(2020/01/29記事更新)2006年の3月7日は、ありのパパが親替えした日です。
この記事では親替えはACが回復するための三つの条件のうちの一つであることを明らかにします。
1.霊的目覚めと共同体の助けと親替えと
アダルトチルドレン(AC)の相互支援グループであるACoAでは12ステップによって霊的目覚めを得ること、共同体の助けを得ることの二つに加えて、親替えをすることがACの回復の要件に加えられています。
このことを12ステップの視点から見て疑問視する向きもあります。
しかしありのパパはカウンセリング視点から見て、とても健全な理解であると考えています。
なぜならもしACが親替えなしで12ステップのみで回復を目指そうとするなら、それはうまくいかないであろうからです。
なぜそんなことが言えるかというと、それはある程度ありのパパにカウンセリング(来談者中心療法)の経験があるからと申し上げるほかはありません。
自分自身もこのやり方で癒されてきたし、人様にも実践してある程度効果がありました。
ですからACの回復の要件に親替えが入っているのはとても良いことであると申し上げることが出来ます。
2.自助グループで親替えを取り扱う必要がある
カウンセリングを受けることによって親替えをするのが一般的なやり方かもしれません。
しかし我が国の現状を見るとき、それはとても現実的ではないことが分かります。
アメリカのように誰も彼もがカウンセリングを受けることができるのはカウンセリングが診療報酬の中に含まれているからです。
日本ではカウンセリングは別料金であり、とても高額な利用料金を支払う必要があります。
このような状況ではカウンセリングが広く普及することは期待薄ですし、この現状もそう簡単には変わらないと思われます。
そうであればなおさらのこと、この親替えという作業も12ステップグループが請け負っていく必要があります。
なぜなら、そうしないと我が国にはどこにも親替えの作業を手伝ってくれる人やグループがいないということになってしまうからです。
ACにとっての回復の三要素は12ステップに取り組むことによって得られる「霊的目覚め」と、共同体から得る「助け」と、「親替え」の三つであるようです。
◎回復と平安と祝福を祈っています。
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