嗜癖を克服しようとするなら12ステップに取り組め!そうしたら必ず回復する!

依存症や嗜癖に悩み、なんとかしたいと願っておられる方のために、この記事を書きました。

        

1.徒労に終わる努力と効果の上がる努力

①依存症とは何か?

依存症の最大の特徴は何かといえば、それは脳の報酬系に依存症回路ができるところにあります。

この依存症回路から強迫観念と渇望現象が出てきます。

依存症回路がいったんできると、それは死ぬまでなくなることはありません。

健康な脳の報酬系の役割は本能に対してアクセルを踏むことです。

そして報酬系のまわりにある前頭葉が本能に対してブレーキを踏む役割を果たします。

このようにして人は人生行路を安全に航海できるように造られています。

しかしいったん依存症回路ができてしまうと、報酬系は本能に対してアクセル踏みっぱなしの状態になってしまい、その結果として理性は無力化されてしまいます。

これが依存症者が強迫観念と渇望現象に対して無力である真の理由です。私たちが無力なのは決して意志が弱いからでもなく、人や環境に原因があるのでもなく、ましてや生育歴に原因があるのではありません。

②医学・医療的支援は期待できるか?

はたして医学領域からの助けを期待することができるでしょうか?

これは出来る部分と出来ない部分があります。

出来る部分とは強制入院とか処置入院と呼ばれるものによって肉体の中のアルコールや薬物などの毒性を除去することです。

いわゆる毒抜きというものです。

では中・長期にわたっての医学的支援は期待できるでしょうか?

これは全く出来ないといってもいいでしょう。

依存症専門病棟から退院して家に帰るその途中でアルコールや薬物に手を出した話などは無数にあります。

またこれが依存症専門病院などで自助グループなどが積極的に開かれている理由でもあります。

もしAAやNAなどの相互支援グループに回復の効果を認めていなければ、病院内でグループを開くことを許可するはずもありません。

なぜなら12ステップグループは自ら明言するように「霊的なプログラム・スピリチュアルなプログラム」です。

医療の世界で「スピリチュアル」という言葉は禁句です。

また我が国ではスピリチュアルという言葉はうさんくさい・怪しいという一言で片付けられてしまいます。

それにもかかわらず医療の世界で受け入れられているのは実績が上がっているという一点につきます。

③カウンセリングはどうか?

認知行動療法や来談者中心療法などのカウンセリングは効果のあるものでしょうか?

これにも効果のある部分とない部分が存在します。

たとえば摂食障害を考えると、やみくもに食べる人と考えて食べる人では違いが現れるのは当然です。

ですからなぜ自分は食べ過ぎてしまうのかを考え、なるべくカロリーの少ないものを選んで食べるなどの努力は意味のあるものです。

しかしその反面、摂食障害は不快感情から逃れるために嗜癖として使われているというのが問題の核心です。

ですから問題の核心をそのままにしては嗜癖行動の根本的解決にはなりません。

根本的解決策は感情が暴走しないようにすることです。

感情が暴走しないためには本能が傷つかないようにする必要があります。

本能が傷つかないためには自分自身の性格上の欠点から来る行動パターンを使わないようにする必要があります。

しかし一般的なカウンセリングでは「あなたは悪くない」と言います。

これは無駄な罪悪感を中和する効果はありますが、では「誰が悪いのか?」ということになります。

アダルトチルドレンの依存症者が何年もカウンセリングを受けても良くならない理由はここにあります。

2.まず自分の人生を支配している行動パターンを知ることが何よりも大切

12ステップの前提は「他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」というものです。

それで他人のことはひとまず脇に置いて自分自身のことだけを問題にします。

これがステップの4と5に当たります。

一般的なカウンセリングが対症療法的になりがちなのに対して、12ステッププログラムは問題の核心は何なのかを明らかにします。

それで時間はかかりますが(かかるとはいってもわずか数ヶ月です)根本的な解決を得ることが出来ます。

その結果として生涯にわたる素面を得ることが出来るだけでなく、感情的・情緒的素面を伴う統合的ソブラエティーとでもいうべきものを獲得することが可能です。

ステップの2を踏むとは「問題が二つあるように解決策も二つある」ことを理解することです。

その二つの解決策とは共同体から受ける助けと支えであり、もう一つは霊的に目覚めることです。

霊的に目覚めるとは回復するのに充分な人格の変化であり、人格の変化とは物事の考え方や感じ方・行動の仕方(行動パターン)が変わることです。

        

3.40年間でできなかったことが、わずか4ヶ月間で出来た!

アルコホーリクスアノニマスのビッグブックには「通常は何年もかかって実現するような変化が、このプログラムによってわずか数ヶ月のうちに起きてしまう」と書かれてあります。

これが真実であることを、ありのパパは身をもって体験しました。

18歳の時にキリスト教に入信し、58歳の時に徹底して12ステッププログラムに取り組むということをしました。

信仰歴40年というわけですが、58歳の8月第二週から12月第二週の四ヶ月間で40年間の信仰では実現できなかったことがことごとく実現しました。

まさに40年間でできなかったことが、わずか4ヶ月間で出来たのです。

4.嗜癖に効果のある方法は12ステッププログラムだけだと思う

このようなわけで嗜癖を問題とする事柄に本当に効果があるのは12ステッププログラムだけではないかと考えています。

このプログラムは依存症であることを自覚する人々だけではなく、それ以外の単なる嗜癖に悩む人々にも効果があります。

ただし、中途半端ではなく徹底して12ステップに取り組むならですが。

しかし現実はそうなっていません。

なぜなら本当の意味で自分に直面することは最も怖いことだからです。

(実際にやってみれば全然怖くないことがすぐに明らかになります)

そのため一見効果がありそうなものに人は片っ端から取り組みます。

そして大切な人生の時間を無駄にします。

しかしそれもやむを得ないと思います。

どんな選択をしようとも、それは人の勝手であり自由であるからです。

また、膨大な時間を無駄にしたということはマイナスばかりではありません。

なぜなら「ほかに少しも希望がない」という状態は人を本気にさせるからです。

本気の人は躊躇することがありません。猪突猛進します(笑)。

この記事を読んでおられるあなたがどのようなところにおられるかは分かりません。

しかしもしあなたがどのような意味であっても「しへき」に悩んでおられるなら、あなたは解決の戸口に立っておられるということが出来ます。
どうぞ、前進なさいますように!

◎回復と平安を祈っています。

        

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