(2020/04/10記事更新)「埋め合わせって大変そう!」と感じている方はおられませんか?
それは埋め合わせを間違って捉えているからです。
この記事は本来の埋め合わせとは何かを明らかにし、埋め合わせする際の注意点を解説しています。
目次
1.埋め合わせは何であって何でないか?
①自分に問題(落ち度)があるにもかかわらず、一方的に恨んでいたことを修正する
12ステップが教える埋め合わせは謝罪ではありません。
そうではなく、過去に遡(さかのぼ)って修正する作業が埋め合わせです。
では一体何を過去に遡って修正するのでしょうか?
埋め合わせとは過去の過ちを修復し、元通りにすることです。
人間関係を修復することが目的であり、目標でもあります。
場合によっては遺憾の意を表すだけで良い場合もあるでしょう。
「申し訳ありません」ではなく、「残念です」と言うことです。
②埋め合わせと謝罪は違う
ありのパパははじめ埋め合わせと言うと、相手に土下座して謝ることかと勘違いしていました。
しかしビックブックには「跪(ひざまず)いてはならない」とあり、理解に苦しみました。
「相手が許さない時、それ以上踏み込んではならない。それは相手の問題であり、あなたの問題ではない」
③埋め合わせがもたらすもの
相手の利益のために行うのではなく、自分のために行います。
結果として罪悪感・後悔・自己憐憫・不安から解放されます。
2.どんなところに気をつけて埋め合わせするべきか?
①過ちを正す意欲を持つことがとても大事
埋め合わせを始めると、恩恵と自由を感じるようになります。
そうすると他の人々へも埋め合わせをしようという意欲が湧き上がってくるようになります。
機会あるたびに(whenever)そのタイミングはハイヤーパワーにお任せします。
また、どんな場所でも(wherever)埋め合わせできるように準備しておくが大切です。
意欲を持つようになり(ステップ1)、信じ(ステップ2)、決心し(ステップ3)、行動を起こせば(ステップ4~9)、結果を手にするだろう(約束)。
②誠実である必要はあるが卑屈であってはならない
なぜなら、そこには相手を操作する危険や、あったことを無かったことにしてもらおうとする意図が見え隠れするからです。
共依存とは「私はあなたの思い通りにするから、あなたも私の思い通りになってね」というものです。
この場面で言えば「土下座でも何でもするから、あなたは私の思い通りになってね」と言っているのです。
「あったことをなかったことには出来ない」し、「相手を操作する」ことはあなたの養育者があなたにしたことではないでしょうか?
同じことをしてはなりません。
◎回復と平安と祝福を祈っています。