古い生き方(行動パターン)を切り捨てないと生きづらさが続きます!

シラフを続けていくために必要なことは何でしょうか?
それは本質的な解決策にたどり着くことです。
本質的な解決策とは生き方が変わる(行動パターンが変わる)ということです。
今日の記事はそこに焦点を当てて書きました。

        

1.しらふを続けている状態は必ずしも心地がよいものではない

何かの嗜癖に苦しんでいるときは「この嗜癖さえ取り払われるなら、自分の人生はどんなに生きやすくなるだろうか?」と感じています。
しかしミーティングに通い始めて一応のシラフを手に入れると別の感情が襲ってくるのを経験するようになります。

それはシラフの生活が心地よくないのです。
嗜癖に苦しんでいたときは、あれほど「これさえなければあとはどうでもいい」と思っていたにもかかわらずです。
このようにして私たちはなぜシラフの生活が心地よくないのかを考え始めます。

答えは案外すぐに出ます。
それは今までの人生ではムシャクシャすることがあったら、それからくるストレスを嗜癖に陥ることによって解消していたのだと。

それである人は「これは大変だ。別のストレス解消法を見つけないと!」と考えます。
しかし新しく見つけ出したストレス解消法が効果を発揮することはありません。

2.悪いストレスを解消するのは嗜癖だけ

ストレスには二種類あって、良いストレスと悪いストレスがあります。
良いストレスには一般的なストレス解消法でも効果がありますが、悪いストレスを解消するためには強烈な快楽をもたらすものでないと効果がありません。

そのため回復したアルコール依存症者や薬物依存症者がすみやかにギャンブル依存症や買い物依存症、摂食障害などへ移行していく可能性が高いのは、依存症治療に携わる医療関係者の中では常識とされていることです。

悪い種類のストレスを解消できるのは嗜癖だけです。
これは断言できます。
それで豚が洗ってやってもまた泥の中に戻っていくような真似をしたくないならば、悪いストレスそのものを溜めないようにすることだけが唯一つの解決方法です。

        

3.何が悪いストレス(不快感情)の原因になっているのか?

依存症に陥る人やアダルトチルドレン&共依存症者には生き方に共通する特徴が二つあります。

一つは人が怖いので自分が思ったことを他者に言えず、それが元でトラブルになったにもかかわらず、その相手を恨むというパターンです。

もう一つは利己的振る舞いです。
私たちは心の中で「そんなこと言わなくても分かっているだろ!私が期待したとおりに動けよ!」と思っていないでしょうか?

「そんなこと思ってません!」という人に「ではなぜあなたは怒っているのですか?」とお聞きすると、「だって動いて当然なのに動かなかったからです」
はい、白状しました(笑)。

なぜ利己的振る舞いが自尊心を傷つけるのでしょうか?
それは「人が思った通りに動かないのは自分に価値がないからだ」というとんでもない思い違いをしているからです。
その結果として(自分に価値がないことを思い知らせた)相手を恨むというメカニズムが働きます。

恨みの感情の暴走は悪いストレスそのものですから、これを放っておくと再び嗜癖に舞い戻らなければならない羽目に陥ります。

4.病的コントロール欲求への対処方法は日々の棚卸しだけ!

大概の人はステップの4から9までをやり終えたときには霊的に目覚めているものです。

しかしこの段階では霊的に目覚めているだけで未だ行動パターンは変わっていません。
それでシラフを維持することはできるようになってはいますが、悪いストレスを生み出す元が絶たれていないため、とても苦しいのが普通です。

心の中で「霊的に目覚めると心に平安が与えられるなんて一体誰が言ったんだ!」とくだをまくこともあります。(ありのパパ自身のことです)

しかし感情が動くたびに日々の棚卸しをやっていると徐々に自分の本当の問題に気がついてきます。
それが性格上の欠点である利己的振る舞いです。
人格が造り変えられるとは実はこの利己的振る舞いが徐々に収まってくることなのです。

利己的考えが刺激されて感情にさざなみが起きると、すぐに危険信号を察知し、「ほら、気をつけろよ!私が私自身のために生きていて他人のためには生きていないように、他の人たちも皆その人自身のために生きているのであり、私のために生きているわけではないのだぞ!」と自分自身に言い聞かせます。
このようにして予め利己的考えのパターンが発動しないようにします。

5.「これができたら合格」から「そういうこともあるさ。仕方ない」へ

仲間が「これがまだ出来てません」「せっかく12ステップにつながったのに申し訳ない」という言葉を聞くと「ちょっと待ってください」という気持ちになリます。
なぜなら「それがお出来になったら、あなたは無力ではないということになりませんか?」ということです。

もう一つは病的なコントール欲求が自分自身に向けられているのではないかということです。
その結果として「自分自身を厳しく裁き、そのため自己評価(セルフイメージ)が非常に低い」というアダルトチルドレンの問題行動の11番目が出てきます。

これに対する最も効果のある対処法は「どんなことがあっても大丈夫!今日も明日も私はずっと生きていく」と自分自身に言ってあげることです。

くれぐれも私たちのスタートラインが無力にあるということを忘れないようにしたいものです。

◎回復と平安を祈っています。

        

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