「経験と力と希望」とは何を指しているのか?

        

1.私の経験

空回り

自分の人生を振り返り、それを一言で言い表すとすれば「から回り」という言葉が一番ふさわしいと思います。

自分の本当の問題が何であるかを考えることをせずに、健康な人の振りを一生懸命していました。
そのうちに振りをすることが当たり前になり、振りをすることが人生であると錯覚するようにもなりました。

自分の人生の核心的な問題はAC(アダルトチルドレン)であることを知り、そこからの回復を目指しました。

そのような中で抑圧していた感情が次第に噴出するようになりました。
出てきた感情は怒りでした。
カウンセリングの書籍にも「始めに出てくる感情は『怒り』であることが多い」とあったので、想定内ではありました。

しかし私の怒りの感情が他の人と違ったのは、それが怒りの爆発だったことです。
怒りの爆発はどのような場合であっても健全なものではなく、それは反社会的行為に当たります。

自分自身に危機感を覚えたありのパパはACの問題は一旦わきにおいておいて、怒りの爆発という問題を、12ステップに取り組むことによって解決することにしました。

        

2.私の力

12ステップに取り組む中で「霊的目覚め」が与えられました。
この威力はものすごく、怒りの爆発がいっぺんで止まってしまいました。

しかし、「怒りの爆発」という回路は以前のまま生きています。
ただ単にスイッチが入っていないのに過ぎないことを、ありのパパ自身がよく分かっています。

        

3.私の希望

怒りの爆発の原因になったものに現在は取り組んでいます。

それは「病的な支配欲求」です。
「あなたは私の考えたように行動し、私が考えるような存在にならなければならない」と考え、そのようにならないとき、怒りを爆発させます。

はじめは「手放して、あとは神にお任せ」というスローガンを用いて何とかしようとしましたが、何ともなりませんでした(笑)。
手放したはずの病的な支配欲求は気がつくと足元に置かれていました。

そのような時に神様がヒントを与えてくださいました。
それは「手放して、あとは神にお任せ」がうまくいかないのなら、「無力を認める」やり方でやればいいというものでした。

その通り行ってみると「今までの苦労はなんだったのか?」というぐらい、容易に病的な支配欲求に打ち勝つことができました。

しかし、怒りの爆発と同様に病的な支配欲求も回路そのものは生きています。
現在の課題は回路のスイッチが入らないように、なお回復の道を進みゆくことです。

神は私を祝福して、回復と成長の道を歩み続けさせてくださると信じています。
これが「私の希望」です。

◎どうぞ皆さんも、ご自分の「経験と力と希望」をミーティングで分かち合ってください。
平安と祝福を祈っています。

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