短気、怒りの爆発、強迫行動、黙り込み、過度の睡眠は嗜癖の一覧表!

感情・情緒に問題を持つ人々が共通して持っているのが短気、怒りの爆発、強迫行動、黙り込み、過度の睡眠です。
この記事ではこれらのものが嗜癖であることを明らかにし、嗜癖から回復するための本質的な解決策を解き明かしています。

        

1.短気、怒りの爆発、強迫行動、黙り込み、過度の睡眠は嗜癖の一覧表!

EA(感情と情緒に問題を持つ人々の自助グループ)の「How It Works」には短気・抑えきれない怒り・強迫行動・黙り込み・過度の睡眠が私たちが正気でないことの一例としてあげられています。(17頁下から2行目)

これら一つ一つは何でもない性格上の欠点でしかありませんが、5つ全部が揃っているなら問題です。
「あぁ、良かった。私は全部揃っていない」と思った方よ。
断定する前にあなたの周りの方に聞いてみてください。
その方々はあなたが思っているのとは違うことを仰るかもしれません。

①短気とは反射的に「もういい!」と言ってしまうこと

これはアダルトチルドレンの問題の13番目と共通点があります。
そこには「私たちは十分に考慮して適切に行動する人ではなく、闇雲に、脊髄反射的に、反応してしまう人である」とあります。

②怒りの爆発とは怒りを嗜癖として使うこと

自分では「抑えきれない怒り」と思っていますが、実は自分を欺(あざむ)いているのに過ぎません。
怒りを爆発させる人は二つの目的のために使います。

一つは怒りの爆発を嗜癖として使います。
アルコール依存症者がアルコールを嗜癖の対象とするのと全く同じように怒りの爆発を嗜癖として使います。

もう一つは怒りの爆発を場をコントロールする道具として使います。
心が健康な人はもちろんそんなことはしません。
心を尽くして、自分の願いを口にし、行動に表します。
怒り依存症者は人が怖かったり、「どうせ自分のことなんか誰も気に掛けてくれない」と思い込んでいますので、何とかしようという気がありません。
気はないのですが、それでは不満が溜まりに溜まります。
それで怒りが爆発します。
もっともこれは始めのうちだけです。
あとになってくると「あっ、また自分は傷つけられる。また自分はなおざりにされる!」と感じただけで自動的に怒りが爆発するようになります。
これは「どうせ見捨てられるのなら、こっちから見捨ててやる!」という居直りによるものです。

③強迫行動

強迫行動とは「ほどほど」がないということです。
これは日本文化のもとでは称賛されることですので、より一層の注意が必要です。
依存症になりやすい人は健全な人間関係の持ち方や仕事への関わり方を知りません。
それでどうしても「のめり込み」と言わなければならないような関わり方をします。

のめり込みが仕事に現れるとワーカホリック(仕事中毒)になり、家族に現れると共依存症となります。

④黙り込み

黙り込む真の動機は「言わなくても分かれよ!」というものです。
言わなくても分かる人など、この地上に一人も存在しません。
しかし黙り込む人々は自分に関わる人に神のようになることを要求します。
でも神様だって私たちが願いを言葉にしないなら、お答えになることができないのです。

黙り込むもう一つの理由は黙り込むことによって周囲の人に自分に気を使わせ、自分の思い通りに場をコントロールしようとすることです。
場をコントロールすること自体は不健全なことではありません。
しかしコントロールに使う道具が問題です。
心が健康な人は道具として「正直な心」「敬意をもって接すること」などを使います。
さて、私たちはどうでしょうか?

⑤過度の睡眠

これは「起きてなどいられっか!」とふてくされて過度に睡眠を取るということです。

また嗜癖にのめり込みすぎて体力的・精神的に疲労の極みに陥り、過度に睡眠時間をとってしまうこともあります。

        

2.嗜癖を使う真の理由は病んだ行動パターンが原因

EAの12ステップ本には「同じ行動や振る舞いを何度も繰り返しながら違う結果を期待すること」が狂気であると書かれてあります。(18頁3行目)

キリスト教では「信じたら実現するまで信じ抜け!」と教えられます。
もちろんこれは状況を勘案することなしに闇雲に、しかも自分勝手に信じていればよいということではありません。
しかし病的な心の持ち主であったありのパパはまんまと罠に引っかかってしまいました。

後に12ステップの世界に来て、そのような行動パターンこそが依存症者特有のものであると知りました。
「なんだかな」という感じですね(笑)。

嗜癖を使いたくないと、もがいても徒労に終わります。
ここは理性的に振る舞うのが肝心です。
理性的とは問題を特定し、その問題を解決するための答えを得ることです。

嗜癖を使うのは不快感情から逃れるためです。
不快感情が発生するのは本能が傷ついたからです。
本能が傷ついたのは誤った行動パターンを使ったからでした。
ですから解決は誤った行動パターンを使わないことです。
そして解決策は古い行動パターンと対極にある新しい行動パターンを使うことです。

        

3.二つの解決策とEAの関係

①神が嗜癖に勝たせてくれると信じることによって強迫観念が教える嘘を見破る

ミーティングに参加し、仲間の話を聴き、自分の話をすることによって、無力を認め続け、神への信頼を更新します。
だから仲間がスリップした話もうまく行っている話もともに重要です。
なぜならスリップした話を聞いたときは「私も同じだ。私の代わりにスリップしてくれてありがとう」と自分の無力を認めるのです。
仲間のうまく行っている話を聞いたときは「私も回復したい。私も回復可能だ!」と神への信頼を新たにします。

だれですか、スリップした話を聞いたときは「バカ野郎、いつもスリップばっかしやがって!」、うまく行っている人の話を聞いたときは「けっ、笑わせてくれるぜ。うまく行ってるなら自助になんか来る必要ないんじゃないの!」と言っている人は!(笑)

②本質的な解決策である霊的に目覚めることによって自分の性格上の欠点からくる行動パターンを変えることができる

霊的に目覚めるとはある時に突然天がパカッと開けて神々しい体験をすることではありません。
それは霊的体験と言います。
霊的体験をする人も中にはいますが、大多数の人は霊的目覚めを体験します。

そして依存症からの回復のためには霊的目覚めのほうが有利です。
なぜなら霊的目覚めとは行動パターンが変わることを含めた、どうなれば依存症から回復できるのかが判っている状態だからです。

霊的体験のほうは突然体験しますから、どうしたらその状態を維持できるかが分かりません。
それで少しずつ霊的興奮状態が覚めてくるに従って元の木阿弥(もとのもくあみ)に戻りがちだからです。

◎回復と平安を祈っています。

メール登録をお願いします!

新しい記事を見逃したくない方はメール登録をどうぞ!新記事をメールでお知らせします。

こちらの記事もどうぞ