12ステップに取り組みさえすれば実現することをご紹介!

(2020/04/01記事更新)12ステップに取り組みさえすれば実現するとビックブックに約束されていることとは何でしょうか?
この記事はリカバリーダイナミクスの考案者であるジョー・マキューとありのパパの事例を紹介しています。

1.12ステップに取り組むと以下のことが起きる

a.できなかったことが出来るようになった。

b.行動が変わった。

c.感じられないことが感じられるようになった。

d.感情・情緒が変わった。

e.信じられなかったことが信じられるようになった。

f.信仰を持つようになった。

上記のことは『私たちに約束されたこと』(12の約束)として有名です。
これはステップの9までしっかりと取り組み、継続してステップ10の日々の棚卸しをやり、11の祈りと黙想を実践し、12のメッセージを他の仲間に運ぶ奉仕(サービス)をし続けるならば百日以内に実現されると明記されています。

〇石にかじりついても、何としてもここまでたどり着いていただきたいと願ってやみません。

2.12ステップに取り組んだジョー・マキューに起きたこと

12ステップを現代に生き返らせたと言われるのがジョー・マキューです。
彼は黒人で、しかもアルコール依存症者でした。

彼が生きていた時代は激しい黒人差別が存在する時代でした。
彼はミーティングに参加することにも困難がありました。
12ステップを誰かから個人的に手渡しされることなどは考えられもしませんでした。

それで彼は12ステップの教科書と呼ばれるビッグブックを独修しました。
何回も何回も読んだと言われています。
その結果、気づくと回りの依存症者から「私たちに12ステップを教えてほしい」と請われるようになっていました。

12ステップの生き方を知らないゆえに人種差別があると、ジョー・マキューは考えました。

12ステップの生き方とは何でしょうか?
それはステップの1に書かれている「自分の無力を認める」生き方です。
もし自分の無力を認めていれば、他人を差別するはずはないのです。

なぜなら自分自身の弱さを直視し、そこから逃げない生き方をする人には他者に対する共感と理解・連帯感が生じるからです。
その故に彼はこの12ステップを人々に伝えようとしました。

時計は時刻を知らせるためにあるように、自分は12ステップを伝えるために生まれてきたと考えるようになりました。
このことこそが人生の目的であると考えるようになったのです。

3.12ステップによって変えられたありのパパの人生

ステップの5で「もう一人の人」に棚卸し表を見ていただき、自分の性格上の欠点・短所を明確に把握したことが転機になりました。

自分の短所は単一の性格上の欠点ではなく、複数の欠点によって構成される行動パターンであることに気づけたことが人生を変えました。

〇そして気がついたら『約束されたこと』は百日以内に実現されていました。

12ステップは生き方のプログラムです。
生きている限り、何らかの問題を抱えてしまうのが私たちです。

しかし人生の苦難は生き方のプログラムを手に入れるための準備段階だとも考えることができます。
なぜならこの苦しみがなかったら決して12ステッププログラムを学ぼうとはしなかったはずだからです。

「苦しみに出会ったことは私にとってよいことでした。なぜならそれで私は神のおきてを学ぶことができたからです」[聖書]

◎回復と平安と祝福を祈っています。

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