アダルトチルドレン行き過ぎた責任感と過剰な世話焼きは嗜癖そのもの

アダルトチルドレンの問題リストの6番目には「私たちは行き過ぎた責任感を持ち、過剰な世話焼きをすることによって自分の問題を見ないようにする」とあります。
今日はこの問題を考えます。

1.問題に気づく

リアルのミーティング会場でトラブルが起きたことがありました。
その時のありのパパの心の反応は自分でも以外なものでした。
それは「ここで死んでもいい」というものでした。
大立ち回りを演じている人を相手にしつつも充足感を感じているのでした。

これは戦争中毒だと思いました。
戦争に参加している時だけ生きていると感じられる。
それが戦地から戻ると抜け殻のようになってしまう。
まさに自分はこれでした。

同時にアダルトチルドレンの問題リストの6番目「行き過ぎた責任感と過剰な世話焼き」に当てはまることも明白でした。

2.依存症の嗜癖行動として理解する

なぜ行き過ぎた責任感と過剰な世話焼きが出てくるかというと、それは不快感情から逃れるために嗜癖として利用しているからです。

アルコール依存症者がアルコールを嗜癖として用いるように、アダルトチルドレンは「行き過ぎた責任感と過剰な世話焼き」を嗜癖として用いています。

ある方は「そんなばかな!」と思われるかもしれません。
しかしよく考えていただきたいのです。
思い当たるフシはありませんか?

ありのパパにはトラブルが起きるとウキウキするという困った性質があります。
困ったと言っているのですが、なにか嬉しくてたまらないのです。

誰かに相談されると「よ〜し、この難問を解決するぞ!」とやる気がもりもり湧き上がってきます。

誰にも相談されないと「俺なんかいてもいなくてもいいんだ」と世をはかなんでしまうのです。
自分でもばかじゃないかと思うのですが。

3.問題の原因は何か?

不快感情から逃れるために嗜癖に走るのですから、問題解決は感情を暴走させないことです。
感情を暴走させないためには本能が傷つかないようにすることです。
本能が傷つかないためには自分自身の性格上の欠点からくる行動パターンを使わないようにすることです。

人が怖いという人への恐れがあると不正直な行動に陥ります。
その不正直な行動をしている自分を見て、自分自身は「お前は本当にダメなやつだな」と思い、共存本能の自尊心が傷つきます。

また「こんな人間関係の持ち方をしていると今はまだなんとかなっているけれど将来必ず人間関係が破綻する」と将来野心の感情面での安全が傷つきます。

こうしてズタボロに本能が傷つくと感情が暴走します。
そして不快感情から逃れるために嗜癖に陥るというお定まりの行動に走るというわけです。

4.行動パターンを変える

12ステップの世界では「問題の原因が明らかになったら解決策もおのずと明らかになる」と言われます。

古い行動パターンが原因であれば古い行動パターンと対極にある新しい行動パターンを使って生きていくことが解決策です。

意志には一つの特徴があります。
それはあることに集中していると他のことを締め出してしまうという性質です。
この性質をうまく活用します。

新しい行動パターンは古い行動パターンの対極にあるものでなければなりません。
なぜならそうでないと古い行動パターンを取り除くことができないからです。

「すべての人に対して敬意をもって接することに全力を尽く」していると、意志は他のことを自分の中から締め出してしまいます。
この場合は「人が怖いという人への恐れ」を締め出してしまうのです。
そうすると恐れが動機となって不正直な対応に陥るという古い行動パターンが発動しないというわけです。

5.統合作業によって回復する

ありのパパは統合作業を毎朝行っていますが、その中で気づきが与えられるように祈ります。

問題行動には気づくだけで問題行動を起こさなくなるものと、気づいただけでは何ともならないものがあります。

問題リストの6番目には二つの側面があります。

一つは「自分は今までの生涯で行き過ぎた責任感と過剰な世話焼きを発揮してきた」ということに気づけば、その行動にブレーキが掛かります。
この部分は気づくだけで問題行動をストップできます。
この領域は統合作業が担当する部分です。

しかしなぜ行き過ぎた責任感と過剰な世話焼きが出て来るのかという部分は気づいただけでは何ともなりません。
この部分は棚卸し(ステップ4・10)の対象となります。

◎回復と平安を祈っています。

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