(2020/09/14記事更新)癇癪持ちは怒りの爆発がなくなることはなく、治ったと思った時が失敗するときです。
ですから癇癪持ちは神の恵みによって爆発しないように手はずを整える必要があります。
この記事はその手はずを具体的に解説しています。
1.自分が『キチガイ』であることを認める
あまり「キチガイ」という言葉を連呼するのもどうかと思いますが、自分が怒り依存症になってみて、この「キチガイ」という言葉が一番ピッタリ来ますので、この言葉を使っています。
怒り依存症とは何かと言えば、怒ろうと思った瞬間に脳内の報酬系という部位にある依存症回路がすぐさま連動し、怒りが爆発する病気のことです。
この病気になってしまうと普通に怒るということが不可能になります。
この病気になった人の選択肢は二つあります。
ひとつは怒るのを一切やめてしまうことです。
もうひとつは文字通りキチガイとなって、怒りのために自分の人生を台無しにしてしまうことです。
(こんなことを言われて「私は後者を選びます」と答える人はいないと思いますが)(笑)
2.怒りが爆発しそうになったら、心の中で「やっぱり自分はキチガイのままなんだな」と深く深く納得する
普通の人なら、ただ単にムッとするような場面であっても、怒り依存症者は怒りが爆発します。
ありのパパはこのような状況に遭遇(そうぐう)するたびに「やっぱり依存症は治らない病気なんだな。死ぬまでこのまま。しかし回復は可能。だから回復に専心しよう!」と自分に言い聞かせます。
そして「自分はキチガイなんだから、怒る自由は自分にはない」という事実を認め続けます。
アルコール依存症者には「はじめの一杯の狂気」と呼ばれる精神面での強迫観念があります。
この精神面での強迫観念に対して私たちは無力を認めました。
生涯、死ぬまで無力のままです。
怒り依存症者にも怒りを爆発させることを正当化しようとする強迫観念があります。
「この場面では怒っても当然だよな」とか「この場面だったら、みんな怒るよね」という具合です。
しかし、あとから振り返ってみて自分が勘違いしていることに気づきます。
それは「怒るのが当然」であっても「怒りを爆発させるのが当然」ではないという事実です。
ここまで来ると自分を笑えるようになっています。
その心の状態を保ったままで、なるべく速やかにその場を離れます。
3.このサイクルを生きている限り、回し続ける
大変なように感じるかもしれませんが、神の恵みと助けによって可能です。
感情の爆発に悩んでいる多くの方々の参考になれば幸いです。

◎回復と平安と祝福を祈っています。
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