速読術を使わずに本を一日一冊読む方法があった!

今日は皆さんに「遅読家のための読書術」(印南敦史著:いんなみ あつし)をご紹介します。

        

1.一般的な速読術の問題点

皆さんは「もっと速く本を読めればいいのだが」と思われたことはありませんか?
ありのパパはしょっちゅう思っていました。
それで「速読術」の教室に通ったり書籍を読んだりして練習していました。

その結果、速読が出来るようになったかというと全然そんなことはありませんでした。
速読術を使って本を読むと、確かに速く読むことはできます。
しかし頭に残っていません(笑)。
これでは何の役にも立ちません。

これは果たしてありのパパに問題があるのか、それとも速読などというものが初めから存在しないものであるのかの、どちらかということになります。

        

2.読む本を厳選する方法

それで速読術はあきらめて、読む本を厳選するようにしました。
これはこれで効果はあったのですが、いかんせん読みたい本は多くあります。

またもう一度読み返したい本も何百冊もあります。

しかし一冊を読むスピードが遅いと、もう一度読み返したい何百冊もの本を読み返すことは不可能です。

そんなときに出会ったのが印南敦史さんの「遅読家のための読書術」でした。

        

3.著者おすすめのフローリーディングとは何か?

印南さんのおすすめは、一日に一冊を読み終わる読み方です。
そんなことが可能でしょうか?
印南さんの本通りにすると、それが可能になります。
ではご紹介しましょう。

①「はじめに」と「目次」と「おわりに」を熟読する

a.「はじめに」には、その書籍の一番の売りは何かが書かれてあります。

実際に本を読むときは、その書籍の一番の売りとしていることを頭に入れながら読みます。

b.「目次」はその書籍の地図です。

自分が知りたいことは、どの部分に書かれてあるのかを明瞭に知ることができます。

逆に言えば他の部分は流し読みしても、その部分だけをしっかり読むならば、自分の知りたいことを充分に得ることができます。

c.「おわり」には著者が言いたかった本音が書かれてあります。

「はじめに」は著者が本を買おうか買うまいか迷っている人に向けて書くものです。
それでもっとも人々の必要に答えることは何かを考えつつ書かれてあります。

それに対して「おわり」には、著者が本当に伝えたかったことが書かれてある場合が多いです。
ですから「おわりに」を最初に読んでおくことによって、著者が本当に言いたかったことを読み逃す危険から免れることができます。

②各単元(最小見出し)の初めの5行とおしまいの5行だけを読む

一般的な書籍の各単元の構造は、はじめに主張を書き、その次に裏付けとなる具体例を書き、最後にもう一度結論を書きます。

ということは初めと終わりの部分だけを読んでも意味が充分通じる場合も多いということです。
それだったら初めと終わりの部分だけを読み、意味が分からないときだけ具体例の部分を読み返せばよいということになります。

③息は吸って、吐く。読書は「読んだら、書く」のがゴールデンルール

水泳でも息継ぎが下手な人は息を吸ってばかりいるそうです。
そうではなく息を吐くことを中心にすると、自然に息を吸えるようになるそうです。

印南さんは、これと同じように「読書も読んだら書け!」とおっしゃいます。

書き方は、ビビッと来たら、紙にその部分を書き写します。
そして本を読み終わった段階で、一行だけの感想を書きます。
たった一行であるところが、味噌です。
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◎印南さんのやり方を実践すると、確かに一日で一冊読むことが可能になりました。
出来てみると、あっけないものだなと感じました。
皆さんもどうぞ、フローリーディングを実践なさってみてください。
平安と祝福を祈っています。

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