(2020/01/27記事更新)ステップの6と7に取り組もうとする多くの人が「何をすれば取り組んだことになるのか分からない」と言います。
この記事では「準備」という言葉の真の意味を解説しています。
1.ステップの6は自分の短所を神に取り除いてもらう準備
一見すると6・7は一つの塊(かたまり)であるようにも思えます。
しかし、そうではありません。
ステップ6でやらなければならない大切な作業があります。
それが神に取り除いていただく「準備」です。
準備とはなんでしょうか?
ステップに取り組む多くの仲間が「短所を取り除いてください」と祈って、「このステップは終わった!」ということにします。
しかし「祈ったつもり」と「真に祈った」とは全然違うことです。
①準備の中身はどのようなものか?
たとえば恐れと不正直が、あなたの短所だとします。
あなたは長い間、この短所たちと仲良く暮らしてきました。
「私は仲良く暮らしてなんかいない!苦しんできた」という方もおられるでしょう。
それは確かにその通りであると思います。
しかし一方で「ほんとに仕方ないわね」と言いつつ、その存在を許容していたのもまた、あなたご自身ではなかったでしょうか?
②準備の大切さ
一つの譬(たと)え話があります。
あるところにお百姓さんがおりました。
その年は日照りのため、神に雨が降るように願い求めました。
祈りの結果、雨が降りました。
しかし雨が降ったときに備えて用水路を掘っていなかったため、農作物がみな雨に流されてしまいました。
この譬え話が教えるのは、神に御業(みわざ)を願い求める前に、それが与えられた時に慌(あわ)てないように準備しておく必要があるということです。
③ありのパパの経験
自分の人生を振り返ってみると、無意識に恐れと不正直を利用してきたことを認めざるを得ません。
恐れのために良く確かめることをせず物事を決めつけました。
また不正直さのために傷つくことを恐れて精一杯の弁明をせず、事態が悪化するに任せました。
これらの短所はありのパパの人生を傷つけた一方で、楽ちんな人生を送らせたということができます。
なぜなら恐れのゆえに殻(から)にこもり、不正直のゆえに果たすべき説明責任を果たさないでいれば、それは楽なのに決まっているからです。
2.準備de go!
もし短所を捨てるなら、今までの人生は比べて遥かに骨の折れる人生が待ち受けています。
あなたにはその準備ができておられますか?
これが「神に取り除いてもらう準備が『すべて』整った」ということの意味です。
この準備をしないでステップ7に進んだとしても待ち受けているのは戸惑(とまど)いと混乱と失望ではないでしょうか?
私たちは自分に馴染んだ手練手管(てれんてくだ)を手放す決心はついているでしょうか?
お互いは今一度、自分の心のうちを省(かえり)みたいものです。
◎回復と平安と祝福を祈っています。