さようなら完璧主義さん、こんにちは最善主義思考さん!

今日は「力の抜きどころ-劇的に成果が上がる、2割に集中する習慣」(古川武士著)をご紹介します。
(書籍から抜き出した文章は「」で示しています)

        

1.この書籍の位置付け

著者の古川武士さんは「続ける習慣」で行動習慣にスポットを当て、次に「やめる習慣」で身体習慣にスポットを当てました。
三冊目の「マイナス思考からすぐに抜け出す9つの習慣」では思考習慣にスポットを当てました。

さらに今回の本では9つの思考習慣の中の完璧主義にフォーカスを当ててくださいました。

「当ててくださった」とわざわざ書いたのは、アダルトチルドレン(AC)であるありのパパは13個の強迫観念を持っているのですが、これは思考習慣でもあります。

ACの思考習慣の特徴は完璧主義ということです。
そういう訳で、強迫観念を統合作業するさいに、この「力の抜きどころ」は大変参考になります。

        

2.なぜ完璧主義はダメなのか?

「成果が出ている2割の部分で勝負する。
そのためには、その他の8割を捨てる。
しかしこれが難しい」

難しさの原因は完璧主義思考にあります。
成果を出すためには他の8割を捨てるか整理する必要がありますが、完璧主義思考に陥っているとこれが難しいのです。

        

3.解決策は何か?それは最善主義思考

アダルトチルドレン(AC)にとっても、これは重要です。
なぜならACの13の強迫観念の中にある「行き過ぎた責任感」や「病的な見捨てられ不安」が原因となって完璧主義思考的な行動にとらわれているのがACだからです。

この本の目的は「力の抜きどころが絶妙な人」になることです。

ACにとっても、ACでない方々にとっても自由自在に力の抜き方を身に付けることができるなら最強ではないでしょうか?

        

4.完璧主義は性格ではなく、習慣にすぎない

性格は変えられないし、変える必要がないものです。
なぜなら神が、あなたに与えられたものだから。

しかし習慣は変えられます。
なぜなら、それは習慣に過ぎないから。

        

5.病的な見捨てられ不安に対処する

「人に嫌われたくない」というのは健康な感情です。
しかし、それが病的なものに変質してしまうことがあります。

それは八方美人になってしまうときです。
そして八方美人の別名が完璧主義者なのです。

ACの問題リストの中に「批判や非難におびえる」というのがありますが、まさにこれです。
ここを何とかしないと、私たちの人生は息詰まってしまいます。

「嫌われる覚悟、非難されても批判されても仕方ないと腹を決める」ことです。
これは『非難されてもおびえないでおこう』と決心することではありません。
なぜなら、そんな決心などはいくらしても何の効果もないからです。
どうしたっておびえてしまうのが私たちです。
しかし『たとえおびえたとしても、それでも私は八方美人をやらない』と決心するのです。
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◎完璧主義思考を捨てて、最善主義思考になったら人生は変わります。
平安と祝福を祈っています。

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