自助グループに参加することで得られる5つのメリットをご紹介!

これからミーティングに参加しようとしている方は迷うお気持ちもお有りでしょう。
またある程度の期間参加し、これからも参加し続けるべきかと考えている方もおられるでしょう。

今日はこのような方に向けてミーティング(相互支援グループ)に参加し続けることのメリットをご紹介します。

        

1.集団で告白する力が大きいから

これは本当に不思議なことですが、自分一人で何とかしようとしているときというのは本音の中では「いつスリップしてもいいんじゃねぇ」などと考えているのです。

皆さんはそんなことはないと言われるかもしれませんが、少なくともありのパパはそうでした。

しかし相互支援グループに参加すると、周りの仲間たちは「回復したいです」と言っています。
その告白を継続的に聴いていると、自分の中にある「いつスリップしても仕方ないよね」という甘えた気持ちが知らず知らずのうちになくなってしまうのです。

2.気づきは徐々に与えられるから

依存症やアダルトチルドレン&共依存症から回復するためには『気づき』がとても大切です。
この気づきというものは小さな気づきが集まって大きな気づきになります。

ではどうしたら小さな気づきが継続的に得られるかというと、それはミーティングに定期的に参加することによってです。

仲間の話を聴くことによって小さな気づきが得られます。
また自分の話をすることによっても明確化されることがあります。

中には「メンバーの話を聞いても泣き言や毒吐きばかりでちっとも参考にならないんです」という方がおられます。
しかしそのような場合でも視点を変えると気付きが与えられるようになります。
それは「なぜこの人は長期間に渡ってミーティングに参加しているにもかかわらず回復がはかばかしくないのか?」を考えれば、「では自分はどうしたらよいか」ということに気づきが与えられます。

他の仲間はあなたのために神様から派遣された天使ではないのです。
いつもいつもあなたが聞きたいようなことを話す役者でもありません。

こちらの姿勢一つですべての人の話から気づきを得ることが可能です。

        

3.手放すのも徐々に行われる

ある程度の回復を果たすと「ミーティング参加はもういいかな?」と考えるのも理解できます。
もちろん依存症は治らない病気であり、嗜癖が止まっているのに過ぎませんから、治ったなどと高をくくっていると必ず痛い目にあいます。

しかしそのように脅かされるだけではミーティング参加へのモチベーションが上がらないのもまた事実です。

モチベーションが上がる方法があります。
それは回復の質を高めることに焦点を当てることです。

回復の質とはクオリティー・オブ・ライフ(人生の質)を高めることでもあります。

単にスリップしなければいいだけの人生ではなく(本当はそれだけでも素晴らしいのですが)、人格そのものが造り変えられてしまう奇跡を体験するのです。

霊的に目覚めるとは依存症やアダルトチルドレン&共依存症から回復するのに充分な人格の変化です。(ビッグブック)
人格の変化とはものごとの考え方や感じ方、行動の仕方が変わることです。(ACのための12ステップ44頁.下から三行目)

人格が造り変えられ続けるために最も有用な手段はステップ10の日々の棚卸しを行い続けることです。

日々の棚卸しはセルフ・カウンセリングであるとも言えます。
感情が動くたびに(アダルトチルドレンは感情が凍りつくたびに)、日々の棚卸しを行います。

日々の棚卸しを継続的にやっていて思うのは、人生が変えられるのは一瞬の出来事ではなく、生涯を通じての出来事なのだということです。

どうぞ、日々の棚卸しによって教えられたことをミーティングで分かち合ってください。
そのような営みが定着したらミーティング参加を止めようなどとは金輪際思わなくなるでしょう。

4.自分が他の嗜癖にも依存していることを気づくため

こんなことを言うと驚かれるかもしれませんが大抵の人は複数の依存症を持っているものです。
依存症とまでは言わないまでも複数の嗜癖を持っている人などザラにいます。

しかし「だから仕方ないよね」で終わらせることができないのが依存症者の悲しい性(さが)です。
なぜなら依存症者は嗜癖を放っておくと、いつのまにかそれが依存症へと移行しているのです。

そして依存症に移行してしまったら、強迫観念と渇望現象に対して無力ですから何ともならなくなります。
そうしたらまた初めからやり直しです。
こうならないためには『単なる嗜癖』の領域でとどまっている間に処置をすることです。

そのためには気づくことが大切です。
しかしこの地上で一番気づかない人々が依存症者ではないでしょうか?
他人から見たら異常極まりことを「こんなこと当たり前だよね」みたいな顔をして平気でいるのです。
これは誰あろう、ありのパパ自身のことを言っています。
「えっえ〜!これもダメなのか?あれもダメなのか?」と気づかせられることばかりなのです。

その気付きの多くはミーティングでの仲間の話から得られます。

5.自助グループにおいて私たちは真の共同体体験をする

依存症になる人やアダルトチルドレン&共依存症者は他者と人格的な関わりを持たずに生きてきた人が多いようです。
育った家庭も家族と言うよりは下宿屋だったり、悪くすれば虐待や養育放棄の機能不全家族だったりします。

このように他者との人格的関わりを持たずに生きてきた人にとっては「人格的関わりって何?それおいしいの?」という感じですから、人格的関わりを育んでいくことはとても難しいのです。

しかし依存症を「人を信頼できない病」であると定義した医師もいるほどに依存症者と他者との信頼関係は重要です。
この関係を築けないと依存症から本当の意味で回復することは難しいことになります。

ほとんどの依存症者やアダルトチルドレン&共依存症者にとって相互支援グループは人生で初めて経験する人格的関わりを伴う共同体です。

初めは他人行儀な振る舞いから始まって、慣れてくると共依存丸出しで仲間を病的にコントロールしようとしたりしてトラブルを起こしたりもしますが、トンネルを抜けると共同体が文字通り相互支援する対等な関係の集まりであることを自覚するようになります。

そうなったらしめたものです。
その人は共同体(相互支援グループ)の中で人格的関係とは何かを学ぶようになります。

どうでしょうか?相互支援グループはこのように価値のあるものです。
どうぞ、この記事をお読みのあなたがもしミーティングに参加しておられるなら、そのミーティングを大切になさってください。
そしてその共同体の中で回復・成長の歩みをなされますように。

◎回復と平安を祈っています。

        

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