目標達成を人生の目的にすると燃え尽きてしまう理由!

(2020/01/06記事更新)目標は達成したのはいいが、燃え尽き経験に苦しんでいる方はおられませんか?
この記事では目標を達成することを人生の目的にすると燃え尽きてしまう理由を明らかにし、生涯を通して燃え尽きないで生きていく秘訣を解説しています。

        

1.目標達成を目的にすると燃え尽きてしまう理由

新年によくなされる質問は「今年の目標はなんですか?」というものです。
しかし誰も「あなたの目的はなんですか?」という質問はしません。

なぜでしょうか?
それはその質問をする人自身がご自分の人生の目的を持っておらず、目的と目標の違いをわきまえていないからです。

目的と目標の違いが分からない人はいとも容易に目標を実現することが人生の目的であると勘違いしてしまいます。

目標を実現することを人生の目的にしてしまうとどうなるでしょうか。

①結婚前の女性の場合

結婚に執着している女性がいます。
これらの人にインタビューすると「結婚して幸せになりたいです!」と答えます。
この人たちから伝わってくるのは「今は幸せじゃないけど、結婚したら絶対幸せになれる!」という思い込みです。

しかし大概の場合において「幸せでない人」が見つけるお相手はやっぱり「幸せでない人」です。
幸せでない人と幸せでない人がくっついても幸せになることは決してできません。
結婚して幸せになれるのは今現在もう既に幸せである人だけです。

次のように考えると視点を転換することが可能になります。
「今までは『結婚していない自分はダメな自分、結婚できたら自分は合格』と考えていた。だから結婚に向けて目の色を変えてきた。しかしよくよく考えると結婚して幸せになれるのは今現在幸せな人だけだ。残念ながら今の自分は幸せではない。だったら結婚のことは一旦棚上げして、今の自分が幸せになるためにはどうしたら良いかを考え、そのために全力を尽くそう!」

このように考える人の所に理想の人が引き寄せられてきます。

②ビジネスピープルの場合

ビジネスマンは目標を達成することを任務とする人々です。
二十歳前後で会社に入り、60歳前後で定年退職するまで、毎年の目標、四半期(しはんき)の目標、月間目標に追い立てられます。

目標を達成するのが好きな人々は目標を達成することを余り苦にしません。
しかし人生のほとんどを目標を達成することに費やしてしまうことについては真剣に考えることが必要です。

定年退職をして家で妻と一日中顔をあわせるようになってはじめて妻と共通の話題がないことに気づく人がおられます。
そのことを妻に責められて「俺は会社で数字を達成するために全力で働いてきたんだ。それのどこが悪いんだ!」と言い返しても余り説得力がありません。
なぜならそれをしたのはあなた自身であり、誰に頼まれたわけでもないからです。

人生という名前の車には目的を実現することと、目標を達成するという二つの車輪があります。
それにもかかわらず、片方を無視して、目標達成だけに力を入れたのはあなたご自身の選択です。
片方を無視して人生を生きていれば、いつかはその報いを受けるときがやってきます。

そうならないためには自分の人生の目的は何かをよく考えることです。
そして人生のどこかで「私の人生の目的はこれである」と明確に握ることです。
そして目的の実現と目標の達成の二つに精神的・時間的エネルギーを振り分けるようにします。

        

2.目標達成だけではだめなように目的の実現だけだでも不足

ある時期まで目標達成にシャカリキになり、その虚しさに気づき、今度は「目標達成なんかどうでも良い。大切なのは目的の実現だ!」とばかりに目標など少しも立てずに目的の実現のみを実践される方々もおられます。

しかしこのような生き方もまた行き詰まるのは時間の問題です。
なぜなら人はそのようには出来ていないからです。

人間には目的を実現したいという思いと目標を達成したいという二つの願いがあります。
例えどなたかが「目標なんかどうでもいい」と言ったとしても、それは自分の願いに気づいていないのに過ぎません。
人が一番幸せを感じるのは目的を実現しつつ、目標をも達成するために励んでいるときです。

どうやらバランスのとれた生き方は目的の実現と目標の達成の二つに配慮する生き方であるようです。

◎回復と平安と祝福を祈っています。

        

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