(2020/08/19記事更新)人間関係を良くする秘訣は一つではありません。
内向型か外向型かによって人間関係を良くする仕方は異なります。
この記事は内向型の人が実践できる人間関係を良くする方法を解説しています。
1.内向型の人は徹底して人の話を聴けば人間関係は好転するく
「私は人の話を聴いていますが、人間関係の悩みが絶えません」と仰る方がおられます。
この方の真の問題は何でしょうか?
それは自分は人の話を聴いているつもりでも、相手は話を聴いてもらった気がしていないということです。
では具体的にどうしたら話を聴いてもらったという気になっていただくことができるのでしょうか?
①決して口をはさまない
カウンセリングを行っているときに、無口な相談者さんがおられます。
これは困ります。
このようなときは「20分ぐらいバァ~ッと話し続けてください」とこちらからお願いします。
「対話している」と思ってはなりません。
「話を聴かせていただいている」と思うのです。
これを傾聴(けいちょう)と言います。
慣れると傾聴しているほうが楽だと感じるようになります。
②頼まれても解決策を提示しない
「『どうしたらいいか?』と相手に聞かれたので、自分の考える解決方法を教えたら、相手が怒りだした」という経験をしたことはないでしょうか?
相手が「どうしたら良い?」と聞いたとしても、ほとんどの場合それは形だけに過ぎません。
本当は話を聴いてほしいのです。
もちろん中には解決を求めている人もいます。
しかし傾聴という入り口から入らなければ、問題の解決という出口に到達することはできません。
こんなことは当たり前の話です。
話の腰を折らずに聴かせていただくことは、問題解決の入り口に当たります。
そして問題解決の入り口に入ることさえできれば、あとはご自分で出口を見つけだすものです。
2.家族のコミュニケーションのとり方
①夫婦の場合
ご夫婦のどちらかがいつも話の聞き役というのは健全なことではありません。
理想は半々です。
いきなりは無理なら、一週間に一度程度は役割を交代することです。
奥さま方が言われることに「夫は私の話を真剣に聴いてくれない」というのがあります。
これはもっともな訴えではあるのです。
解決方法は、まずご自分がご主人の話を真剣に聴くことを始めることです。
そうしたら黙っていてもご主人はあなたの話を真剣に聴くように必ずなります。
この解決方法は奥さま方にとって受け入れがたいものでしょうか?(笑)
②親子の場合
コミュニケーション能力に問題のある夫婦の場合、母親が子供を夫の代わりの話の聞き役にすることがあります。
これは子供にとって拷問(ごうもん)になります。
このような親を「子供の生き血を吸って生き延びている親」と呼びます。
親は子供に対しては聞き役専門に徹する必要があります。
子供時代に話を十分に聴いてもらった人は大人になってから人の話を聞くことができる人間になります。
◎回復と平安と祝福を祈っています。
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