(2020/07/13記事更新)この記事はアダルトチルドレンの見捨てられ不安とは何かを明らかにし、それを統合することについて解説しています。
1.アダルトチルドレンの見捨てられ不安は嗜癖
アダルトチルドレンにとっての見捨てられ不安は嗜癖です。
見捨てられ不安とは人間関係において見捨てられることを恐れることです。
この見捨てられ不安を嗜癖として使うようになると別の形でも現れるようになります。
ありのパパ自身のことを言えば、見捨てられ不安は行き過ぎた責任感と過剰な世話焼きという形をとって現れました。
はじめは行き過ぎた責任感を何とかしようと取り組んだのですが、すぐに行き過ぎた責任感の裏には病的な見捨てられ不安があることに気づかされました。
それで病的な見捨てられ不安の統合作業に取り組み始めたのですが、病的な見捨てられ不安は行き過ぎた責任感だけでなく、他にも様々な形を取って現れていることに気づきました。
アダルトチルドレンの根っこには「人が怖い」という人への恐れがあります。
その恐れが様々な病的な人間関係を嗜癖として使う原因になっています。
2.アダルトチルドレンの強迫観念は全部で13個
ありのパパはひとつの強迫観念に半年を掛けて統合作業を行っています。
始める前は「長すぎるかな?」と思っていましたが、いざやってみると半年はちょうどよい長さであると思わされました。
この文章を書いている段階で見捨てられ不安への統合作業を始めて153日経ちました。
半年掛ける予定ですので残りは約1ヶ月となりました。
そろそろ次に取り組むべきアダルトチルドレンの問題行動(嗜癖の一覧表)を決めようと思っています。
皆さんもご一緒にアダルトチルドレンの問題行動の統合作業に取り組んでみませんか?
(追記)
この記事を書いてから5年が経過しました。
その間、神はありのパパをアダルトチルドレンの嗜癖を使わないようにシラフを保ってくださいました。
5年経った現在の統合作業のやり方は一つの問題に一週間を掛けています。
そして教えられたことを一週間に一度あるACスカイプミーティングで分かち合うようにしています。

3.見捨てられ不安から解放されるために
無力を認めた人は自力で戦おうとしなくなります。
何とかしようと戦うのは本心では無力を認めていないからです。
嗜癖を使うように命じる強迫観念がなくなることはありません。
しかし強迫観念のスイッチを入れないで生きていくことは可能です。
回復するとは、このスイッチを入れないで生きていくことを指しています。
ありのパパの例で言いますと、このからくりに気づいてからは、見捨てられ不安が発動すると、自分自身に向かって「ただいま見捨てられ不安のスイッチが入り中、ただいま見捨てられ不安のスイッチが入り中~」とユーモアをもって教えて上げるようにしました。
そうするとまるで憑き物が落ちたように見捨てられ不安のスイッチを切ることが出来るようになりました。

◎回復と平安と祝福を祈っています。