(2020/04/10記事更新)アダルトチルドレンが回復しようとするなら「育て直し」は必須です。
では何を育て直すのでしょうか?この記事はインナーチャイルドを育て直しするのであることを明らかにし、育て直すための方法を解説しています。
1.アダルトチルドレンがインナーチャイルドを育て直す
インナーチャイルドとは「内なる子供」ということです。
ACは子供時代に十分な養育を受けていなかったり(養育放棄)、虐待を受けていたりします。
このような家庭を機能不全家族と呼びます。
このような環境で育った子供たちは生き残る(サバイバル)ことが全てであり、十分に愛されるなどは夢のまた夢でしかありませんでした。
そのため安心と安全が確保できる成人になってから、改めてインナーチャイルドを育て直していく必要があります。
なぜ育て直す必要があるのか?
一つは見捨てられ続けたあなたの中の幼子は寂しく悲しく悲鳴をあげています。
これが病的な見捨てられ不安の原因です。
もう一つは子供時代のあなたは効果的な解決手段を持っていなかったため、感情を感じないという方法でしか子供時代を生き延びることが出来ませんでした。
大人になった今でも、緊張を強いるような場面に出くわすと、感情を感じなくするという昔のサバイバルの方法を無意識の内に行っているということはないでしょうか?
これが感情の否認とか抑圧と呼ばれるものです。(ACの問題の10番目)

2.アダルトチルドレンがインナーチャイルドを育て直す方法
①もう一人の自分である「自分自身」に安心感を与え続ける
「あなたは一人ぼっちではないよ。神はあなたを見放さないし、私もあなたを見放さない。決してあなたを諦(あきら)めない」と言い続けてあげます。
これによってインナーチャイルドが育っていきます。
そして病的な見捨てられ不安からも回復していきます。
(ただし病的な見捨てられ不安が無くなることはありません。ただ病的な見捨てられ不安のスイッチを入れないで生きていくことが可能です)
自己意志だけで本能(=自分自身)をコントロールする生き方はうまく行きませんでした。
気が付いてみれば人生が思い通りに生きていけなくなっていました。
それで私たちはステップの3で自己意志だけで本能(自分自身)をコントロールする生き方を放棄して、神の意志と協働して本能(自分自身)をコントロールする生き方を選び取る決心をしました。
これが「親替(おやが)え」です。
②「自分」を成長させていく
自分が成長していくとは自分が何者であるかを知っているということです。
あなたは他の人に「あなたは何者か?」と聞かれたら、何とお答えになるでしょうか?
ありのパパなら「私は神の子である。神の子とは愛されている存在であるということ。では誰に愛されているかというと、少なくとも二人の人に。一人は私であり、もう一人は神である」と答えます。
このようにして神と私が自分自身を決して見捨てず見放さないという事実を黙想によって味わいます。
ありのパパは統合作業の2番目をやるときに必ず自分自身に向かって「もう自分が何者か分からないなどと言うな。あなたは愛されている存在である。私と神があなたを愛している」と優しく言い聞かせています。
ある方はこのように言われました。「神が私をお見捨てになられないので、私も私自身を見捨てない」
そうして「自分自身」を養い続けていくとき、かつてはどのように対処してよいか途方にくれていたような状況に遭遇しても、当たり前のように問題に対処できる自分になっていることに気づくときが必ずやってきます。
これがインナーアダルトが成長したということです。
◎回復と平安と祝福を祈っています。
