12ステップ運動とオックスフォード運動のかかわりを解き明かします!

(2020/01/15記事更新)現在では依存症からの回復と言えば12ステップや自助グループが当然のものと思われています。
しかし初めからそうだったわけではありません。
そこには神の導き(シンクロニシティ)と言わなければならないものがありました。

1.オックスフォード運動以前の依存症回復運動の現状

オックスフォード運動以前の依存症回復理論はアルコール依存は罪と弱さが原因であるとしたために、どれも長続きしませんでした。
日本で活動しているアルコール関連の自助グループと言えば断酒会とAAがあります。
それ以前には浄土真宗が禁酒会を始めたことがあるようですが、うまくいかなかったようです。

原因を正確に理解できると解決策も自ずと明らかになります。
「何だ、俺は病気だったんだ。罪深さや弱さは関係なかったんだ!」という理解はその人を真の回復へと導きます。

これが12ステップの1に当たります。
ステップは順番に踏んでいくものと言われていますが、ステップの1と2だけは「お腹にストンと落ちる」という経験をする必要があります。

〇ステップ1が分かると、ステップ2に進むことが出来、ステップ3をやってみようという気になる。

2.ユングとの出会い

ローランドハザードはアルコール依存症治療のため、はるばるアメリカからユングのいるヨーロッパにまで訪ねて行きました。

しかしユングはアルコール依存症を彼のカウンセリングでは治せないと認めました。
ただ、劇的な霊的体験を持つことが出来れば回復するかもしれないと言いました。

ユング自身は霊的体験をどのようにすれば得ることが出来るのかを知りませんでした。
その代わりにオックスフォードグループに参加することを勧めました。

これは現代に生きる私たちに大切なことを教えています。
今の時代は医師はカウンセリングをバカにしている節がありますし、カウンセラーは自助グループに不信感を持っている節があります。
そして対抗感情転移かどうか分かりませんが、自助グループの人々は医師やカウンセラーに不信感を持ち、彼らをバカにしている節があります。

〇このようなことは不健全であり、回復にとって有害無益の何物でもありません。

3.オックスフォード運動との出会い

オックスフォードグループは福音派キリスト教の運動でした。
運動の創設者はブックマンと言います。

ブックマンは悔い改めた印(しるし)として謝罪の手紙を迷惑をかけた人に送りました。
そうしたところ、そのことによって一番大きな変化を受けたのはブックマン自身でした。
その故に彼が始めたオックスフォード運動は告白することをとても大切なこととします。

またこの運動に属する人々は人格が変わったことを証するために酒とタバコをやめました。
これにアルコール依存症の人々が引き寄せ始められました。
運動の当事者たちには、酒とタバコを止めるのは証(あかし)以上の意味はなかったのでしょうが、アルコール依存症者にとってみれば「あの運動に参加したら酒を止めることが出来る!」ということだったのでしょう。

そういう訳で、AAの初めの百人はみなオックスフォード運動に属していたのです。

◎回復と平安と祝福を祈っています。

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