(2020/05/13記事更新)性格上の欠点・短所は取り除くべきものですが、アダルトチルドレンの問題リストは統合すべきものです。
この記事はACが統合作業をやらなければならない理由を明らかにし、統合作業のやり方を解説しています。
1.ACの問題リストとはアダルトチルドレンが使う嗜癖の一覧表
アルコール依存症者がもっている精神面での強迫観念はただひとつです。
それは「はじめの一杯の狂気」と呼ばれる飲酒欲求です。
そして「飲み始めたら止めることができない」という肉体面での渇望現象が続きます。
アダルトチルドレンには強迫観念が13個もあります。
それは主に人間関係の嗜癖であり、いったん使い始めるとドツボにはまるまで使うのを止めることができなくなります(渇望現象)。
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2.『性格上の欠点』と『問題リスト』の取り扱い方の違い
性格上の欠点・短所は神に取り除いてもらうべきものです。
ある意味では話しは簡単です。
なぜなら「悪い性格」を「善き性格」に代えていただく作業だからです。
私たちは「悪い性格」にこだわる必要はありません。
生涯を通して神に性格上の欠点を取り除くことを求め続けます。
これに対して13個の強迫観念への対処は微妙な問題を含みます。
リストの一番目には「私たちは人が怖いので、人々から孤立することを嗜癖として使う」とあります。
性格類型には内向型と外向型があります。
内向型の性格をもっている人々は一人でいることを好みます。
一人でいないと成し遂げるべきことを成し遂げることができません。
ですから元々の性格からくる『孤独』は守ってあげなければなりません。
しかし恐れから来る『孤立』は解消されなければなりません。
3.統合作業とは何か?
問題リストに挙げられている嗜癖についてどのように対処すれば良いのでしょうか?
それは「修正すべきところは修正し、あとは本来の自分の性格として受け入れてしまう」ということになります。
これを統合作業といいます。
リストには全部で13個ありますから、この作業は相当長期間にわたる作業になります。
統合作業の一例
様々なやり方があると思いますが、ありのパパが実践しているやり方をここではご紹介します。
毎日の祈りと黙想の時間に統合作業を行います。
一週間に一項目ずつ取り組みます。
そして一週間を通して教えられたことをミーティングで分かち合うようにしています。

◎回復と平安と祝福を祈っています。