(2020/05/18記事更新)一般的な考え方で言えば「無力を認めたら勝利できるのか?そんなわけないじゃないか!」ということになるでしょう。
しかしそうではないのです。
この記事はなぜ無力を認めることが回復につながるのかを解説しています。
1.ほとんど(almost)無力を認めることと全く(all)無力を認めることの違い
本音では「自分は無力ではない」と思っているにもかかわらず、無力を認めた振りをしているだけであってはなりません。
気づきが与えられ「自分は○○に対して本当に無力である」と告白される必要があります。
12ステッププログラムは「1以外のステップは完全に理解するとか、完璧に行うということはあり得ない。その時点での自分のできる限りでよい。しかしステップの1だけは完全に理解されなければならない」と教えています。
そのぐらい無力を認めることは重要だということです。
単なる「はい、ここからスタートだよ」というようなものではありません。
何に対して無力を認めるかが勝利の勘どころ
それが何であっても、あなたがその問題に対して無力であると感じるものを「私はこの問題に対して無力です」と明確にお認めになるなら、必ずその問題は解決します。
逆から言うと「いつまでもぐずぐずと自分の手に握っていることによってストレスにがんじがらめにされて苦しんでいるなら、とっとと『手放して、あとは神様にお任せ』してしまえ!」ということになります。
2.継続的に成長するために必要なこと
ある方が「アディクト(依存症)が止まっているのは感謝なのですが、成長はあまりしていないと感じます」と仰いました。
その理由は達成できているところにではなく不足しているところに目を留めているからです。
私たちはどうでしょうか?
あなたの関心はご自分が達成できているところにおかれているでしょうか。
それともご自分が達成できていないところに注がれているでしょうか。
そして「いつまでたっても、こんなままの自分じゃだめだ!」と嘆き、ご自分自身を裁いておられますか?
もしそうであるなら、人生の方向転換をはかられることです。
このことは難しいことではありません。
具体的なやり方
一日のうちの決まった時間に(ありのパパは就寝前にやっています)感謝できることを五つあげます。
この営(いとな)みを続けていると不思議な変化が人生に訪れます。
すなわち自分の人生は神が支配しておられること、私の人生の責任は神が取ってくださること、自分の人生は感謝に満ちていることに気づくようになります。
自分で何とかしようとすることをあきらめ、「私はこの問題に対して無力である」と認め、神様ならこの問題を解決することができると信じるなら、あなたはその問題から解放されることができます。
◎回復と平安と祝福を祈っています。