで出来ていた筋トレができなくなりました(ありのパパのことです)。
なぜかな?と当惑するのですが、よくよく考えてみると当たり前のことでした。
①そもそも習慣とは何か?
習慣とは、一連の流れの中でやる気を必要としないまでに脳の中に「当然やるべきこと」として実行プログラムが組み込まれていることです。
ありのパパの場合ですと、[起床後にストレッチをして、その後にすぐに筋トレをやる]という具合です。
これを何らかの理由で夕食前に持ってくると、脳は「起床後ストレッチの後の筋トレ習慣は廃止。夕食前の筋トレは全く新しい習慣であり、そうやすやすとは受け入れないぞ!」と身構えます。
「時間を移動しただけ」と思っているのは自分だけであり、自分の脳は「これは全く新しい習慣である」と警戒態勢に入っているのです。
②筋トレなどの身体習慣が身につくには三ヶ月必要
「また三ヶ月か?!」と思わないわけではありませんが、すでに習慣化のコツを身に着けていますので抵抗感は少ないです。
また、「筋トレを一ヶ月やると自分の体が変わったのを自分自身が気づき、三ヶ月やると他人に気づかれる」と言われるようにワークアウトにとって三ヶ月という長さは相性(あいしょう)がいいのです。
『続ける習慣』の原則に基づいて筋トレを連続90日やって分かったこと
習慣の王者である習慣力の身の付け方
今日の記事は「筋トレセラピー」(森俊憲著)を参考にしました。(リンク先は「筋トレセラピー」の新版になります)
ご一緒にワークアウト習慣を身に着けてまいりましょう。
◎回復と平安と祝福を祈っています。