(2020/08/24記事更新)癇癪持ちで苦しんでいる方が多くおられます。
でも絶対大丈夫。この記事に書かれてあることを忠実に実践なさるなら必ず回復することができます。
1.癇癪持ちの原因と対策
①癇癪の原因を知ることではなく感情の爆発を抑えることにフォーカスする
特定の原因があなたを癇癪持ちにしたことは間違いありません。
しかし癇癪持ちであることを悩むほどに症状が重くなっている場合は、感情の爆発は元々の原因とは関係無く、ところかまわず爆発するようになります。
あなたご自身の経験はそうではありませんか?
もし、そうであるならまず第一にすべきは、感情の爆発を抑えることです。
癇癪持ちになった原因探しは、感情の爆発を止めたあとになすべき作業です。
この「原因探し」は大変重要です。
②まず感情が爆発しないための手はずを整える
感情が爆発しないための方法は極めて当たり前のことばかりです。
しかし癇癪持ちは当たり前のことを当たり前にしてこなかったために今の困難な状況があります。
ですから本当に癇癪から解放されたいと願うなら、ここに書かれてあることをバカの一つ覚えのように忠実に実行なさることです。
そうしたら必ず癇癪から解放されることが出来ます。
2.爆発防止の具体的やり方
①自分の心の中に『もう一人の人』を産み出す
a.感情が爆発する人は自分のうちに一人しかいない
心が健康な人は心のうちにもう一人の人がおります。
そして、そのもう一人の人と相談しながら自分の行動を決めていきます。
それで行動に客観性があり、ある程度合理的な判断を下すことができます。
ですから感情の爆発を止めようとするならどうしても心の中にもう一人の人を産み出す必要があります。
b.感情が爆発する場面で「もう一人の人」に登場してもらう
「感情が爆発しそうだ」と感じたら、もう一人の人に語ってもらいます。
「あなたはキチガイであり、自分を普通の人と思ってはならない。いいね、わかったね」
はじめのうちはもう一人の人に語ってもらう前に怒りが爆発することもあります。
しかし徐々に怒りが爆発する前にもう一人の人に語ってもらうことができるようになります。
c.もう一人の人に自分が演じている劇の観客になってもらう
たとえば電車の車内で怒りが爆発しがちの人は、爆発しそうな兆候を感じたら、もう一人の人に車内で演じられている劇の観客になってもらいます。
そうすると「いつものお定まりの三文(さんもん)芝居を演じている」と自分を客観視できます。
そうこうしているうちに何だか自分のことが笑えてきます。
そして可能なら速やかにその場を立ち去ります。
②自分が普通の人ではなく『キチガイ』であることを認める
誰かが誰かに「お前はキチガイだ」と言ったとしたら、それは人権の侵害であり名誉を毀損することになります。
しかし自分が自分自身に向かって「私はキチガイだから、怒りを爆発させる自由は私にはない」と言ったとしても何も問題もありません。
③他人が自分にどう接するかではなく、自分が他者にどのように接するかにフォーカスする
a.癇癪持ちの心の状態というものは案外単純
それは「自分は被害者であり、他人が怖い」 というものです。
いつも自分は他人から責められ傷つけられるのではないかと恐れています。
このような状態で生きてきた結末が、感情を抑えることができなくなった現在のありさまなのです。
b.他者を恐れている暇があったら、自分が他者にとってのgood peopleになる
相手にとって自分が善い人になろうと全力を尽くしているときは、人を恐れている暇がなくなります。
『すべての人に敬意をもって接する』とき、あなたは恐れから解放されることができます。
残念ながら恐れがなくなることはありません。
しかしあなたが恐れに背を向けて、自分が人々にとって善い人になろうと全力投球するとき恐れを感じない人生を生きることが可能になります。
3.癇癪持ちは健康な形で怒ることはできない
アルコール依存症になったら適度に酒を飲むことができなくなります。
これは回復したあとも変わりません。
アルコール依存症で死にたくなければ、一生の間しらふを貫くほかに選択肢はありません。
中には回復したに過ぎないのに治ったと勘違いして再飲酒する人がいます。
そのような人々の行く末はアルコール依存症による死です。
私たち癇癪持ちも全く同じです。
一旦、癇癪持ちになったら、その人に怒る自由はありません。
なぜなら怒ることがイコールで怒りの爆発に繋がるからです。
ありのパパも初めの頃いろいろ試してみました。
しかし怒ろうとすると、その瞬間に体内の血が逆流し、爆発的な怒りの感情の波が押し寄せてきます。
それで「やっぱり治ってなかった。自分は一生キチガイのまま」と事実を認め受け入れます。

◎回復と平安と祝福を祈っています。