短所が人生を駄目にしてしまう理由と短所を取り除くたった一つの方法

1.感情の暴走は止められない。止めようとしたら病気になる

恨みの感情の暴走が怒りの爆発に繋がるのをみなさんはよくご存知でしょう。
また恐れの感情の暴走は病的な不安感情を生み出し、そこから逃れるために様々な刺激に嗜癖するようになることもご存知かもしれません。

それで多くの方々は、この感情をなんとかしようとします。
しかし感情は何とかしようとしても何ともなりません。

もし怒りの感情(怒りは恨みの感情から出てきます)を抑えようとしたら、それは圧力鍋の蓋をロックをしないで手で抑えているようなものです。
熱が加えられると(社会生活でストレスを受けると)圧力鍋は熱くなってとても手では抑えていることができなくなります。

そのため多くの人々は「我慢しようとしたのだけど我慢できずに怒りを爆発させてしまった」と言います。

もし恨みなどの不快感情に蓋をして、我慢する、感じないようにするなどの手を使うと、精神的・肉体的な病気になる危険があります。

だからくれぐれもお願いしたいことは感情を抑えようとしないことです。

2.本能が傷つくのは止めようがない。止めようとしたら病気になる

感情が暴走するのは、本能が傷ついたのが原因です。
それで感情が暴走しないためには本能が傷つかないようにすることが必要です。

多くの方々はこれを間違った方法で成し遂げようとします。
それはセルフイメージをアップさせる、自尊心を高くするなどです。

そんなことはやろうとしても出来ることではありません。
セルフイメージに高いも低いもありません。
あるのは間違ったセルフイメージだけです。

実際にやっていることはお芝居に過ぎません。
実は傷ついているのに傷ついていないふりをしたり、本当は感情面での安全が脅かされているにもかかわらず脅かされていないふりをするなどです。

これを続けていると自分自身に致命的なダメージを与えることになります。
それはそうです。
自分自身は何が本当で、何が嘘なのかわからなくなりますから。
だから、こんな事をしてはなりません。

本能が傷ついたときは、それを正直に認めることです。
そして傷ついたことを何とかしようとするのではなく、なぜ傷ついたのかを考えることです。

3.本能が傷つく本当の理由

本能が傷ついたとき大抵の場合、「私は全然悪くない。他人が全部悪い」と思うものです。
「私は誠実に生きているし、正直でもある。それにもかかわらず無遠慮な他人によって傷ついてしまった。私は被害者である」という感じです。(アダルトチルドレンの問題リストの5番目)

しかし12ステップの4と5に取り組むことによって、真犯人は別にいることに気づきます。
それは自分自身の性格上の欠点から来る行動パターンが本能が傷ついた真の原因だったということです。

性格上の欠点には4つあり、利己的・不正直・恐れ・配慮の欠如です。

この性格上の欠点から来る行動パターンが本能が傷ついた真の原因です。

ありのパパを例にすると、私には「人が怖い」という人への恐れがあります。
この人への恐れが、ことあるごとに人々に対して不正直な対応を取らせました。
例えば、ある方が「ありのパパさん。Aがいいですか?Bがいいですか?」と聞いてくださったとします。
その時ありのパパは心の中で「本当はAが欲しいが、Aが欲しいと言ったら人間関係にヒビが入るかもしれない」とか「馬鹿だと思われるかもしれない」と恐れました。

それで自分の本心と異なる「Bでいいです」と答えてしまいます。
そうすると、その方はありのパパの本心などわかるはずもありませんからBをくださいます。

自分の不正直な対応は棚に上げて、「この人は私はAがほしいにもかかわらず、Bをくれた」と心の中で恨みました。

その結果、本能の中の自尊心や対人関係、あるいは感情面での安全が傷つきました。

4.変えることが出来るのは性格上の欠点から来る行動パターンだけ

感情が暴走するのも、本能が傷つくのも変えられません。
変えられるのは性格上の欠点から来る行動パターンだけです。

そして行動パターンを変えることができれば、本能が傷つくことがなくなります。
本能が傷つかなければ感情が暴走することはありません。
感情が暴走しなければ不快な感情から逃れる必要もなくなります。

そもそも私たちが嗜癖に陥るのは、不快な感情を感じたくないためですので、不快感情が生み出されなければ嗜癖に陥らせようとする圧力もなくなります。

これが12ステッププログラムが提供する依存症からの解決策なのです。
そしてこれらを実践できるほどに理解することを『霊的に目覚める』と言います。

5.具体的やり方

多くの人々が「性格は変わらない」と言います。
果たして本当のことでしょうか?

いいえ、これはウソです(笑)。
性格は変えることができます。

ではどのようにして変えるのでしょうか?
それは古い行動パターンと対極にある新しい行動パターンを例外なしに100%実践することによってです。

人が怖いという人への恐れが古い行動パターンの動機になっている場合に、恐れを取り除こうとするのは徒労に終わります。
なぜなら恐れを取り除くことが出来るのなら、それはそもそも恐れているとは言えないからです。

このような論理矛盾・支離滅裂なことをしてはなりません。

ではどのようなやり方が正解なのでしょうか?
それは『すべての人に敬意をもって接することに全力を尽くす』ことによってです。
騙されたと思って「敬意をもって接することに全力を尽くす」なら、そのときだけは人への恐れを感じなかったことにあなたは気づかれるでしょう。

これを例外なくやります。

例外なくできないのは、相手の方があなたの価値基準に反する場合です。
「人々は私の思ったとおりに行動すべきである」と思い込んでいると、自分の価値基準通りに動いている人には愛想がいいのですが、価値基準に反する人に遭遇した場合、あなたは不機嫌になります。

自分自身が内心不愉快に感じている人に敬意をもって接するのは不可能です。
しかし敬意をもって接しないと、あなたの中に再び人への恐れが侵入してきます。

さぁ、あなたはどちらをお選びになりますか?
あなたの前には2つの選択肢があります。

一つは、自分の価値基準を人々に押し付けることを止め、人々をありのままに受け入れ、その上で敬意をもって接する新しい生き方です。

もう一つは、自分の人生が思い通りに生きていけなくなった真の原因である古い行動パターンが命じるままに旧態依然の生き方を続けることです。

◎回復と平安を祈っています。

どうぞコメントをお残しください。初めてコメントなさる方は必ず自己紹介をお願いします。自己紹介のないコメントを承認することはありません。詳しくはメニューの「コメントしてくださる方へ」をご覧ください。