新しい生き方を始める前に古い行動パターンを使わない決心が必要!

ステップの6・7では短所を取り除く準備をし、それを神に願います。
一見同じようなことに見えます。
しかし実はそうではありません。
この記事ではステップの6と7でなすべきことは何かを明らかにし、短所が取り除かれる秘訣について解説しています。

        

1.新しい行動パターンを使う前に古い行動パターンを使わない決心が必要

ステップ4・5の棚卸し作業の結果、私たちは自分の人生を支配している古い行動パターンを知りました。
今の今までそんなものがあるとは考えもしませんでした。
自分を傷つけていたのは他人ではなく、自分の性格上の欠点からくる行動パターンだったとは!
これが本当の驚き・桃の木・山椒の木というやつでした。

これが分かったら後は単純明快です。
12ステッププログラムでは原因が明確に理解できたら解決策も自ずと明らかになると言われています。
まさに古い行動パターンが私たちの人生が思い通りに生きていけなくなった真の原因なのですから、解決策は新しい行動パターンを使って生きていくことです。

ここで注意が必要です。
それは新しい行動パターンを使おうとする前に古い行動パターンを金輪際使わない決心が必要ということです。
「そんなこと言われなくても使いません!」と仰るかもしれません。
しかし現実はそうではないのです。

ありのパパを例に上げますと、ありのパパの頭の中は次のようになっていました。
「自分が新しい行動パターンを適用する場面を自分で決めることができる」
ということは自分が「これは新しい行動パターンの適用外である」と判定したら、古い行動パターンを使ってよいということになってしまいます。

無礼な振る舞いをする奴、公共のマナーを守らない奴には古い行動パターンを使っても良いと考えていることに気づくのにずいぶん時間がかかりました。
それまでは「回復したとはいえ、こんなものか」と感じないわけでもなかったのです。
しかしそんなふうに感じる原因がステップ6の使わない決心をすっ飛ばして、ステップ7の使う決心にスルーしていたのが真の原因だと気づきました。

ちなみにステップ6はやりたいことをやらないと決心するステップ、ステップ7はやりたくないことをやると決心するステップと言われています。

        

2.性格上の欠点を上書きするために新しい行動パターンを使う

仲間の分かち合いに時々出てくるのが「性格上の欠点は本当になくなるのか?」という疑問です。
これに対して12ステップの6・7には明確に取り除かれることが書かれていますから性格上の欠点は取り除かれると答えることもできます。

しかし12ステップは霊的プログラムであるとともに実践的プログラムでもあります。
ありのパパの理解を申し上げます。
性格上の欠点がなくなるかどうかを厳密に考えるなら、それはなくならないと答えます。

でも「大切なことは何か?」を考えるとそれは新しい行動パターンを100%実践することによって古い行動パターンの出番をなくすことです。
このようにして生きていくとき、たとえ性格上の欠点が無くならないとしても大した問題ではなくなります。

要するに自分の生活の中に性格上の欠点が顔を出すかどうかだけが真の問題なわけです。
案外「性格上の欠点が無くならない」と落胆しておられる方は本当は楽をしたいと願っているのではないかと、ありのパパは邪推するわけです。
皆さんはいかがお考えでしょうか?
まぁ、そんなことを考えている暇があったら新しい行動パターンを全力で生きたほうか良いということになるのかもしれませんが。

        

3.依存症は治らない病気とは?

「治らないってこういうことなんだな」とありのパパがしみじみと実感したことがありました。
それはEAのミーティングで「私はどのようにして回復したか」を分かち合っていたときに起きました。
ミーティングに使っている部屋の外から大きな声で雑談している人の声が聞こえてくるのです。
それでとっさに窓をあけて「こらーっ、ミーティングのじゃまになるだろうが〜〜〜!」と大声で怒鳴っている自分の姿を脳内でイメージしました。

心の外側では「どのように回復したか」をニコニコと笑顔で話し、心の内側では怒りを爆発させている自分を明確に見ているのです。
ありのパパはこの2つの自分を見ながら、「あぁ、治ってないって、こういうことなんだな」と感じたことでした。

もちろん霊的に目覚めて以後、心のギアを外してニュートラルの状態にしていますので、心の中で考えたことが即座に外側に行動となって現れるということはありません。

ミーティングの帰り道でこのことをお話したときに他の仲間が「あの人たちは同じ建物の中でミーティングをしている他の自助グループの人たちであり、途中で休まないとミーティングを続けることができないのよ。でもね彼らはそれでもなおミーティングに通い続けているの」と言われました。

そのときに思ったことは「本当に怒りを爆発させなくてよかった。もし怒りを爆発させていたら、依存症者が同じ仲間である依存症者を傷つけていたことになる。神様、ありがとうございます!」ということでした。

依存症回路が脳の報酬系に一旦できると死ぬまでなくなることはないと言われているように、性格上の欠点も長い年月をかけて積み上げてきた結果出来上がったものですから、それが生きている間になくなるとは現実には考えにくいことです。

しかし古い行動パターンの出番をなくすことは即座に可能です。
それはこの記事をお読みになっているあなたの決心と実践にかかっているのです。

◎回復と平安を祈っています。

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