どなたでも実践可能な日々の棚卸しのやり方!

ステップ10の日々の棚卸しをやると大きな効果があります。
それは自分自身の利己的振る舞いによって配慮が欠如するという行動パターンに気づけることです。
この記事では日々の棚卸しの大切さと具体的やり方について解説します。

        

1.日々の棚卸しの最大の効果は何か?

日々の棚卸しの効果は自分自身の性格上の欠点からくる行動パターンの実働部隊を特定できることです。
人生において一回限りのステップ4・5の棚卸しでは行動パターンを論理的に理解することが出来ました。
「人が怖い」という人への恐れから人々に対して不正直な対応をするというのが多くの人々にとっての古い行動パターンです。

人が怖いので自分の意見や願いを表明できない時に何がその人の内に起きるかというと「何も言わなくても私の考えを分かれよ!」というとんでもない考えを持つに至ります。
これは極めて利己的振る舞いと言えないでしょうか?

日本文化のもとでは「忖度(そんたく)」とか「あうんの呼吸」とか言われ、何も言われなくても相手の考えを察することが当然とされています。
この文化は別名アダルトチルドレン・依存症文化と呼んでもよいものです。
しかしこの文化に従って生きると、人生は確実に自分の思い通りに生きていけなくなります。
そうなっても日本文化は責任を取ってくれません。

        

2.利己的振る舞いと配慮の欠如は双子の姉妹

「あの人はこうして当然よね!」と心の中で考えていると、相手にそうしてもらうための段取りが手薄(てうす)になります。
それはそうです。「相手はこうして当然」と思っているのですから、そうしてもらうための努力をするはずがありません。

ここで問題になるのは多くの人は(ありのパパも含めて)自分が利己的な考えを持っているなどと思ってもいないということです。
それで自分に配慮が欠如していることにも当然のことながら気が付きません。
人間関係のトラブルに見舞われても「何で私が!」という被害者意識しか持つことが出来ません。
間違っても自分に問題があるなどとは考えることが出来ません。

しかしこれも仕方のないことです。
なぜなら人間はそんなに上出来な存在ではないからです。
トラブルが起きれば本当は自分が加害者なのに被害者ヅラをするものなのです。
なぜならそうしないと生きていけないからです。
ですからそれは仕方のないことです。

でも仕方がないとばかり言っていると人生を棒に振ってしまいますからなんとかする必要があります。
それが日々の棚卸しと呼ばれるものです。

        

3.スポットチェックはステキ・チェック

人生を棒に振るのが嫌なら、自分自身の利己的振る舞いに気づいていくしかありません。
でも大丈夫です。何も大変なことはありません。

感情が暴走するたびに即座に行うのがスポットチェック、朝の時間や夕べに行うものを日々の棚卸しと呼びますが、ありのパパ自身は日々の棚卸しを別けて考えていません。
なぜなら一日中棚卸しをしていますから。

感情が暴走するたびにやります。
心の表面にさざなみが起きた時点がやるのが良いです。
心が暴風雨のようになってからでは遅いです。

①どの感情が暴走したのかを自分自身に確かめる

恨みか?(怒りは恨みから出てきます)
罪悪感か?(倫理的問題が絡むもの)
恐れか?(不安感情は恐れから出てきます)
後悔か?(自身の間違った決断や行為に対して感じるもの)

②どの本能が傷ついたのかを自分自身に確かめる

a.共存本能か?

(人とうまくやっていきたいと願う本能)

これが傷つくと「私は駄目なやつだ」と感じて自尊心が傷つきます。
当然、対人関係も傷つきます。

b.安全本能か?

(人とトラブルがなく、安全・安心な環境を保持したいと願う本能)

目に見える部分で安全本能が傷つくと「物質面での安全」が傷ついたと言い、目に見えない部分が傷つくことを「感情面での安全」が傷つくと言います。

c.性本能か?

(性本能には公認の性関係と秘密の性関係があります)

ほとんどの人にとって性領域での暴走の原因は性本能そのものにあるのではなく、共存本能や安全本能が傷ついたことによって起きています。
このことに気づくことがステップ5の役割であるとも言えます。

d.将来野心か?

(将来野心とは上記の本能が将来に渡って充足することを求める本能)

③この問題における自分の側のあやまちの正確な本質は何か?

「相手は変えられない。変えられるのは自分だけ」というのが12ステッププログラムの前提です。
それにもかかわらず何食わぬ顔をして相手を変えてやろうと虎視眈々と狙っているのが共依存症者です。

自分自身の性格上の欠点は四つあります。
利己的・不正直・身勝手&恐れ・配慮の欠如です。
これを一つ一つ自分に当てはめていきます。
コツは一つ一つ自分に当てはめていくことです。
「これは私に当てはまらない」と思っても一応考えてみます。
こうして一つ一つ考えていくと必ず気づくことがあります。

「私は悪くない。しかし万が一にも自分にも少しは原因があるかもしれないから棚卸しをしてやる!」という傲慢極まりない態度でかまいません。
やらないよりも何万倍もマシです。
やったら必ず神の力が働き、自分の問題に気づくことが出来ます。
そしてやっている最中に自分の問題に気づき、自分のことが笑えてさえきます。

自分のことを笑えているときは正気のとき、相手に怒りを感じているときは自分が狂気に支配されている時です。

人はだれでも自分のことを笑いながら心を軽くしながら生きていくことが可能です。
どうぞ、この12ステッププログラムが提供する解決策をご自分のものにしていただきたいと願っています。

        

4.ステップ10は生涯続けるステップ

12ステッププログラムのもう一つの前提は「そんなに変わろう、変わろうとしなくても良い」というものです。
どういうことかというと、そんなに自分から変わろうとしなくても日々の棚卸しをしっかりやっていれば自然に変わりますということです。

また余りにも変わろうと力んでいるのは自分の無力を認めていないことの表れであったりもします。
だから『嗜癖(しへき)が止まっていればそれで良い。しかしその代わり、日々の棚卸しだけはしっかりやろう!』を私たちのスローガンにしたいものです。

5.日々の棚卸しを教えてあげると喜ばれる

アダルトチルドレンや依存症者が心が健康な人々に貢献できることがあるとしたら、それは日々の棚卸しの方法を教えてあげることです。
喜ばれ、感謝されること請け合いです。
余計のお世話や、余計な口出し、的はずれなアドバイスをすることに比べれば何百倍も有益です。

もちろん相手の方に「教えてくれるのも結構だけど、その前に自分がもっとしっかりと日々の棚卸しをやろうね」などと言われないようにしないといけません(笑)。

◎回復と平安を祈っています。

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