アダルトチルドレンの人への依存を嗜癖として使う問題の解決方法!

「なぜ自分はこんなにも人に対して依存的なのか?」と悩んでいる方はおられませんか?
この記事では人への依存を嗜癖として使っているのがACであることを明らかにし、そこから回復する方法を解説しています。

        

1.人への依存を嗜癖として使う問題からの回復

アルコール依存症者がアルコールを嗜癖として使うように、アダルトチルドレンは人に依存することを嗜癖として使います。

人に依存することを嗜癖として使うと他の面にも様々な影響が現れます。
たとえば他者の意向を考慮せずに自分の意見を述べようとすると恐れを感じたり罪悪感を感じたりします。(ACの問題の7番目)

これは人に依存しているからこそ、恐れを感じたり罪悪感を感じたりするわけです。
もし依存していなければ何のわだかまりも感じずに自分の意見を述べることが出来るはずです。

また他からの承認を病的に求めるのも元はと言えば人に依存しているからです。(ACの問題の2番目)
依存しているからこそ相手にたいして承認を病的に求めるのです。
もし依存していなければ相手に対して承認を病的に求めることはありえません。

このように見てくると、アダルトチルドレンにとって人に依存することを嗜癖として使う問題は他の人間関係における嗜癖の中心的部分であることが分かります。

人間関係における嗜癖は目に見えませんから気づきにくいです。
どうしたら気づくことが出来るでしょうか?

それはACのミーティングに参加し、仲間の話を聴き、自分の話をすることによってです。
これによって気づきが与えられます。
これが「共同体から受ける助けと支え」に当たります。

        

2.新しい行動パターンと嗜癖を使わない決心

人に対して依存することを嗜癖として使っているならカウンセリングは役に立ちません。
なぜなら嗜癖に対して私たちは無力だからです。

人生のどこかで自分の無力を認める必要があります。
そして神にならこんな私を回復させることが可能であると信じ、そのために行動のプログラムに取り組みます。

アダルトチルドレンが人に対して依存的なのは養育者との関係から受け取ったものですが、大人になった今でも人に対する依存を嗜癖として使っているのは私たちが人間関係の依存症者だからです。

だから解決の方法は一つだけです。
それはプログラムに取り組み、自分の古い行動パターンを発見し、新しい行動パターンを使うことによって本能が傷つかないようにし、その結果として感情が暴走しないようにすることです。

不快感情がなければ嗜癖を使わそうとする嗜癖圧力もありません。
この状態では強迫観念が教えるウソを容易に見破ることが出来ます。

アダルトチルドレンが注意しなければならないことがあります。
それは他の依存症者、たとえばアルコール依存症者なら「飲まない決心」は当然のことです。
もちろんいくら飲まない決心をしても、強迫観念がやってくれば神の力がなければひとたまりもありませんが、決心をしていなければミーティングにやってくることもプログラムに取り組むこともないわけです。

これに対してACの嗜癖は目に見えませんし、「これは親からもらったものである」という被害者意識がありますから、「使わない決心」が希薄です。

それでなにか悲しいことや苦しいことがあるたびに、使い慣れた手である「人に対して依存することを嗜癖として使う」ことになります。

これではいつまでたっても回復はありません。
これが案外他の依存症に比べてアダルトチルドレンの回復がはかばかしくない理由かもしれません。

この記事を書いているありのパパ自身が「いつでも使ってやるからな!」と密かに思っているのを気づくということがありました。
それでこの記事を書いているというわけです。

        

3.人間の記憶領域は無限大、メモリー領域は小さい

人の記憶領域はほぼ無限大と言っていいほどの大きさです。
それで子供時代の記憶を癒そうとしても全部を癒やすことは到底不可能です。

キリスト教カウンセリングと呼ばれるものの一つに子供時代の虐待された現場(げんば)に戻り、その場にイエス・キリストがおられたことを想像することによって心の癒やしを勝ち取っていくという手法がありました。

これをやると確かにその場の記憶は癒やされます。
しかし癒やされるのは「その記憶」だけです。
思い出さない記憶もあるわけですから、この方法で回復にチャレンジしても効果は期待できないというのが、ありのパパの現在の理解です。

これに対して人のメモリ領域(自己意志)は小さいのです。
これがコンピュータにはマルチタスクが可能でも、人には出来ない理由です。
それで効率的に仕事をしようとするならシングルタスクが良いと言われています。

新しい行動パターンを使うと古い行動パターンが締め出されてしまう理由もここにあります。
メモリ領域が小さいので使わない行動パターンを格納しておくことが出来ないのです。

もし人のメモリ領域が大きければどれだけ新しい行動パターンを使うことに全力を尽くしても、依然として古い行動パターンが残ったままでしょう。
このことを考える時、「メモリ領域が小さくてよかった」と思うのです。

行動パターンを変えることによって「回復するのに充分な人格の変化」(ビッグブック)をもたらすことが出来ます。
そして新しい情報を記憶領域にどんどん溜め込んでいくことによって、記憶を癒やす手法よりもはるかに効率的に記憶を癒やしていくことも可能です。

◎回復と平安を祈っています。

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