福音派やペンテコステ派教会でリバイバルが起きる真の理由は何か?

教会が爆発的に成長することをリバイバルと呼びます。
どうしたらリバイバルは起きるのでしょうか?
まず、リバイバルが起きる原因を考え、それからリバイバルが起きるための隠されている真の理由について述べます。

1.世界の各地で起きているリバイバルの特徴と共通点

以前、世界の各地で起きているリバイバル(教会が爆発的に成長すること)の背景を研究して、そこから日本の教会の役に立つことが学べるのではないかと考えたことがありました。
リストに上げたのは、中国・家の教会、韓国教会、アルゼンチン・リバイバルの三つです。

この三つのリバイバルの背景にあると考えられたことは、

a.中国・家の教会のリバイバルの背景にあると考えられたものは、政治的迫害でした。

b.韓国教会の成長の背景にあると考えられたものは、文化的特質でした。

c.アルゼンチン・リバイバルの背景には、経済的行き詰まりがあると考えられました。

次の問題は、一つの地域のリバイバルの原因が他の地域にも有効であるかどうかということです。

中国・家の教会に対して行われた政治的迫害が日本に起きたら、中国の場合と同様にリバイバルは起きたでしょうか?
残念ながら戦前の日本の教会が神道原理主義政府の圧迫に屈伏してしまったことを考えると、必ずしも政治的迫害がリバイバルの導火線であるとは言えません。

経済的行き詰まりはどうでしょうか?
現在、我が国は未曾有の大不況であると言われますが、だからといって教会が成長しているという話は聞きません。

文化的特質に関してはどうでしょうか?
戦前の我が国の教会はキリスト教の宣教に武士道を巧みに用いようとしましたが、その結果は日本文化への埋没という惨憺(さんたん)たる結果に終わりました。

教派的特色についても、中国は福音主義であり、韓国はペンテコステ運動と長老教会、アルゼンチンは聖霊第三の波が中心になっており、教理的な共通点も存在しませんでした。

結論は各リバイバルに共通点は全くなく、個別のリバイバルの背景になっているものが、我が国に起きたとしてもリバイバルが起きるとは限らないどころか、教会に壊滅的打撃を及ぼす危険があると考えられました。
教えられたことは、人間というものは神様抜きでなんとかしてリバイバルを起こそうとしているものだということでしかありませんでした。

2.聖書は何と言っているか?

「これは神殿再建の責任者、ユダの総督ゼルバベルへの主の言葉だ。全能の主は仰せられる。『人間の権力や個人の力によるのではなく、わたしの霊によるのだ。』神殿再建には様々な困難があろう。しかしその大きな困難の山もゼルバベルの前で取り除かれる。『神様が祝福される。神様が祝福される』と、掛け声を掛けながら、その工事は完成する」(ゼカリヤ書04:06)

この聖書の言葉は何回となく説教で聞かされてきた聖句ではないかと思います。
しかしただ何回も聞かされたというだけでは、心に働き掛けることはありません。
様々なことを考え、関連づけ、あたかもインターネットの世界でリンクするようにそれぞれを関係付けていくときに、初めて分かることがあります。
ありのパパもそのようにして改めてこの聖句を読んでみました。
その結果新しく教えられたことは、

①組織的力や人間的力量で神の仕事は出来ない。

②今までは漠然と「主の霊」によると思っていたのが、これはある特定の仕事(神殿再建)と特定の人(ゼルバベル)に対して言われている。

③その特定の仕事は必ず成功するという約束を含んでいる。

3.リバイバルが起きる真の理由は何か?

教会が組織力や人間的力量に頼っている限り、決してリバイバルは起きないということが分かりました。
リバイバルが起きる原因は教会の外側ではなく内側にあります。
教会がそれに気づきさえするなら、教会の爆発的成長が始まるのです。

ではリバイバルが起きる教会の内側の原因とは何でしょうか?
それは教会が律法主義から解放されて福音にのみ生きるようになるために教会を変えていく働きが、この神殿再建に当たることに気づき、その働きを始めることです。
教会がそのような理解と、その理解に基づいた実践を行うようにになった時、必ずリバイバルは起きると、ありのパパは堅く信じています。

リバイバルを求めようとするなら、リバイバルを直接求めるのではなく、回り道に思える道すなわち律法主義から解放されて福音のみに生きる道をまず自らが歩んでいくことです。

◎平安と祝福を祈っています。

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