(2020/08/08記事更新)アダルトチルドレンの傾向のある人は低い自己評価を他人からの評価で帳尻を合わせています。
それで不当な扱いを受けるなどすると怒りが爆発します。
この記事はそのメカニズムを明らかにし、解決方法を解説しています。
1.低い自己評価を他人からの評価で帳尻を合わせている
多くの人は気づいていませんが、自分自身の自己評価の低さを他人からの評価で補っています。
自己評価とは自分が自分自身をどのように評価しているかということです。
急に怒りだす人のほとんどは自己評価が致命的に低い人です。
それで自尊心を傷つけるような他人からの行為や言動があると過剰反応してしまうのです。
2.他人の評価を得るために上下関係をわざと作る
自己評価が低いと他人からの評価に過剰に依存します。
依存する方法は上下関係を作ることです。
ひとつは自分が下で相手が上の場合です。
この場合に出てくるセリフは「あの人は私のことを分かってくれない」というものです。
「あの人」の部分に「上司」「親」「パートナー」を入れ換えると良く分かるようになります。
もうひとつは自分が上で相手が下の場合です。
この場合のセリフは「何であいつはちゃんとできないかな?」というものです。
もう皆さん既にお分かりのように他人からの評価をもらうために上下関係を必要としているのです。
もし他人の評価が必要でなくなれば、上下関係もまた必要でなくなります。
その時にはフラットな人間関係が自然に生まれてくるようになります。
3.低い自己評価からの回復方法
①自己評価(セルフイメージ)が低いことに気づく
何に気づくかと言えば、それは自己評価が低く、その低さを他人からの評価で補っていたということに気づくのです。
②親替えする
自分の自己評価の低さの原因は養育者からの低い評価を鵜呑(うの)みにしたことです。
この場合、養育者の自己評価も低いのが一般的です。
この呪いの連鎖ともいうべきものを断(た)ち切るために必要なことは、神に自分の新しい親になっていただくことです。
そして自分もまた自分自身の善きマネージャーになる必要があります。
③他人からの評価なしでも生きていけるようにする
親替えの営みは長く続く過程です。
親替えがだいぶん進んだと思ったのも束(つか)の間、思いもしないときに他人からの低い評価という不意打ちをくらうと心が揺らいでしまうこともあります。
それでも朝ごとの祈りと黙想のたびに親替えに励んでいると少しずつではありますが、真の変化が訪れるようになります。

◎回復と平安と祝福を祈っています。
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