12ステップはトラブルが起きる原因を3つに分けて理解する

12ステップは人間を3つに分けて理解します。
この分け方が自分自身を含めて人間理解のためには効果的であることを体験的に知りました。
では12ステップは人間をどのように3つに分けているのでしょうか?

1.感情と本能と性格上の欠点から来る行動パターンに分けて理解する

12ステッププログラムは人を3つの領域に分けます。
すなわち感情と本能と性格上の欠点から来る行動パターンです。

そしてそれぞれを今度は4つに分けます。

2.感情を4つに分ける

感情は恨み・罪悪感・恐れ・後悔の4つに分けます。
ただし、これは感情と言っても不快感情だけです。
それ以外の喜びであるとか、悲しみは感情に入れません。

なぜなら人生が思い通りに生きていけなくなるのは感情が暴走した結果、そこから逃れたくて嗜癖に走るようになったからです。
感情が暴走するのは不快感情だけです。

感情を抑えようとしてはなりません。
これは日本人がよくやることではあります。
なぜ感情を抑えようとするかと言うと、楽ちんだからです。

感情そのものはコントロールできないことを知って、どうしたら結果として感情をコントロールできるようになるだろうかと考えることは面倒くさいことには違いありません。

しかしそれをしないで楽ちんな方法ばかりを選んでいると精神的・肉体的病気に罹患する危険が増大します。

3.本能を共存本能・安全本能・性本能・将来野心の4つに分ける

共存本能には自尊心と対人関係があり、安全本能には感情面での安全と物質面での安全があり、性本能には秘密の性本能と公認の性本能があります。
将来野心とは共存・安全・性の本能が将来にわたって満たされることを求める本能です。

本能が傷つくことそのものはコントロールできません。
本能を傷つけないようにしようとしてやっていることは、実際はお芝居に過ぎません。
本当は自尊心が傷ついているのに傷ついていないふりをします。
これを長く続けていると、やはり精神的・肉体的病気に罹患する危険があります。

4.短所は利己的・不正直・恐れ・配慮の欠如に分かれる

短所がいかに多くあったとしても、煎じ詰めれば結局はこの4つにまとめることができます。

感情と本能はコントロールできませんが、行動パターンだけはコントロール可能であり、変えることが出来ます。

ということは、この4つの短所から来る行動パターンを変えることができれば本能は傷つかず、本能が傷つかなければ感情は暴走せず、感情が暴走しなければ不快感情から逃れるために嗜癖に陥る必要もなくなります。

行動パターンとは何か?

行動パターンとは、ある特定の状況である条件が揃うと無意識のレベルで同一の反応を繰り返すことを言います。

例えばありのパパの場合、人が怖いという人への恐れが動機となってことあるごとに人々に対して不正直な対応をしました。
そして不正直な対応が原因となって人々との間にトラブルが置きました。
そのトラブルが起きた人々を(自分が不正直な対応をしたのが原因であるということを棚に上げて)一方的に恨みました。

これによって本能の自尊心や対人関係が傷つきました。
またあるときには将来野心の感情面での安全が傷つくこともありました。

本能が傷ついた結果、感情が暴走し、不快感情から逃れるために嗜癖に陥らせようとする圧力が増大しました。

5.どうやって行動パターンを変えていくか?

多くの人々が自分自身の性格上の欠点から来る行動パターンを変えようとせず、感情と本能を変えようと悪戦苦闘しているように見えます。

しかしそんなことをしても不毛な結果に終わるだけです。
唯一効果のある方法は行動パターンを変えることです。

そして行動パターンは変えることができます。
どうやって変えることが出来るのでしょうか?

①新しい行動パターンによって古い行動パターンを上書きする

古い行動パターンを直接取り除こうとしてはなりません。
そんなことをしてもうまく行きません。

恐れが短所の中心を占めている場合に有効なのが『すべての人に敬意をもって接することに全力を尽くす』行動パターンです。

なぜなら敬意をもって接することに全力を尽くしている時だけ、あなたは人への恐れを感じなくて済むからです。
人への恐れを自分の中から締め出すことができれば、不正直な対応に陥ることもなくなり、不正直な対応に陥ることがなくなれば人々との間にトラブルが起きることもなくなります。

そうすれば本能は傷つかず、感情は暴走しません。

②新しい行動パターンを例外なく実行する

新しい行動パターンの割合を少しずつ増やしていこうなどと、ありのパパからすると寝言のようなことを言っておられる方が時々います。

これでは決してうまく行きません。
なぜなら100%例外なく実践する時だけ効果のある方法だからです。

③失敗はない。あるのは日々の棚卸しの材料だけ

「うまくいかない。うまくいかない」とまるで念仏を唱えるように仰る方もいます。
しかしうまく行かないのではないのです。
ただ、日々の棚卸しの材料が提供されているのに過ぎないのです。

くじけずに、思ったように行かない原因を探ります。
「どの感情が暴走したのか?」「どの本能が傷ついたのか?」「こちらの側の欠点の正確な本質は何か?」「埋め合わせするべきことはあるか?」「祈りと黙想は行ったか?」

「うまく行かなかった」というところで終わってしまうので、うまく行かないのです。
うまく行かない本当の原因は日々の棚卸しをやっていないところにあります。

理屈ばかりをいくら理解したとしてもそれでは足りません。(もちろん理論を理解することが先決ではありますが)
コツコツと実践を積み重ねるのでなければ分からないことも一杯あります。

◎回復と平安を祈っています。

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