(2020/01/13記事更新)「神を信じているけれど神を感じることができない」という方はおられませんか?
この記事では恨みの感情があると神を感じることができないのを明らかにし、恨みの感情を取り除く方法について解説しています。
1.恨みの感情があると神を感じることができない
感じることができないとは、神が御一緒にいてくださると私たちは必ず人格的な温もりに包まれますが、この温もりが失われるということです。
この状態を霊的に病んでいると言います(スピリチャルな病気)。
それゆえに棚卸しをして恨みを発見し、それを手放します。
よく「神さまがどこかに行っちゃった」と言う人がいます。
しかし実際は神がどこかに去られたのではなく、その人の心の中にある恨みが神を感じさせなくしているのに過ぎません。
なぜこのようなことが起きるかと言えば、神が住んでおられる私たちの心の場所に関係があります。
神は私たちの心の一番深いところに住んでおられます。
それは潜在意識の更に奥です。
私たちは通常、恨みなどの感情を感じてはいけないものとして抑圧します。
抑圧とは潜在意識の中に押し込めるということです(感情の否認)。
〇この潜在意識の中に恨みの感情があると神が見えなくなります。
2.恨みの感情は他の形になって現れることがある
ムカつくとかイライラするとか不愉快であるという感情はみな恨みの仲間です。
怒りの感情も恨みの仲間です。
恨んでいるので怒りが引き出されるのです。
恨みの感情の特徴は、それを繰り返し味わうところにあります。
ありのパパの個人的経験を申し上げますと、普段は建前で生きており恨みなど微塵(みじん)も持っていないような振りをしています。
しかし時々恨みの感情を味わっていました。
これは無意識に行っていましたが、それを意識できた今は解放されることが出来ました。
3.恨みの感情を取り除くためにやるべきこと
恨みの問題の解決に際して「私はあの人をこの人を許します」という対応をする人がいます。
しかしこれは多くの場合において更なる抑圧でしかありません。
段階を踏まずにいきなり「許します・赦します」ということは不可能です。
それはそのように見せかけているのに過ぎません。
本物の回復を手にするためには一足飛びに赦すような真似をしないことです。
では段階を踏むとは何を指しているのでしょうか?
それは棚卸し表を作ることです。
また棚卸し表をもう一人の人に見てもらい、自分の過ちの本質をありのままに認めることです。
なぜ棚卸し表を作るという面倒くさい作業をしなければならないのでしょうか?
それは棚卸し作業をやると自分の心を支配しているカラクリが見えてくるからです。
このカラクリは行動パターンという形をとっています。
4.恨みの感情が取り除かれると人生が変わる
イタチは走り回るときにしっぽで地面を叩いて砂煙を起こすと言われています。
そのため、イタチが走り回ると一面がモウモウとするので皆は何が起きたかと大騒ぎになります。
しかし犯人を捕まえてみるとたったのイタチ一匹でしかなかったということです。
棚卸しをすると「私の恨みはこんな一人よがりな思い込みによっていたのか。自分に落ち度があるにもかかわらず根拠なく相手が悪いと一方的に恨んでいたのか」ということが明白に分かります。
これが分かると使い馴れた行動パターンに別れを告げることができます。
短所を取り除くことは神様にだけお出来になることですが、私たちの側でも足を取られないように引っ掛からないように注意することは出来ます。
朝ごとの祈りと黙想の時間に、私たちの短所を取り除いてくださいと謙虚に神に求めます。
そうしたらあとは神にお任せして、私の側で警戒しなければならないことに注意しつつ一日を始めます。
とうやら棚卸しで恨みを発見し、それを手放すことが回復の歩みの生命線であるようです。
◎回復と平安と祝福を祈っています。