12ステップに取り組むのは霊的に目覚めるため。得るための三つの作業

(2020/06/29記事更新)依存症から回復するためにはすべての営みが霊的目覚めを得るという一点に集約される必要があります。
この記事は霊的目覚めとは何かを明らかにし、霊的目覚めを得るための方法を解説しています。

1.霊的目覚めとは何か?

霊的目覚めとは回復するのに十分な人格の変化です。
これは回復の道を私たちが歩むための動力であるということができます。
到底、霊的目覚めなしには回復の道を歩むことは出来ません。
霊的目覚めは車のエンジンにたとえることが出来ます。

では回復とはいったい何を指しているのでしょうか?

・人生を破綻(はたん)させる行為が止む。
・心が満たされる。
・自由に生きるようになる。
・人々にとって有用な存在になる。
・可能性を追求する人生を生きるようになる。

2.霊的目覚めを得るための具体的手段

コツは12ステップを全体として理解することです。

ステップの1と2はセットになっています。
問題の本質が自分の無力にあると分かれば、解決は自ずと明らかになります。
それは無力な自分を超えた大きな力です。
いつもこれをセットとして認識し、日々確認します。

ステップの3は回復するためにハイヤーパワーの指示に従うことです。
その指示とは、棚卸し作業(4・5)、短所を神に取り除いてもらう(6・7)、埋め合わせ(8・9)の三つです。
10以降は霊的目覚めを維持するためのステップです。

ということはステップの9までのどこかで霊的目覚めが与えられることになります。
ちなみにありのパパはステップの5を終了したところで与えられました。

3.霊的目覚めを得ると確かに人生が変わる

出来なかったことが出来るようになり、心の静けさとは何かが分かるようになり、自分には出来ないことを神がしてくださっているのが分かるようになります。
これはビックブックに書かれている「私たちに約束されたこと」の中の一文です。
この約束は12ステップに取り組みさえするならば実現すると約束されています。

潜水艦のように海中をさまよっていたのが霊的目覚めを得る前の人生であったとしたら、霊的目覚めを得た後は空中を飛んでいるかのようです。

ミーティングの現状

受講者が依存症施設での学びを終了して、各依存症別のミーティングに参加すると落胆するような現実に直面するかも知れません。

ミーティングに熱心に参加することや、12ステップを学ぶことは中間施設と同じように強調されますが、それらの目的が霊的目覚めを得るためであることは誰も言いません。
これでは終点がどこか知らないままに走っているマラソンランナーのようなものです。

このような罠にはまらないためにも、霊的目覚めを得た人々はミーティングにおいて躊躇(ちゅうちょ)なく自らの体験を語りたいものです。

「私たちは経験と力と希望を他の人たちと分かち合うためにやって来るのである」

【まとめ】
12ステップに取り組む目的は霊的目覚めを得るためです。
私たちお互いは、はっきりと目的をわきまえつつ歩みを進めたいものです。

◎回復と平安と祝福を祈っています。

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