人格を変えるために行動を変える。そうしたら人生が変わる!

(2020/03/16記事更新)12のステップによって自分の内面に心を配れば、外側の世界との関係もうまくいくようになります。
これがステップ6・7の役割です。
この記事ではその具体的方法を解説しています。

        

1.人生を変えるために必要な三つのこと

①私たちに必要なのは神への信頼

私たちに必要なことは神を信用して神について行くことだけです。
神のやることが理不尽に思えても、信じてついて行くのです。

文句を言っている間は、愛すことも信じることも出来ません。
期待しないこと(ここで言う期待とは妄想を膨らませないことです)、主張して当然の権利を放棄すること、あるがままを受け入れることです。
(注意:ここで言われていることは「私と神」の関係についてのみ言っていることであり、人と人の関係について言っていません)

②忍耐とは神のタイミングを待つこと

多くの方が12ステップに取り組みます。
この人々はプログラムにたどり着くまでに様々な苦労を体験していることがほとんどです。
だからこそ真摯な態度で取り組むことができるとも言えます。

12ステップは真剣に何年も取り組んでも分からないほど壮大な体系のものではありません。
しかし生煮えの心で安易に接近するなら「何が何だかさっぱり分からない」ということになりかねません。

「自分が依存症やアダルトチルドレン(AC)であることは12ステップを理解するためにはベストだったのかもしれない」
このように理解することを霊的な理解(霊的な受け止め)と言います。

私たちの心の中には「なぜ自分がこのような目に遭わなければならないのか?」という痛みがあります。
それを受け入れることが霊的ないやしの入り口になります。

「苦しみに出会ったことは私にとって幸せでした。なぜならそれによって私はあなた(神)のおきてを学んだからです」(聖書)

③正しい解決法は自分を変えること

外部の世界と衝突したとき、心の有り様(ありよう)が健全な人々は自分を変えることによって問題を解決しようとします。

しかし私たちACや依存症者は何者かに依存(逃避)することにより、外部の世界との間に起きている問題から目をそらそうとしました。
そしてそのことが新たなトラブルの原因になるという悪循環の人生に陥りました。

私たちは外部世界と衝突したときの正しい解決方法を12ステップに取り組むことによって修得します。

        

2.否定的な反応を手離して、肯定的な対応を手に入れる

悪い癖や否定的な反応というものは自然に治るものではありません。
意識的に新しい習慣を身に付けていく必要があります。
そのための方法は、感情に思考を支配させるという今までの古いやり方ではなく、思考(知性)に感情を支配させるという新しいやり方を身に付けることによります。

自尊感情を満たしたいと思えば思うほど、結果として傷つく機会が増えることになります。
問題の核心は自尊感情が高いか低いかにはなく、自尊感情を必要以上に満たすことを望んでいるか否かにあります。
言葉を換えて言えば、自己中心的な人ほど傷つきやすいということです。

愛とは他の人に対する関心であり、その人が幸せになるのを願うことです。
相手が変わることを期待して何かをやるのは、愛ではなく取引に過ぎません。
まことの愛は相手が変わるかどうかを考えずに行うものです。

他の人からの愛を受け取る能力が乏しいのがACであり依存症者です。
この部分を『思考の力』を使って修正していきます。

        

3.幸福は選ぶもの。 happiness is a choice.

「私は今日一日を生きることができると信じるほうを選ぶのである」[EAイエローパンフレットの『今日この日』より]

スポンサーになる前にスポンシーになって、相手の愛を受け取る経験が必要です。
自分が棚卸しをしたことがないのに、他の人の棚卸しを手伝うことは出来ません。
クライアントになったことがなければ、カウンセラーになれないのと同じです。

自分の置かれた状況や自分の性格が変わるように祈り願ったとして、それがいつ実現するかは自分の意志とは関係がありません。
それを受け入れることを忍耐と呼びます。

自分の願う変化が起きたとしても、それは決して自分の願うタイミングでは起きません。

変化は神のタイミングで起きるのです。
それを受け入れることが真の忍耐ということです。
そのように受け止めることが出来るように自分をトレーニングしていくことが大切です。

◎回復と平安と祝福を祈っています。

        

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