今日は「やめる習慣」ご紹介の2回目です。
1.うまくいかせるための三つの原則
①一度にひとつの習慣に取り組む
欲をかかず一度に一つずつやります。
身体習慣はやめるのに三ヶ月かかりますが、それでも一年間で4個の悪い習慣をやめることができます。
一度に複数の習慣に取り組むと失敗する確率が飛躍的に上昇します。
②センターピンとボルトネックを明確にする
センターピンとはボーリングのピンが三角形に並んでおり、その頭の部分にボールをぶつけると全部のピンが倒れることによります。
ボトルネックとは、その悪い習慣をやめるのを拒んでいる一番の原因は何かということです。
③目標達成ではなくプロセスに集中する
目標達成を目的にすると達成したあとにモチベーションが下がってしまいます。
しかし習慣を身に付けることを目的にした場合にはモチベーションが下がることはなく、一生の間有益な習慣として私たちの人生を祝福してくれます。
2.心の筋肉とエネルギーを強める
肉体にも筋肉とエネルギーのふたつが大切であるように、心にも心の筋肉と心のエネルギーを強めることが大切です。
①心の筋肉を強めるためには「片づけ」「早起き」「運動」の三つが有効
この3つを身につければ非常にパワフルな自制心が鍛えられます。
②心のエネルギー(やる気エネルギー)とは精神的なエネルギーのこと
心のエネルギーが十分にないと、心の筋肉も十分に働くことができず、悪い習慣をやめることもできません。
そのためには以下のことが有益です。
a.ぐっすり眠る
b.十分な食事をとる
c.ゆとりのある生活を送る
d.風邪を引かない
e.達成感を得る
f.前倒しでやる
3.どのようにアプローチすればよいか?
①良い習慣を使って悪い習慣をやめる方法
たとえば食べすぎという悪い習慣を止めようとします。
その時、直接的に食べ過ぎ習慣を止めようとするのか、それとも四群点数法という良い習慣の修得をもって食べ過ぎ習慣をやめようとするのかという問題です。
ありのパパは、直接的に食べ過ぎ習慣を止めようとするよりも、四群点数法を修得するほうが何倍も楽でした。
このようにひとつの悪習慣を止める場合でも複数のアプローチの方法がありますから、ここは知恵の絞りどころです。
一番簡単に最短距離で悪い習慣を止めることができる方法を考えることが大切です。
②見える化することによって、自己管理意識に火を付ける
無意識に行動していることを記録することによって見える化が可能になる。
これはもう本当に真実であるということができます。
ありのパパの習慣習得を振り返ってみると、記録したものは習慣として定着し、記録しなかったものは定着に失敗しました。
ある方が「私は記録するなんて面倒くさいから、それ以外の方法でダイエットをする」と言われました。
私はそれを聞きながら内心「その記録するのが面倒くさいというのが、あなたがダイエットに失敗している原因だよ」とボソッとつぶやいたことでした。
③モチベーションスイッチを使う
a.魔法の言葉
「私にはできない。しかし神には何でもできるからである」(byありのパパ)
これを頭を垂れて三度唱えます。
そうすると渇望の波は通り過ぎていきます。
b.習慣ドリーム
悪い習慣を止めた後の夢を描く。
c.徹底ルーチン
行動メニューを具体的に決め、機械的にこなす。
d.タイマー効果
タイマーを使って制限時間内に最大限集中する。
これにはポモドーロテクニックが最適です。
e.ご褒美と罰
ご褒美と罰を用意し、快感・危機感を上手にあおる。
ただし、ダイエットの時にごほうびとしてチョコレートはダメですし、節約習慣の時にごほうびとして高価な買い物もダメです。
悪い習慣をひとつやめてから、多くの良い習慣を身に付けると人生が本当に変わってしまいます。
ありのパパがその証人です。
習慣をコントロールする人生を生きるのか、それとも習慣に振り回される人生を送るのか、それを選ぶのは私たちの決断に掛かっています。
◎回復と平安と祝福を祈っています。