(2020/01/17記事更新)アダルトチルドレンからの回復のために自分で12ステップを勉強するだけではだめで、なぜミーティングにまで参加する必要があるのでしょうか?
この記事ではその理由を解説しています。
1.ACの子供時代の体験は抑圧されているから
なぜ抑圧されているかと言えば、それは辛く思い出したくないものだからです。
思い出すといたたまれない気持ちになるので無意識に忘れた状態に私たちを置いてしまいます。
このことは12ステップに取り組む上で致命的な障害となります。
なぜならステップの4で棚卸しをしますが、記憶が抑圧されていると棚卸しをしようとしても何も思い出せないからです。
それで「私には書くことが何もない」ということになります。
しかし真実は書くことがないのではなく、書くべきことが思い出せないのに過ぎません。
2.抑圧された経験を思い出す方法
それは他のACの分かち合いをお伺(うかが)いすることによってです。
他のACの話をお伺いしていると、白黒だった自分の子供時代の記憶がカラーに変化するのを感じます。
これが欠損した子供時代の記憶を取り戻す方法です。
3.ミーティングの重要性
ミーティングで何が語られるかはとても重要です。
ありのパパは率直に言って「12ステップの話だけ聞きたい」と思っています。
それで自分が話すときは12ステップのことだけを話すように心がけています(実際は話し始めると話があっちに飛び、こっちに飛び、何を言っているのか分からなくなることも多いです)。
しかし、もし出席者全員が12ステップのことだけを話すとしたら、ACとしての回復は覚束(おぼつか)なくなるでしょう。
なぜならACが回復しようと願うなら、他のACの子供時代の話を聴くことが必須(ひっす)だからです。
◎回復と平安と祝福を祈っています。
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