自分を超えた大きな力。霊的プログラム。これらが意味しているもの。

相互支援グループに属して間もない人々にとって「自分を超えた大きな力」とか、「霊的プログラム」とはどういう意味かについて理解するのが難しいと感じることもあるのではないでしょうか?

そのような疑問が解消することを願って、この記事を書きました。

        

1.霊的プログラムとは世俗的プログラムと宗教的プログラムの中間領域にあるプログラム

自分の中にある力で解決できると考えるものを世俗的プログラムと言います。
当然のことながら世の中にあるほとんどのものは世俗的プログラムに属します。

その対極にあるのが宗教に入信し、その教えに従って生きるなら問題は解決すると教えるのが宗教的プログラムです。

宗教とは単に神や仏を信じるだけのものではありません。
その本質はその宗教の教えに従って生きるなら人生の問題は解決すると約束するプログラムなのです。
そしてこれを宗教的プログラムと言います。

世俗的プログラムと宗教的プログラムの中間領域にあるのが霊的プログラムです。

霊的プログラムは私たちの中には解決するための力はないと教え、自分を超えた大きな力によって回復すると教えます。
そしてその神は自分なりに理解した神でよいと教えます。

宗教に属する人々から出てくるであろう疑問は「どんな神を信じるかという問題が生命的に重要なのではないか?」というものです。
そんな「自分なりに理解した神」などという自分オリジナルの神ではダメではないかと言うのです。

この問題には既に答えが出ています。
それは多くのクリスチャンが今まで持っていた信仰の体系では解決できなかった問題が、12ステッププログラムによって解決を得たという体験をしているのです。
これが何よりの証拠です。

また多くの未信者(神を信じていない人)がまず先に回復の体験を得たあとで「私を回復させてくださった神はキリストである」と信仰告白をしています。

ただし、この領域の問題に相互支援グループは決して口を挟まないというのが鉄則です。
もし「どんな神なのか?」という議論を初めたら、相互支援グループの一体性が損なわれてしまいますし、それこそ相互支援グループが宗教団体になってしまうからです。
そんなことは誰も願っていないことです。

2.聖い人生はシラフの生活の積み重ね

自分を超えた大きな力とは一体どんなものでしょうか?
もちろん霊的なものですから目には見えません。
目に見えないとしたら、何によって知ることができるでしょうか?

それは私たちがスリップせずにシラフの生活を続けることによって自分を超えた大きな力を体験することができます。

私たちは既に無力を認めていますから、シラフを維持する力が自分の中にはないことを知っています。
それでもなお私たちがシラフを維持できるとしたら、それは自分を超えた大きな力が私たちのシラフを維持していると考える以外にはありません。

このように自分を超えた大きな力は目には見えませんが、毎日の生活で体験できるものです。

(ここから先は主にクリスチャンに向けて書いています)

ホーリネス系のクリスチャンでなくても全てのクリスチャンにとって聖い人生は目標であり目的でもあります。
しかし多くのクリスチャンがそこに到達できずに苦しんでいることもまた事実です。

聖書が教える罪を犯さないで生きる聖い人生とは、具体的には嗜癖に陥らない人生です。
当然のことながら嗜癖に陥っていては聖い人生など絵に描いた餅に過ぎないからです。

しかし12ステッププログラムに徹底して取り組むなら嗜癖から解放され、聖い人生を歩むことが可能です。
聖い人生は罪を犯さない一日一日の積み重ねによってなるものです。

        

3.旧約聖書・出エジプト記15章26節の解釈

出エジプト記15章26節には「わたしは主。あなたを癒やす者である」とあります。
ありのパパは40年間「癒やすんだったら早く癒やしてくれよ」と思っていました。

この箇所の前の部分には「わたしが教える条件を守るなら」と条件が書かれてあるのですが、その条件を深く考えることはありませんでした。

現在ではありのパパはこの部分を「12ステップのステップ1から12に取り組むなら」と解釈できるのです。

この条件を「正しい行いをするなら」と解釈してはなりません。
なぜなら無力である私たちに正しい行いができるはずはないからです。
そもそも正しい行いができるなら無力ではありえないのです。
論理矛盾のような真似をしてはなりません。

嗜癖やアダルトチルドレンの問題行動に悩む方々が一人でも多く12ステッププログラムを使って回復を得られますようにと願っています。

◎回復と平安を祈っています。

        

どうぞコメントをお残しください。初めてコメントなさる方は必ず自己紹介をお願いします。自己紹介のないコメントを承認することはありません。詳しくはメニューの「コメントしてくださる方へ」をご覧ください。