(2020/01/17記事更新)アダルトチルドレンとは分かったような分からないような曖昧(あいまい)な概念(がいねん)ではあります。
この記事では「ACとはこういう人たちです」というところを解説しています。
1.孤立し、人を恐れる
これの典型的な症状は「自分から声をかけることが出来ない」ということです。
仕事などでは義務感で動くことができます。
しかし仕事関係でもなく、家族や友人でもない人々の間にいるときに、自分から声をかけることができません。
(これは個人差が大きいようです。自分からどんどん声をかけていくACもおられます)
2.人が怒っていたり、人に批判されると怯える
会議などで誰かが怒りをもって意見を表明した場合などに、おびえが引き出されます。
また誰かに見当外れな批判をされても「アホか!」などと軽くいなすことが出来ません。
図星(ずぼし)の批判などをされたらひとたまりもなく撃沈し、意気消沈(いきしょうちん)してしまいます。
3.被害者視点で生きている
回復が進んでいくにつれて自分にも加害者性があることを理解するようになりますが、それ以前は全くの被害者意識を持って生きています。
というよりは、そんなことは当たり前すぎて、自分が被害者の視点で生きているなど考えることもありません。
そして他の人もそうにちがいないと思い込んでいます。
4.自分の意見を述べると、恐れや罪悪感を感じる
甲のグループと乙のグループが対立しているような場合に、自分の本音の意見を言うことが出来ません。
無意識のうちに甲と乙のグループがうまくいくためにはどうしたらよいかを考え、そのための折衷(せっちゅう)案のようなものを提案することが多いです。
「それのどこがいけないんですか?」とお問いになられる方よ。
あなたは立派なACです(笑)。
5.刺激に嗜癖(しへき)する
誰にもこのような傾向はありますが、人一倍そのような傾向が強いということです。
ありのパパのことを申し上げると、家にはテレビがありません。
理由は一旦(いったん)テレビを見始めると何時間でも見続けてしまうので仕方なく捨ててしまったのです。
また、ネットの発達によりネットポルノに嵌(は)まっている方も多くおられます。
そのような危険を避けるためにも、ありのパパはワープロ専用機であるポメラやタブレットを使い、パソコンを使わないようにしています。
6.共依存・自分が救える人を愛する傾向がある
共依存というのは「私があの人をなんとかしてあげなくちゃ」というものです。
小さなお子さんを持つ親御さんが、自分の子供に対してそのように考えるのは少しもおかしくないどころか当たり前のことです。
しかしそのお子さんが成人しても同じように考えているとしたら、それは病気です。
7.感情の否認
これは自分の感情を感じることができないということです。
そして自分の感情を感じることができませんから、他者の感情も感じることができません。
ただ、自己訓練することによって「多分このような状況で、この人はこのように感じているのではないか?」と推測することはできるようになります。(これが出来ない場合は発達障害ないしパーソナリティ障害を疑ってみる必要があるかもしれません)
8.自分を裁き、自己評価が低い
「私なんてダメよ」と言う方が時々おられますが、そのような方に「本当にあなたはダメだね」などと言おうものなら首を絞められます。
これは本心ではちっともそんなことを思っていないくせに謙遜傲慢(けんそんごうまん)で言っているのに過ぎません。
ACはそうではなく、本心から自分はダメだと思っています。
9.見捨てられ不安(関係が切れることを恐れる)
見捨てられ不安とは相手との関係が切れることを心底怖がることです。
ありのパパは人と会った時に別れるのが苦手です。
どこでお別れしたらよいか分かりません。
ず~っと心の中でドキドキしながら「いつさよならを切り出そうかな?」と考えています。
それで今では一時間お会いするなら一時間のタイマーをセットしています。
10.行動する人ではなく、反応する人である
これは行動に移る際に溜(た)めがないということです。
心が健康な人は実行に移す際に、考え、判断し、決心、実行するというプロセスを経ますが、ACは即行動に移ります。
そしてあとで後悔します。
この特徴も12ステップが教えるトライ&エラーを繰り返して神の意志に到達する方法を教えてもらうまで、ありのパパに根付いていました。
アダルトチルドレンは12ステップに取り組むことによって、これらの特徴からある程度自由になることが出来ます。
それは片手しかない人に、もう一本の手が生えてくるのとはちがいます。
そうではなく、一本の手しかないことに変わりはないが、両手があったときよりも心豊かな人生を生きることができるということです。
ACの問題は全部で14個あります。
詳しくお知りになりたい方は以下をクリックしてください。
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◎回復と平安と祝福を祈っています。
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